2011年8月28日日曜日

ロケットマン、3ヶ月ぶりを5馬身差の楽勝

8月28日に行われたシンガポールのクランジステークスA(オープン戦みたいなものでしょう)に、スプリンターズステークス出走予定のロケットマンが出走し、2着に5馬身差をつけて楽勝しました。

クランジステークスAのレース映像(動画プレイヤーが起動します) 。

2着のフライイングフルトンは今年、G1パトロンズボウル(1600m)で1着から0.8馬身差の3着、G1シンガポールダービー(2000m)で1着から3.3馬身差の4着しています。

3着のベタービーザワンは、今年のG1ライオンシティカップ(1200m)でロケットマンから5馬身差2着、国際G1クリスフライヤー国際スプリント(1200m)ではロケットマンから8.4馬身差の9着でした。

ロケットマンは約3ヶ月ぶりのレース、ベタービーザワンは7月に1度使っていますから、今回の着差であれば十分に体制が整っていると見るのが妥当でしょう。このあとは調整を続けて9月17日に日本へ向けて現地を発つようです。


ショウ調教師「馬体にすこしの余裕を持たせておくために、いくらか調整方法を変えてきました。調教ではわずかに遅めの時計で行いました。(日本への)旅でいくらか体重が落ちるはずなので、ぎりぎりに仕上げることの無いように注意してきました。まだまだ時間はあります。」

ヴォルスター騎手(本番ではコーツィーが騎乗予定)「ムチを見せるだけでよく、叩きはしませんでした。彼はすぐに反応しましたから、日本への輸送があるので疲労の残らないようにしたかったのです。向こう正面では完全に自分のペースで走り、4コーナーでは追うと良い加速を見せてくれました。この一叩きでもう少し良くなると期待しています。歳をとるにつれてピークに持っていくまで少し時間がかかるようになっていますが、それでもすべて上手く行っているように感じています」


↑ まあだいたいあってる訳のはずです。 ↓ オッズの1.06倍は最低払戻し額。日本なら1.0倍になっていたことは間違いないです。

クランジステークスA(Kranji Stakes A)
2011年8月28日、シンガポール・クランジ競馬場、ポリトラック1200m
6頭、レース結果
セクショナルタイム:
400M 0:25.05    600M 0:36.35    800M 0:48.00    1000M 0:59.10
着順馬名性齢
オッズ
着差通算成績
1ロケットマン
Rocket Man
6セン
1.06倍
1分10秒6321戦【17-4-0-0】
2フライイングフルトン
Flying Fulton
5セン
216倍
514戦【4-2-2-6】
3ベタービーザワン
Better Be The One
5セン
129.4倍
19戦【3-2-3-1】

スプリンターズステークス出走予定ロケットマンの調整は順調

フランス準重賞クレールフォンテーヌ大賞、アフェールデタは5着

8月27日に行われたフランスの準重賞クレールフォンテーヌ大賞に、ヴィジョンデタの全弟アフェールデタが出走しましたが、1着から7・1/4馬身差の5着に敗れています。

アフェールデタは、ディープインパクト産駒アクアマリンの2戦目ラムシン賞で1馬身差の2着でした。

クレールフォンテーヌ大賞を勝ったのは人気薄のドイツ馬セイスモス Seismos。2着に、牝馬G1サンタラリ賞1・1/4馬身差5着、牝馬G3プシシェ賞1・1/2馬身差5着のカメリアローズが、3着に準重賞3着1回5着1回のこれも人気薄 Sant'alberto が入っています。

カメリアローズを除けば特に強いメンバーでもなかったのにアフェールデタが好走出来なかったのでは、準重賞以上でのアクアマリンの実力もちょっとどうかという疑いを持ってしまいます。

しかしおなじクレールフォンテーヌ競馬場・芝2400mという条件のラムシン賞とクレールフォンテーヌ大賞は、前者が2分39秒70、後者が2分45秒80という勝ちタイムでした。どちらも重馬場でしたが、今回は特に遅いタイムだったので、参考外としてもいいのですが、さてどうか。


出走は確定では無いですが、アクアマリンの3戦目は9月2日の準重賞リアンクール賞の可能性があります。

米G2デルマーマイルH.、カラコータドが重賞2勝目

8月27日に行われた米G2デルマーマイルハンデは、前走G1エディーリードS.3着のカラコータードがゴール直前で差し切って優勝、1年と半年振りの重賞2勝目です。

サンタアニタダービー3着、プリークネスS.8着のミスターコモンズが2着に、グレードレース初出走のカラモンコが最低人気で3着に入りました。

デルマーマイルH.のレース映像

デルマーマイルH.(Del Mar Mile Handicap)
2011年8月27日、アメリカ・デルマー競馬場、芝1マイル
3歳以上、G2、6頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1カラコータド
Caracortado
4セン
2.4倍
J.タラモ1分34秒2417戦【8-2-3-4】
G1競走2着2回3着2回
2ミスターコモンズ
Mr. Commons
3牡
3.7倍
M.スミスハナ7戦【3-1-1-2】
サンタアニタダービー3着
3カラモンコ
Calimonco
5牡
13.4倍
V.エスピノーザ1/225戦【4-7-6-8】

米G1キングスビショップS.、ケイレブスポッセがG1初勝利。ハナ差2着のアンクルモーは引退も?

8月27日に行われた米G1キングスビショップステークスは、G1ウッドメモリアルS.3着以来5ヶ月ぶりの復帰戦が注目されたアンクルモーが最後の直線でいったん抜け出しましたが、外から追い込んだゴール直前でケイレブスポッセがハナ差だけ差し切って優勝しました。

ケイレブスポッセは、前走のG2アムステルダムS.を4馬身差快勝してしました。これで重賞3勝目。G1は初勝利です。ベルモントS.で騎乗停止を食らったマラージ騎手が、そのときの被害騎手ヴェラスケスを差し切ったというのがオモシロイ。


アンクルモーはウッドメモリアルS.後に検査で肝臓に異常があることを示す数字が出て本命視されていたケンタッキーダービーなどを回避、今回が肝臓の感染症からの復帰戦で、しかも発走時に落鉄していたようです。このレース振りなら合格点でしょう。

ただしアンクルモーの次走は不明。オーナーは「つらい敗戦です。馬にとって正しい決断をしなければなりません。アンクルモーは私と友人、家族にとって特別な存在です。正しいことをする必要があります。このレースのあとでは何が正しいのか分かりません」「これが最後のレースになるとしても驚きはしません」と引退を匂わせる発言をしています。体調面でというより精神的に問題があるのではないかと疑っている(心配している)ようです。

2歳時は4戦して合計24馬身差、BCジュベナイルなど2歳G1を2勝。負けたのは明らかに体調に問題のあったウッドメモリアルと、それからの復帰戦である今回だけ。いま引退しても種牡馬としての価値はそれなりにあるでしょうが、それにしても結論を急ぎすぎているように感じるのですが・・・


2011年キングスビショップS.のレース映像。7番枠で4,5番手追走がアンクルモー、2番枠で最後方から競馬するのがケイレブスポッセです。


キングスビショップS.(Foxwoods King's Bishop Stakes)
2011年8月27日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート7ハロン
3歳、G1、8頭、レース結果レース動画予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ケイレブスポッセ
Caleb's Posse
3牡
6.9倍
R.マラージ1分21秒5914戦【7-2-1-4】
G3オハイオダービー1着
2アンクルモー
Uncle Mo
3牡
2.15倍
J.ヴェラスケスハナ6戦【4-1-1-0】
2歳G1を2勝
3ジャスティンフィリップ
Justin Phillip
3牡
35.25倍
R.ドミンゲス2・1/212戦【3-1-5-3】
ウッディースティーブンス
1着(G2)

米G1バレリーナS.、ヒルダズパッションが9馬身差でG1初勝利

8月27日に行われた米G1バレリーナステークスは、ヒルダズパッションが9馬身差の逃げ切り圧勝で重賞5勝目を挙げました。G1は初勝利です。前走のG3ベッドオロージズH.では、先行馬に厳しい展開で6着と敗れていましたが、G1ヒューマンディスタフS.2着の実力を見せました。

2着に前走G2オナラブルミスH.勝ちなど重賞3勝のターヒールマムが、3着に前走G3ベッドオロージズH.勝ち馬タマリンドホールが入っています。

2011年バレリーナS.のレース映像。


1番人気で重賞3連勝中(ヒューマンディスタフS.などG1競走2勝)のサシーイメージは出遅れた上に終始外へ逸走気味で、5着から11馬身差の最下位6着に敗れました。

バレリーナS.(Ballerina Stakes)
2011年8月27日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート7ハロン
3歳以上牝馬、G1、6頭、レース結果レース動画予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ヒルダズパッション
Hilda's Passion
4牝
3.55倍
J.カステリャーノ1分22秒0614戦【8-2-0-4】
2ターヒールマム
Tar Heel Mom
6牝
4.65倍
A.ソリス9・1/429戦【11-8-5-5】
重賞3勝
3タマリンドホール
Tamarind Hall
4牝
6.4倍
D.コーエンクビ19戦【7-1-3-8】
前走が重賞初出走

米G1トラヴァースS.、ステイサースティーがG1初勝利

8月27日に行われた米G1トラヴァースステークスは、前走G2ジムダンディS.を4馬身差快勝していたステイサースティーが連勝しました。重賞3勝目。ホープフルS.2着、ベルモントS.2着とG1で2着2回があるステイサースティーのG1初勝利です。

 カステリャーノ騎手はこのレース2連覇。またステイサースティーの父バーナーディニは2006年に(カステリャーノ騎手で)このレースを勝っており、父仔制覇となりました。順調であれば、10月1日のG1ジョッキークラブゴールドカップから、11月5日のBCクラシックへと進む予定です。

 カステリャーノ騎手「今日は落ち着いていて、スムーズに外に出すことができました。それが今日の勝因だと思います。彼が3歳世代最強であることを見せてくれました。」

2011年トラヴァースS.のレース映像。


プリークネスS.勝ち馬で前走ハスケル招待H.2着のシャックルフォードは8着に、また、ベルモントS.勝ち馬で ハスケル3着のルーラーオンアイスは4着に敗れています。ハスケル勝ち馬コイルは2番人気に支持されましたが最下位10着で、単勝以外は波乱の結果になりました。


トラヴァースS.(Travers Stakes)
2011年8月27日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート10ハロン
3歳、G1、10頭、レース結果レース映像予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ステイサースティー
Stay Thirsty
3牡
3.4倍
J.カステリャーノ2分03秒0310戦【4-3-0-3】
G3ゴッサムS.1着
2ラトルスネークブリッジ
Rattlesnake Bridge
3牡
15.1倍
J.ヴェラスケス1・1/46戦【2-3-0-1】
G2ジェロームS.4着
3ジェイダブリューブルー
J W Blue
3牡
33.75倍
C.ヴェラスケス1・1/210戦【2-2-2-4】
G1アーカンサスD6着

亜G3メキシコ賞、トリステザキャットが重賞9勝目

8月26日に行われた亜G3メキシコ賞は、前走で同コース同距離のパナマ共和国賞を制していたトリステザキャットが、同レース4・1/2馬身差3着のストーミーレイダーナにハナ差まで迫られましたが、何とか押さえきって重賞9勝目を挙げました。

2011年G3メキシコ賞のレース映像。3番枠の黒い帽子がトリステザキャット。



メキシコ賞(Premio Clasico Mexico)
2011年8月26日、アルゼンチン・パレルモ競馬場、ダート1000m
3歳以上牝馬、G3、4頭、レース結果、レース動画予備(要登録)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1トリステザキャット
Tristeza Cat
5牝
1.35倍
J.Noriega55秒5826戦【14-5-4-3】
G1ブエノスアイレス国際大賞2着
2ストーミーレイナダ
Stormy Reinada
4牝
6.2倍
A.Domingosハナ13戦【4-4-3-2】
カルロストムキンスン賞3着
3ボーンワイルド
Born Wild
6牝
2.3倍
H.Betansos2・1/239戦【8-9-8-14】
G2ベネズエラ賞3着

英ダービー馬プールモワが引退、種牡馬入り

今年の英ダービーを制したプールモワ Pour Moi の引退が発表されました。金曜日の調教中に球節付近をひどく傷めたとのこと。

プールモワは通算5戦3勝。2歳時にデビュー2戦目で勝ち上がると、3歳に一戦叩いたあと、仏G3グレフュール賞で優勝。続く英ダービーでは道中最後方から猛然と追い込み、ゴール前でトレジャービーチをアタマ差交わして優勝しました。

英ダービーのレース映像 - YouTube
英ダービー、フランスのプルモワが優勝(過去記事)


ケガの原因は「overreach」とあるので、辞書によると後脚の蹄を前脚の後ろ側にぶつけたことによるようです。

父モンジュー、母グウィン、母父ダルシャーンの血統。プールモワは父モンジューもいるクールモアで2012年から種牡馬入りする予定です。


プールモワで英ダービー初勝利したアンドレ・ファーブル調教師「最後の2戦で見せてくれたように、もっともファンタスティックな末脚を持っていました。明らかに私が管理した中で最高の 1頭です。」


マイケル・バルザローナ騎手「とても残念でとても不運なことです。しかし引退後がすばらしいものであるように願っています。他に何を言えばいいのか分かりませんが、とても悪い知らせです。」「彼は最大の栄光をもたらしてくれました。それはもっと続いた可能性もありましたが、しかしそのような出来事の一部であったことに興奮しています。彼との記憶を持ち続けるでしょう」

2011年8月27日土曜日

ディープ産駒アクアマリンはG1オペラ賞にもエントリー

ディープインパクト産駒で2戦2勝のアクアマリンは、凱旋門賞当日(10月2日)の仏G1オペラ賞に登録しています。

オペラ賞はロンシャン競馬場・芝2000mで行なわれる3歳以上牝馬限定競走です。 数日前に書いたようにアクアマリンは、9月2日の準重賞リアンクール賞(ロンシャン競馬場・芝2100m)と、9月25日のドイツG3 Kölner Herbst Stutenpreis(ケルン秋季牝馬賞、・ケルン競馬場・芝2200m、3歳以上牝馬限定)とに登録しています。日程的にリアンクールを使って、ケルンかロンシャンに行く可能性が高そうです。


オペラ賞には、G1競走6勝のミッデイ、ご存知スノーフェアリー、G1ジャンロマネ賞でワンツーしたアナウンスとタイムピース、仏3歳牝馬2冠のゴールデンライラック、仏オークス2着馬でG2ギョーム・ドルナーノ賞ではゴールデンライラックに雪辱して優勝したガリコヴァなどが登録しています。

英オークス独オークスを制したダンシングレインは、エリザベス女王杯に出走を予定していることもあってか、名前はありません。これまでフランスのレースには一度も出走していないですが)

例えばミッデイは10月15日の英G1チャンピオンS.も狙っているなど、上記のうちどこまでがでてくるか分かりませんが、強敵ぞろいになることは確実なレースなので、リアンクール賞でオーナーや調教師にオペラ出走を勇気付けるような強い競馬を期待したいです。



なお10月2日のロンシャンでは、ナカヤマフェスタとヒルノダムールが凱旋門賞に、ハットトリック産駒のダビルシムが2歳G1ジャン・リュック・ラガルデール賞に、と日本馬・日本関連馬が3頭も出走を予定しているので、アクアマリンも加わってより豪華なメンバーになって欲しいなと思います。

他にナカヤマナイトも前日、10月1日のG2ドラール賞に出走予定していますが、同レースにはディープ産駒バロッチもエントリーしています。

※リアンクール賞の出走も確定しているわけではありません。

2011年8月25日木曜日

豪G3シルヴァーシャドウS.、ペインインザグラスが重賞初勝利

8月20日に行われた豪G3シルヴァーシャドウS.は、G1サイアーズプロデュースS.3着、G1シャンペンS.2着のパインインザグラスが勝ち、重賞初勝利を挙げました。

シルヴァーシャドウS.のレース映像

レース名(Silver Shadow Stakes )
2011年8月20日、オーストラリア・ウォーウィック競馬場、芝1200m
3歳牝馬、G3、頭、Heavy、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1パインインザグラス
Pane In The Glass
3牝
2.25倍
C.ウィアムズ 1分13秒428戦【4-2-2-0】
豪G1シャンペンS.2着
2フロレンティーナ
Florentina
3牝
7.0倍
C.ブラウン0.2馬身4戦【1-2-0-1】
3ストリーマ
Streama
3牝
5.5倍
H.ボーマン 0.2馬身5戦【1-2-1-1】
G3スウィートエンブレイスS.2着(頭)

豪G2ウォーウィックS.、ピンホイールが重賞2勝目

8月20日に行われた豪G2ウォーウィックステークスは、2走前にG3 W.J.ヒーリーS.を勝っていたピンホイールが重賞2勝目を挙げました。父ロンロと親子2代制覇です。

ピンホイールは24戦目で、1400m以上のレースは今回が初出走。2着のアイラブディスシティが4ヶ月ぶりだったとはいえ、その休養前の3走は、G1ランドウィックギニー1着のほか、G1で2連続5着(それぞれ14頭、17頭立て)なので価値の高い勝利でした。次走は9月3日、芝1600mのG2チェルムスフォードS.を試してみるそうです。

2011年ウォーウィックS.のレース映像

ウォーウィックS.(Markey Saddlery Warwick Stakes)
2011年8月20日、オーストラリア・ウォーウィック競馬場、芝1400m
3歳以上、G2、12頭、Heavy、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ピンホイール
Pinwheel
6セン
2.7倍
K.マクエヴォイ 1分25秒8624戦【10-8-3-3】
豪G1グッドウッドH.3着
2アイラブディスシティ
Ilovethiscity
4セン
7.0倍
B.アブドゥラ1.8馬身14戦【4-3-1-6】
G1ランドウィックギニー1着
3スターツミーアップ
Startsmeup
4セン
13倍
P.ハマースリー0.1馬身18戦【4-4-5-5】
G3ハイエスS.3着

豪G3アップ・アンド・カミングS.、マナワヌイが4馬身差快勝

8月20日に行われた豪G3アップ・アンド・カミングステークスは、マナワヌイが2着に4・1/2馬身差をつける快勝で重賞初勝利を挙げました。デビュー戦3着以降は3連勝と順調で、次走は9月10日のG1ゴールデンローズS.(芝1400m)に追加登録料を払って出走する可能性が高そうです。

アップ・アンド・カミングS.のレース映像。中団につける黄色の帽子がマナワヌイです。

アップ・アンド・カミングS.(Jdc Floors Up & Coming Stakes)
2011年8月20日、オーストラリア・ウォーウィック競馬場、芝1300m
3歳、G3、7頭、Heavy、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1マナワヌイ
Manawanui
3セン
2.25倍
G.スコフィールド1分20秒094戦【3-0-1-0】
2クイーンニアン
Queenian
3牡
7.5倍
N.ラウィラー4.3馬身11戦【1-4-3-3】
G3キンダーガーテンS.2着
3ディトアーズ
Detours
3牝
3.4倍
C.リース0.1馬身3戦【2-0-1-0】

2011年8月24日水曜日

米G1デルマーオークス、サマーソワレがG1初勝利

8月20日の米G1デルマーオークスは、サマーソワレが勝ちました。ダートのG1ケンタッキーオークスは10着でしたが、その前後にオールウェザーと芝のG3を1勝ずつ(10馬身差と8馬身差)しており、芝のデルマーオークスでは1番人気に支持されてG1初勝利です。

アメリカンオークスで1着同着だったネレイデとカンビーナがそれぞれ3,4着に入り、アメリカンオークス頭差3着のスタービリングが2着でした。


2011年デルマーオークスのレース映像。3番枠発走の赤い帽子がサマーソワレです。動画予備(YouTube)


デルマーオークス(Del Mar Oaks)
2011年8月20日、アメリカ・デルマー競馬場、芝9ハロン
3歳牝馬、G1、10頭、レース結果、レース動画予備1予備2
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1サマーソワレ
Summer Soiree
3牝
3.0倍
G.サエズ1分46秒4611戦【5-0-3-3】
G3ボーボネットオークス1着
2スタービリング
Star Billing
3牝
6.2倍
V.エスピノーザ1/25戦【2-2-1-0】
G3セニョリータS.1着
3ネレイデ
Nereid
3牝
7.8倍
J.タラモハナ5戦【3-1-1-0】
G1アメリカンオークス1着

加G3カナディアンダービー、フリーダムズトラベラーが優勝

8月20日に行われた加G3カナディアンダービーは重賞初出走のフリーダムトラベラーが優勝しました。フリーダムトラベラーの前走ハンデ戦で鼻差勝っていたインヒズグローリーがカナディアンD.2番人気に支持されましたが、4着に敗れています。

5・1/4馬身差の2着に米G3を2戦してどちらも最下位6着だったノーザンインディが入っています。距離伸びてよかったのでしょう。2着からさらに6・1/4馬身差の3着はこちらも重賞初出走の1番人気ラインチェンジでした。

2011年カナディアンダービーのレース映像。1頭だけいる芦毛がフリーダムズトラベラーです。

The 82nd Canadian Derby from northlandspark.ca on Vimeo.



カナディアンダービー(Canadian Derby)
2011年8月20日、カナダ・ノースランズパーク競馬場、ダート11ハロン
3歳、G3、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1フリーダムズトラベラー
Freedoms Traveller
3セン
6.45倍
R.Zenteno2分21秒8011戦【4-3-3-1】
2ノーザンインディ
Northern Indy
3牡
12.55倍
G.Olguin5・1/411戦【2-1-1-7】
3ラインチェンジ
Line Change
3牡
4.2倍
P. Alvarado6・1/410戦【5-1-2-2】

米G3エンディンS.、イヴジセルが重賞初勝利

8月20日に行われた米G3エンディンステークスは、イヴジセルが重賞初勝利を挙げました。追い上げて4コーナーでイヴジセルにほぼ並んだサシーシティーは差を詰められず1馬身差2着です。1,2着ともグレードレース初出走でした。


2011年エンディンS.のレース映像。途中で映像が飛びます。先行する黄色の胴に黒の袖の勝負服がイヴジセルです。


エンディンS.(Endine Stakes)
2011年8月20日、アメリカ・デラウェアパーク競馬場、ダート6ハロン
3歳以上、G3、8頭、レース結果レース動画予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1イヴジセル
Eve Giselle
4牝
2.2倍
J.サンチアゴ1分08秒849戦【6-2-1-0】
2サシーシティー
Sassy City
5牝
21.6倍
R.ヴァスケス115戦【6-4-0-5】
3ミズヴァネンザ
Ms Vanenzza
4牝
4.2倍
J.ローズ512戦【2-3-4-3】
G3ハリケーンバーティS.2着

ハットトリック産駒ダビルシムの次走は仏G1ジャン・リュック・ラガルデール賞

先日の仏2歳G1モルニー賞を勝ったダビルシムの次走は、モルニ直後にデットーリ騎手やフェルラン調教師が言及していた英G1ミドルパークS.ではなく、仏G1ジャン・リュック・ラガルデール賞(ロンシャン競馬場・芝1400m)になりそうです。

Dabirsim unlikely to run in Middle Park Stakes - Racing Post

フェルラン調教師「ダビルシムはそのレースに登録していません。すこし間隔をあけて、凱旋門賞当日、10月2日のジャン・リュック・ラガルデール賞に向かいます。フランキー(・デットーリ)が次走も騎乗する予定です。」


「これまでのところ、彼はフランス2歳馬で一番強いです。次は彼がヨーロッパで一番強いことを確認しなければなりません。それがいつになるかはまだ分かりませんが、イギリスの強豪馬と対戦させる必要があると考えています。今年の初めには彼のような馬を管理できるというのは夢のようなことでした。」(フェルラン調教師はダビルシムで重賞初勝利を挙げました)

現在ブックメーカー各社が出している来年の英2000ギニーオッズでダビルシムは2,3番人気です。1番人気は英G2リッチモンドS.勝ち馬ハーバーウオッチ(イギリス)で、こちらは10月8日の英G1ミドルパークS.に出走する予定です。


ハットトリック産駒 Dabirsim が仏G1モルニー賞優勝(レース映像あり)

亜G3リカルド・P・サウゼ賞、オーペンファインがG3戦8勝目

8月20日に行われた亜G3リカルド・P・サウゼ賞は、同馬主・同厩舎のワンツー決着。前走G3勝ちのオーペンファインが、昨年G1を3勝しているキャッチザマッドを差し切って優勝しました。

同じ勝負服で、先行するシャドウロール装着馬がキャッチザマッド、その後ろがオーペンファインです。


リカルド・P・サウゼ賞(Premio Ricardo P. Sauze)
2011年8月20日、アルゼンチン・パレルモ競馬場、ダート1600m
4歳以上牝馬、G3、6頭、レース結果レース結果(要登録)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1オーペンファイン
Orpen Fain
5牝
1.2倍
G.Calvente1分34秒6322戦【9-4-4-5】
G3競走8勝目
2キャッチザマッド
Catch The Mad
4牝
1.2倍
E.Talaverano1・1/214戦【5-5-2-2】
セレクシオン大賞などG1を3勝
3クイーンセール
Queen Sale
5牝
6.1倍
E.Pavon120戦【4-3-6-7】
G3オメガ賞1着(9頭)

1,2着馬のオッズはジョイント。

2010年アルゼンチンの年度代表馬は Lingote De Oro

5月20日に発表された2010年のアルゼンチン年度代表馬に Lingote De Oro が選ばれました。2010年はオノール大賞、アルゼンチン共和国大賞、エストレジャス大賞クラシックとG1を3連勝しました。
Horse of the Year: Lingote De Oro
Mare of the Year: Catch the Mad
Champion 2YO Male: Paulinho
Champion 2YO Female: Catch the Mad
Champion 3YO Male: Anaerobio
Champion 3YO Femele: Catch the Mad
Champion Older Horse: Lingote De Oro
Champion Older Female: Ollagua
Champion Stayer: Lingote De Oro
Champion Miler: Inter Red
Champion Sprinter: Claro Oscuro
Stallion of the Year: Orpen

ハットトリック産駒マタハリ、ロシアG1で2着

8月21日に行われたロシア2歳G1(ローカルG1)M.N.エフロスS.にハットトリック産駒のマタハリが出走しましたが、惜しくも1/2馬身差の2着に敗れました。

勝ったのは唯一1600m出走経験のあったメルトシティーでした。父レモンドロップキッドです。

マタハリが2着、4着にもう一頭の牝馬でした。牡馬相手のG1で2着なら全然悪く無いでしょう。でもダビルシムがG1モルニ賞を勝った日だけに、同日制覇だとおもしろかったですけどね。レース映像はみつかりません(どこかにあるとしてもどこを探せばいいのか分かりません)。

この日に行われたほかのロシア重賞レース DREAM SCHEME


M.N.エフロスS.(M.N.Efros Memorial Stakes)
2011年8月21日、ロシア・モスクワ競馬場、ダート1600m
2歳牡牝、G1、11頭、レース結果
着順馬名性齢着差通算成績
主な成績
1メルトシティー
Melt City
2牡1分43秒23戦【1-2-0-0】
1600mのG2で2着(6頭)
2マタハリ
Mata Hari
2牝1/23戦【2-1-0-0】
1200mの牝馬G2優勝(5頭)
3レイリート
Layreat
2牡1・1/23戦【0-0-2-1】
1200mのG3で3着(6頭)

2011年8月23日火曜日

シーキングザベスト産駒が初勝利(レース映像)

日本で活躍したシーキングザベストの初年度産駒ファミリーリザーヴ Family Reserve がカナダ・ウッドバイン競馬場で行われた2歳牝馬限定メイデン競走(オールウェザー6ハロン)に出走し、ゴール直前で1番人気馬をクビ差だけ差し切って優勝しました。デビュー戦を勝って、父シーキングザベストに初勝利をプレゼントしています。

ファミリーリザーヴのレース映像。最内枠発走の、赤いメンコをつけているゼッケン2番がファミリーリザーヴです。

父系馬鹿:シーキングザベスト - livedoor Blog(ブログ)
Seeking the Best Represented by First Winner | BloodHorse.com

スプリンターズステークス出走予定ロケットマンの調整は順調

スプリンターズステークスに出走するシンガポールの競走馬、ロケットマン Rocket Man が本日8月23日に行われたバリアトライアルに出走し1着になりました。バリアトライアルは、複数頭で行う実戦形式の調教あるいは模擬レースのようなものであり、10日のバリアトライアルでも1着になっています。今後は、8月28日のレース(クランジステークスA、ポリトラック1200m。追記:結果はこちら)を1戦使ってから、スプリンターズS.のため来日する予定です。

23日のバリアトライアル映像。1番枠で逃げるのがロケットマンです。

8月10日のバリアトライアルは5月22日のG1クリスフライヤーインターナショナルスプリント1着以来の出走でした。10日は1馬身差、23日は5馬身差をつけ、今回は直線に入って追われると楽に突き放しましたから、順調に調整できているように見えます。ラスト600mは34.8秒でした。


P.ショウ調教師は「(3ヶ月ぶりの出走になる)日曜のレースに向けて調教を行ってきて、彼の状態にとても嬉しく思っています。前回のトライアルより断然よくなっています。状態は上積みできましたが、まだ100%ではありません。とはいえ、あまり早くピークが来ないように、と思っていますし、28日のレースは日本へ発つ前に必要であるというだけです(だから現在ぐらいのコンディションでちょうど良い、という意味)」と述べています。スプリンターズS.のあとは、12月の香港スプリントを予定しています。


いちおう今年ロケットマンが走ったバリアトライアルの結果を掲載します。どれもポリトラック1000mでのものです。着差も時計も参考程度ですが。ちなみに今回の2着馬ザックミサイルはヤマニンバイタル産駒でした。

月/日タイム2着との着差(馬身)
2/100:59.0012
2/240:59.443・1/2
4/211:01.237・3/4
5/061:00.382・3/4
5/120:59.865
8/101:00.341
8/231:00.675
追記:5月28日のレース記事です
ロケットマン、3ヶ月ぶりを5馬身差の楽勝

2011年8月22日月曜日

米G1アラバマS.ロイヤルデルタがG1初勝利。イッツトリッキーの牝馬三冠ならず

8月20日に行われた米3歳牝馬G1アラバマステークスは、コーチングクラブアメリカン(CCA)オークス3着のロイヤルデルタが、エイコーンS.、CCAオークスとG1を連勝していたイッツトリッキーに5・1/2馬身差をつけて楽勝しました。ケンタッキーオークス馬で前走CCAオークス2着のプラムプリティーは4着でした。イッツトリッキーのトリプルティアラ(ニューヨ-ク牝馬三冠)はならず。



CCAオークス(レース映像、YouTube)では、2番手追走のイッツトリッキーが逃げるプラムプリティーを直線入り口で1馬身差まで追い上げゴール手前で交わす競馬。ロイヤルデルタは直線入り口でつけられていた5、6馬身差を全く詰めれず3着に終わっていました。ロイヤルティアラはこの時、ざ石あけで完調ではなかったとのことです。

アラバマS.では逃げるプラムプリティーを2番手イッツトリッキーが4コーナーで捕らえにいったところまではアメリカンオークスと全く同じ展開でしたが、すぐ後ろにいたロイヤルデルタが直線で前走と全く違う末脚を見せ、2頭をらくらくと交わしていきました。


ロイヤルデルタの母デルタプリンセスは重賞3勝馬。母娘ともサウジアラビアのサウドビンカレッド殿下がオーナーブリーダーですが、殿下は今年1月に死去されており、ロイヤルデルタを含めた所有馬(現役・繁殖とも)全頭が今年11月のキーンランドセールで売却される予定です。

2011年アラバマステークスのレース映像。プラムプリティーが逃げ、それをイッツトリッキーが追走。ロイヤルデルタは内目を3番手で進んでいきます。



アラバマS.(TVG Alabama Stakes)
2011年8月20日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート10ハロン
3歳牝馬、G1、6頭、レース結果(PDF)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ロイヤルデルタ
Royal Delta
3牝
6.5倍
J.レスカーノ2:03.136戦【4-0-1-1】
G2ブラックアイドスーザンS.1着
2イッツトリッキー
It's Tricky
3牝
3.2倍
E.カストロ5・1/26戦【4-1-0-1】
G1競走2勝
3ピンチパイ
Pinch Pie
3牝
19.9倍
J.ヴェラスケス18戦【3-1-2-2】
米G3テンプテッドS.4着(5頭)

仏G1ジャンロマネ賞、アナウンスがG1初勝利。スノーフェアリーの出走は認められず

8月21日に行われた仏牝馬G1ジャンロマネ賞は、ジャドモンド勢のワンツー。重賞2勝のアナウンスがG1初勝利を挙げました。2着に英G1ファルマスS.勝ち馬のタイムピースが入りました。

アナウンスの完勝。2000mに限れば、マイルG1勝ち&ロートシルト賞3着のタイムピースより、重賞2勝がどちらも2000mのアナウンスの方が強いですね。3着に昨年の仏G1オペラ賞勝ち馬リリーオブザヴァレーが入っています。


 2011年ジャンロマネ賞のレース映像。2頭いる同じ勝負服の、前がタイムピース、後ろがアナウンスです。



なお、このレースには、18日のヨークシャーオークスを回避したスノーフェアリーが出走を表明していましたが、フランスギャロップが認めませんでした。「出走を表明したレースから8日以内のレースには出れない」というルールがあるとのこと。

ただし、スノーフェアリーのダンロップ調教師は、そのルールと矛盾する1999年のモンジューの例を出しています。

モンジューは1999年に、9月11日のアイリッシュチャンピオンS.と12日のニエル賞の両方に登録していましたが、愛チャンピオンは10日に取り消してニエル賞に出走しています。また、調べてみると、モンジューは2000年にも9月9日の愛チャンピオンS.を6日に取り消して、10日のフォア賞に出走していました。

ダンロップ調教師「私たちはこのルールについて知りませんでしたし、ジャンロマネ賞に登録した時点で(フランスギャロップから)ルールが存在しているとの警告を受けることはありませんでした。」

ジャンロマネ賞(Darley Prix Jean Romanet)
2011年8月21日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝2000m
4歳以上牝馬、G1、5頭、レース結果レース動画予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1アナウンス
Announce
4牝
2.8倍
M.ギュイヨン2分10秒909戦【5-2-0-2】
仏G3アレフランス賞1着
2タイムピース
Timepiece
4牝
3.5倍
T.クウィリー短クビ15戦【6-4-2-3】
仏G1ロートシルト賞3着
3リリーオブザヴァレー
Lily Of The Valley
4牝
3.0倍
C.スミヨン2・1/211戦【6-0-1-4】
仏G1オペラ賞1着

2011年8月21日日曜日

ハットトリック産駒 Dabirsim が仏G1モルニー賞優勝(レース映像あり)

8月21日に行われた仏2歳G1モルニー賞にハットトリック産駒で3戦3勝の Dabirsim が出走し、後方待機から残り1ハロンで先頭に立つと後続を3馬身突き放し、1番人気に応えて優勝しました。初年度産駒が今年デビューしたばかりのハットトリックにいきなりのG1勝ち馬の登場です。

ハットトリック産駒 Dabirsim、フランスG1モルニー賞を勝利
ハットトリック産駒 Dabirsim、フランスG1モルニー賞を勝利
2011年モルニー賞のレース映像(YouTube)。ゲート手前から4頭目が Dabirsim です(ゼッケン5番)。動画予備


2着に仏G3ボワ賞、仏G2ロベールパパン賞を連勝していたファミリーワンです。3着に Vladimir(ウラジミール?)は前走で準重賞勝利。 5着に2番人気のイギリス馬 Frederick Engels(英G2ジュライステークス勝ち馬、映像)が入っています。


Dabirsim は名前の読みが分からなくて、レース実況はダビアシムに聞こえるのですが、合田さんはダビルジムと書いていて、どう読めば良いのか。

Dabirsim の5代血統表
母 父がロイヤルアカデミー、2代母 Bright Generation は G1伊オークス勝ち馬で、愛G1モイグレアスタッドS.2着馬です。Dabirsim の半兄には、アメリカで40戦4勝2着6回3着8回のプリファードイールドがいます。グレードレース未出走ですが、ステークス勝ちがあります。



今回から騎乗したランフランコ・デットーリ騎手は「彼は優れたスピードのあるとても、とてもよい馬です。(今後について)英G1ミドルパークS.を提案しました」と述べています。

ダビルシムのフェルラン調教師も「彼は非凡な競走馬で、スピードに秀でているのでミドルパークS.へ行こうと思います。とても落ち着いた性格をしていて、とても素晴らしいレースをしました。オーナーと、いまのジョッキー(デットーリ)と前走まで乗っていた(ソゴルブ)騎手のおかげです」と述べています。

ミドルパークS.は10月8日(土曜日)にニューマケット競馬場・芝6ハロンで行なわれるG1競走で、これがダビルジムの次走になりそうです。ただ、10月2日の凱旋門賞当日に仏2歳G1ジャン・リュック・ラガルデール賞(ロンシャン競馬場・芝1400m)があるのですが、こちらは行かないのでしょうかね?

追記
次走はジャン・リュック・ラガルデール賞に決まりました
追記ここまで

フェルラン調教師は、これがG1初勝利。フランス調教馬がモルニ賞を勝つのは2004年以来のことです。また、仮にミドルパークステークスを勝てば、フランス調教馬の優勝は1992年のザイーテン以来のようです。(それならミドルパークを優先したい気持ちも分かる)

ハットトリック産駒がフランスで10馬身差のデビュー勝ち
ハットトリック産駒 Dabirsim がデビュー2連勝
ハットトリック産駒 Dabirsim が仏G3優勝

モルニー賞(Prix Morny )
2011年8月21日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝1200m
2歳牡牝、G1、7頭、レース結果レース映像予備(有料)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ダビルシム
Dabirsim
2牡
2.4倍
L.デットーリ1分10秒004戦【4-0-0-0】
仏G3カブール賞1着
2ファミリーワン
Family One
2牡
3.8倍
I.メンディザバル36戦【4-2-0-0】
重賞2勝
3ウラジミール
Vladimir
2牡
17倍
M.ギュイヨン15戦【3-0-2-0】
前走リステッド勝ち

イルーシヴケイトが仏2歳G3カルヴァドス賞を優勝

8月20日に行われた仏G3カルヴァドス賞は、前走で準重賞シックスパーフェクションズ賞を勝っていたイルーシヴケイトが楽に逃げ切りました。これで3連勝。母がBCクラシック、ドバイワールドカップを勝ったプレザントリーパーフェクトの半妹という良血です(5代血統表)。

1着から 2・1/2馬身差4着の Ponte Vespucci は、前走の仏G3カブール賞でハットトリック産駒ダビルシムから 3・3/4馬身差の4着だった馬です。


2011年カルヴァドス賞のレース映像(有料)。

カルヴァドス賞(Prix Du Calvados - Haras Des Capucines)
2011年8月20日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝1400m
2歳牝馬、G3、10頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1イルーシヴケイト
Elusive Kate
2牝
2.9倍
O.ペリエ1分25秒604戦【3-0-0-1】
2マシューラ
Mashoora
2牝
3.3倍
C.スミヨン1・1/22戦【1-1-0-0】
3スイッチャー
Switcher
2牝
31倍
R.キングスコート3/43戦【1-0-1-1】
英G3アルバニーS.4着

英G2ロンスデールカップはオピニオンポールが2連覇で重賞3勝目

8月20日に行われた英G2ロンスデールカップは昨年の覇者オピニオンポールが、昨年の仏G2フォア賞でナカヤマフェスタを下したダンカンとの追い比べを制し、このレース2連覇しました。デットーリ騎手はこのレース3勝目です。

オピニオンポールは、2走前に英G1アスコットゴールドカップ2着、前走は英G2グッドウッドカップも勝利して、これで重賞3勝目です。今後は10月15日の英G3ブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップが目標になるとのことです。

2着のダンカンは今年シーズン初戦に14ハロンの英G2ヨークシャーカップを優勝、前走アスコットゴールドカップは6着でした。今後はオピニオンポールと同じく、ロングディスタンスカップを狙うとのこと。


2011年ロンスデールカップのレース映像。ゴドルフィンの勝負服がオピニオンポールです。

ロンスデールカップ(Weatherbys Insurance Lonsdale Cup)
2011年8月20日、イギリス・ヨーク競馬場競馬場、芝2マイル88ヤード(約3299m)
3歳以上、G2、10頭、Good、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1オピニオンポール
Opinion Poll
5セン
4倍
F.デットーリ3分32秒4820戦【8-3-5-4】
英G2グッドウッドカップ1着
2ダンカン
Duncan
6セン
5倍
E.アハーン3/418戦【5-5-1-7】
英G2ヨークシャーカップ1着
3ベルゴ
Bergo
8セン
21倍
G.ベイカー428戦【11-5-2-10】
G3ドバイゴールドカップ2着

英G3ソラリオS.、タルワールが5馬身差の快勝

8月20日に行われた英2歳G3ソラリオステークスは、準重賞ウィンクフィールドS.勝ち馬タルワールが2着に5馬身差をつける快勝で、重賞初勝利を挙げました。レース映像はありません。


2着のシルヴァーヒールズはここ2走、11頭立てG2で4・1/4馬身差3着、10頭立てG3で同じく4・1/4馬身差の4着と好走しているので、タルワールの今後が楽しみです。

なお、ウィンクフィールドS.でタルワールと短頭差2着だったトランペットメジャーが1番人気でしたが、最下位4着に敗れています。

ソラリオS.(Sunshine Coach Solario Stakes)
2011年8月20日、イギリス・サンダウン競馬場、芝7ハロン16ヤード(約1423m)
2歳、G3、4頭、Soft、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
1タルワール
Talwar
2牡
3.25倍
J.フォーチュン1分33秒274戦【3-0-0-1】
2シルヴァーヒールズ
Silverheels
2牡
5.5倍
N・カラン56戦【1-2-1-2】
3イースタンサン
Eastern Sun
性齢
5倍
M.ドワイヤー1/22戦【1-0-1-0】

愛G2フューチュリティS.、3戦目のドラゴンパルスが重賞初勝利

8月20日に行われた2歳限定の愛G2フューチュリティステークスは、前走の2戦目で初勝利を挙げていたドラゴンパルスが、タイロスS.2着のパリッシュホールに1・3/4馬身差をつけて優勝、重賞初勝利を挙げました。ジェシカ・ハリントン調教師はこのレース2連覇です。

1番人気リヴィエラポエトは3・1/4馬身差5着に敗れています。メンバーも軽かったとはいえ、ドラゴンパルスは強い競馬でした。次走は9月の愛G1ナショナルS.の予定です。今回と同じカラ競馬場・芝7ハロンのレースで、昨年はパスフォークがフューチュリティ→ナショナルS.と連勝しました。


2011年 愛G2フューチュリティS.のレース映像(要会員登録) 最後方を進むシャドウロール装着馬で、黄色と紫の格子柄の勝負服がドラゴンパルスです。


なお、この1時間ほど前に行われた準重賞アイリッシュセントレジャー・トライアルS.に、今年のG1アスコットゴールドカップなどG1競走5勝のフェイムアンドグローリーが圧倒敵1番人気で出走しましたが、フィクショナルアカウントのクビ差2着に敗れています。このレースはコスモバルクが出走するはずのレースでした(レース映像はありません)。


フューチュリティS.(Galileo European Breeders Fund Futurity Stakes)
2011年8月20日、アイルランド・カラ競馬場、芝7ハロン
2歳、G2、8頭、レース結果
着順馬名性齢 オッズ騎手着差通算成績 主な成績
1ドラゴンパルス
Dragon Pulse
2牡 8倍F.ベリー1分25秒503戦【2-1-0-0】
2パリッシュホール
Parish Hall
2牡 7倍K.マニング1・3/44戦【1-2-0-1】
愛G1フェニックスS.
8着(9頭)
3アストロロジー
Astrology
2牡 6倍D.マクケイブ3/42戦【1-0-1-0】
前走デビュー戦勝ち

ディープ産駒アクアマリンの3戦目は準重賞クレールフォンテーヌ大賞か? モンスターマンチーは6着

追記 クレールフォンテーヌ大賞の可能性はなくなりました。
アクアマリンの次走は9月2日リアンクール賞か?
追記ここまで

ディープインパクト産駒アクアマリンの3戦目は、8月27日の準重賞クレールフォンテーヌ大賞になる可能性がありそうです。アクアマリンがこれまで2戦2勝しているクレールフォンテーヌ競馬場・芝2400mで行なわれる3歳限定競走です。

クレールフォンテーヌ大賞の登録馬で重賞活躍馬は
といったところ。エターナルヒートは8月20日の英リステッドに出走しているので、これには出て来ないかもしれません。アクアマリンの出走が確定すれば他の出走馬も詳しく紹介しようかなと考えています。

ディープ産駒アクアマリン Aquamarine が仏デビュー戦快勝
ディープ産駒アクアマリン、デビュー2連勝



8月20日に英バース競馬場で行われたハンデキャップ競走にディープ産駒モンスターマンチーが3ヶ月ぶりに出走しましたが、最軽斤量にもかかわらず7頭立て6着に敗れ2勝目はなりませんでした。レース結果

モンスターマンチーの初勝利(3戦目)は9ハロン戦であり、今回は約14ハロンのレースで1着から6馬身差。2戦目も14ハロン戦で、6馬身差3着に負けていますから、もう少し短い距離の方が良いと思うのですが、母父サドラーズウェルズ、また半兄が天皇賞3着のストラタジェムであるという血統からこの辺の距離を使われてるのでしょうかね。レース映像はありません。



同じディープ産駒のサンデーベスは8月24日のハンデ戦に登録。ウォルヴァーハンプトン競馬場・オールウェザー約1900mのレースで、出走すればAWおよび10ハロン以下はどちらもデビュー戦(ハナ差2着)以来の条件です。



それと、現2歳(2009年生まれ)のディープインパクト産駒としては、Abacoa(アクアマリンの全妹)と Beauty Parlour(バロッチの全妹)の2頭がフランスギャロップのサイトで確認できます。デビュー時期は不明です。

仏G2ロベールパパン賞、ファミリーワンが重賞2連勝。G1モルニー賞へ

7月24日に行われた仏G2ロベールパパン賞は、前走G3ボワ賞を2馬身差快勝していたファミリーワンが2着に3馬身差をつけて快勝しました。次走は8月21日の仏2歳G1モルニー賞です。モルニー賞には、仏G3カブール賞を勝ったハットトリック産駒ダビルシムが L・デットーリ騎手騎乗で出走します。

有料ですが、レース映像はこちら。ファミリーワンの5代血統表


モルニー賞はほかに、英G2ジュライステークス勝ち馬(映像)で、愛G1フェニックスS.9頭立て6着(1着から4・1/2馬身差)のフレデリックエンゲルスが有力です。

ロベールパパン賞(Prix Robert Papin)
2011年7月24日、フランス・メゾンラフィット競馬場、芝1100m
2歳牡牝、G2、5頭、Good To Soft、レース結果レース結果(RacingPost)、
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績(8/20時点)
主な成績
1ファミリーワン
Family One
2牡
1.6倍
I.メンディザバル1分07秒205戦【4-1-0-0】
仏G3ボワ賞1着(5頭)
2ルーヴルージュ
Louve Rouge
2牝
11倍
J.ヴィクトワール310戦【1-4-1-4】
準重賞3着(11頭)
3Mac Row
マックロウ
2牡
4.0倍
C.ルメール短クビ4戦【2-0-1-1】
この次、準重賞4着(6頭)

ゴルディコヴァとイモータルヴァースはムーランドロンシャンで再戦か? ソーユーシンクの検疫問題は解決

8月15日の仏G1ジャックルマロワ賞で1,2着したイモータルヴァースとゴルディコヴァの両頭は、9月11日の仏G1ムーラン・ド・ロンシャン賞で再戦することになりそうです。

イモータルヴァースのロバート・コレ調教師は「次走はムーランドロンシャンになるでしょう」と述べました。また、ゴルディコヴァの F.ヘッド調教師も「(レース後も)ゴルディコヴァの状態はとても良いです。(重馬場だった)馬場状態はあまり合わず、すこし後ろからの競馬になったのが良くなかったですが、それでもよく走ってくれましたし、言い訳はありません。次走は計画通りにムーランへ向かいます」と述べています。

なお、ジャックルマロワ賞3着のサプレザは9月24日の英G1サンチャリオットS. で同レース3連覇を狙った後、日本へ来て11月20日のG1マイルチャンピオンシップに出走する予定でいるとのことです。

FRANCE Goldikova and Verse in line for Moulin rematch - Racing Post
仏G1ジャックルマロワ賞、ゴルディコヴァ敗れる。3歳馬イモータルヴァースがG1連勝 
ゴルディコヴァ、ロートシルト賞を勝ってG1・14勝目、次走はジャックルマロワ賞
英G1コロネーションS.、イモータルヴァースがG1初勝利


また、オーストラリア検疫検査局がソーユーシンク陣営の希望する検疫方法について認めたことで、10月22日の豪G1コックスプレートでソーユーシンクが同レース3連覇を目指すための障害がなくなりました。

エクリプスS制覇ソーユーシンクを巡る検疫問題 | netkeiba.com競馬コラム
検疫ルールの変更で、ソーユーシンクの歴史的挑戦が危ぶまれる ジャパン・スタッドブック・インターナショナル

詳しくは上の二つのリンク先を読んでもらうとして、要するにソーユーシンクのオブライエン調教師らは検疫に自分たちの調教施設であるバリードイルを使用したがっていたのですが、オーストラリア検疫検査局がこれを認めないとする見解を示したことにより、オーストラリアのスター競走馬だったソーユーシンクの凱旋帰国が実現しない公算が高くなっていたのでした。

そのあと具体的になにがあったのかは分かりませんが、検疫の重要性を考えると、バリードイル側が改善案を提示し、それを検疫局が了承したしかありえないですが、とにかく検疫の問題はなくなったとのことです。

AUSTRALIA Quarantine nod clears O'Brien duo for Cox bid - Racing Post

とはいえ、ソーユーシンクが本当にコックスプレートに出走するのかは不明です。バリードイルでは、先日の米G1アーリントンミリオンを勝ったケープブランコもコックスプレートを考えているようです。

米G1アーリントンミリオンS.、オブライエンのケープブランコがG1連勝

2011年8月20日土曜日

ブラックホーク産駒ブラックアンドベントが豪グランドナショナルハードルを12馬身差圧勝。メルボルンカップ&中山大障害へ?

8月14日に行われたオーストラリア障害競走で最高賞金額を誇る「グランドナショナルハードル」をブラックアンドベント Black And Bent が12馬身差で圧勝しました。今後は11月の豪G1メルボルンカップ、12月のJ・G1中山大障害を目指すとのこと。

※グランドナショナルハードルはイギリスで行なわれるいわゆる「グランドナショナル」ではありません。

水色の帽子・勝負服がブラックアンドベント。
グランドナショナルハードルのレース映像 - BigPond Video


過去にメルボルンカップとグランドナショナルハードルを両方とも制覇したのは、オーストラリア競馬の殿堂入りしているマルア Malua 1頭のみのようで(それぞれ1884年、1888年に勝利)、123年ぶりのダブル制覇という偉業が期待されます。

ブラックアンドベントは、自身が09-10年度最優秀障害馬に選ばれており、また06-07年度、07-08年度と2シーズン連続でオーストラリアの最優秀障害馬に選ばれたサムアーベント Some Are Bentの半弟です。さらにスプリンターズステークスや安田記念を勝ったブラックホークの産駒であることもあり、日本からも応援したいですね(5代血統表)。


ブラックアンドベントの次走は8月28日の JJ Houlahan ハードルで、そのあとは R.M. Ansett Classic (2400m、10月1日)、または The Bart Cummings (2500m、10月2日)のどちらかの平地準重賞を使う予定です。

メルボルンカップはハンデキャップ競走で、トップハンデが57kgぐらい、最も軽い斤量は49kgと決められています。ブラックアンドベントは平地では上級条件での実績がほとんど無いため、上の2準重賞のどちらかを勝ってハンデを稼ぎ、自身の斤量が最低でも49kgラインを超えないとメルボルンカップには出られないかもしれない、という現状のようで必ず出走できるわけでは無いようです。

とりあえず準重賞の優勝を期待しましょう。

2011年8月18日木曜日

癖になってる? ヴィクトワールピサが凱旋門賞を跛行のため回避

8月18日、JRAは2011年10月2日に行なわれる凱旋門賞へ出走を予定していたヴィクトワールピサが、左後肢に跛行を発症したため、出走を取りやめることになったと発表しました。

ヴィクトワールピサ号が凱旋門賞(G1)への出走を取りやめ - JRA
10月2日(日)にフランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1)に出走を予定していたヴィクトワールピサ号(牡4歳 栗東・角居 勝彦厩舎) は、左後肢に跛行を発症したため、同レース及びフォワ賞(G2)への出走を取りやめることとなりましたのでお知らせいたします。
 リンク先の角居調教師のコメントによると、「5週間程度の安静が必要との診断」され、「ベストな状況で出走できない状況となり、出走を取りやめることに」したということです。


ヴィクトワールピサはドバイワールドカップを制した後、4月のG1香港クイーンエリザベスII世カップに出走を予定していましたが、これも「右後肢に軽度の跛行を発症した」ため回避しています

前回は右後肢、今回は左後肢と異常箇所は違いますが、短期間に繰り返されると、昨年のニエル賞から今年のドバイWCまでの連戦の疲れなのか、なんなのか分かりませんが、嫌な感じですね。


「今後については日本に帰国後に症状等もみて、オーナーと話し合いたい」(角居調教師)とのこと。市川オーナーは以前、凱旋門賞を勝てばそのまま引退、負ければジャパンカップ出走へ、と述べていました。

根拠は無いですが、2000mのG1を2勝+有馬記念勝ちという競走成績から、また兄弟にもG1勝ち馬(アサクサデンエン)がいるという良血から、種牡馬としての価値も高いだろうし、ジャパンカップ、有馬記念、あるいは香港カップを1走して引退、またはこのまま引退の可能性が高いような気がします。来年のドバイワールドカップで2連覇に挑むなど、現役を続けてもらう方が嬉しいですが。

英G1インターナショナルS.、トワイスオーヴァーがG1競走4勝目

8月17日に行われた英G1インターナショナルステークスは、昨年このレース2着のトワイスオーヴァーが同馬主・同厩舎のミッデイを3/4馬身差押さえて優勝しました。1989年からこのレースのスポンサーであるジャドモンドファームのカリド・アブドゥラ殿下はこのレース初勝利です。また、イアン・モンガン騎手はG1レース初勝利のようです。


モンガン騎手「この勝利はとても特別です。ヘンリー・セシル調教師と殿下に大きな感謝の気持ちを伝えたいです。この勝利の一員であることはとても輝かしいことです。わたしたちが早く仕掛けすぎたということはないと思いますし、それは単にミッデイとトワイスオーバーの末脚が優れていたというだけだろうと思います。彼は真のチャンピオンです」「(セシル調教師は)仕えるにふさわしい偉大な人で、自信と信念を与えてくれます。そのような環境ではリラックスして事にあたれます。レース(の馬場状態)はトワイスオーヴァーに向いていたと思いますし、2頭がよく走ったことが嬉しいです」


トワイスオーヴァーは英チャンピオンS.2連覇中で、昨年はエクリプスS.も制しており、10ハロンのG1競走はこれで4勝目。今年はドバイWC9着、なぜかマイルのロッキンジS.6着、プリンスオブウェールズS.17馬身差5着とG1で良いところがありませんでしたが、前走10ハロンのG2ヨークS.を勝ち、3月のG2アルマクトゥームチャレンジ ラウンド3以来の勝利を挙げていました。今年からアスコット開催になるチャンピオンS.で3連覇を目指すようです。チャンピオンS.は、ブリティッシュチャンピオンズデー(British Champions Day)の創設にあわせて、賞金額は英国競馬史上最高の総賞金130万ポンド(約1億6,400万円)、1着賞金737,230ポンド(約9300万円)になりました。


前走ナッソーS.でG1競走6勝目を挙げていたミッデイは牡馬混合G1初勝利目前でしたが、惜しくも2着。同馬もチャンピオンS.に向かう可能性があるようです。

2011年インターナショナルS.のレース映像。3番手追走ピンクの帽子がミッデイ、4番手追走で緑の帽子がトワイスオーヴァーです。



インターナショナルS.(Juddmonte International Stakes)
2011年8月17日、イギリス・ヨーク競馬場、芝10ハロン88ヤード(約2092m)
3歳以上、G1、5頭、Good To Soft 、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1トワイスオーバー
Twice Over
6牡
6.5倍
I.モンガン2分14秒7028戦【12-3-6-7】
英G1エクリプスS.1着
2ミッデイ
Midday
5牝
3.5倍
T.クウィリー3/421戦【9-7-3-2】
G1競走6勝
3アウェイトザドーン
Await The Dawn
4牡
1.62倍
J.オブライエン57戦【5-0-1-1】
重賞3勝

2011年8月16日火曜日

より安全なグランドナショナルへコース改修

毎年4月にイギリス・エイントリー競馬場で行なわれる世界最大の障害競走「グランドナショナル」のコースが、競走馬と騎手の安全のため改修されることになり、改修内容が発表されています。今年のグランドナショナルは2頭(同日の別のレースを含めると3頭)が予後不良になり、強い批判が浴びせられていました。

 National course modifications to improve safety - Racing Post
グランドナショナルの将来を決めるのはだれか(イギリス)
「グランドナショナル」に批判の嵐 ― スポニチ
Grand National 2011: Ballabriggs wins in a day of drama at Aintree | Mail Online

改修点のひとつはビーチャーズブルック (Becher's Brook)と呼ばれる第6番障害の、着地点の高さを高くすることです。ビーチャーズブルックは飛越側が4フィート10インチ(約147cm)、着地側が6フィート9インチ(約206cm)と、着地側のほうが低くなっており、着地点でバランスを崩す馬が多い難所のひとつです。今回の改修で着地側を4-5インチ(10-12cm)ほど高くすることで着地しやすくなることを目指しています。

また第4障害は2インチ低くなり、さらにすべての障害において、踏み切りの目安になる踏み切り板を高くして馬が踏み切り位置を決めやすいようにするとのこと。

エイントリー競馬場の Julian Thick マネージングディレクターは、「競走馬と騎手の安全と福祉は、常にわれわれの最優先事項です。今回の改修は、グランドナショナルコースを可能な限り安全にするという継続した努力の一環です。」「競馬から危険を完全に取り除くことはできません。しかし、今回発表した改善策が良い結果をもたらすことに自信を持っています。われわれは今後も注意深くモニターを続け、安全のために必要な改善を行う予定です」と述べています。

エイントリー競馬場・グランドナショナルコース案内 - BBC 
John Smiths Grand National Chase 2011- YouTube 
グランドナショナル - Wikipedia

アルゼンチン2000ギニー大賞、サジェスティヴボーイがG1連勝

8月6日に行われた2000ギニー大賞(G1)は、前走のG1エストレジャス大賞ジュヴェナイル勝ち馬サジェスティヴボーイが勝ち、G1競走3勝目を挙げました。エストレジャス大賞ジュヴェナイル4着のキーデシジョンがクビ差2着に逃げ粘り、エストレジャス大賞ジュヴェナイル10着のマラガンバが3着に入っています。

2000ギニー大賞のレース映像。

エストレジャス大賞ジュヴェナイル3着のラビッドインザライが1番人気でしたが4着に終わっています。なお、上位3頭は5月の亜G1グランクリテリウム大賞に揃って出走し、サジェスティヴボーイが5着、キーデシジョンが2着、マラガンバが3着でした。グランクリテリウム大賞勝ち馬でエストレジャス大賞ジュヴェナイル2着のエスケープオブグローリーは出走しませんでした。
亜G1グランクリテリウム大賞、エスケープオブグローリーが制覇

アルゼンチン1000ギニー大賞、ストーミーニングナが姉妹制覇

レース名(Gran Premio Clasico Dos Mil Guineas)
2011年8月6日、アルゼンチン・サンイシドロ競馬場、芝1600m
3歳牡馬、G1、10頭、Good、レース結果レース結果(要登録)、レース映像(要登録)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1サジェスティヴボーイ
Suggestive Boy
3牡
4.0倍
E.Ortega1分32秒445戦【3-1-0-1】
2キーデシジョン
Key Decision
3牡
5.2倍
J.C.Noriegaクビ6戦【1-2-1-2】
3マラガンバ
Malagamba
3牡
11.25倍
J.A.Ricardo2・1/25戦【1-0-2-2】

仏G2ギョーム・ドルナーノ賞、ガリコヴァが重賞2勝目

8月15日に行われた仏G2ギョーム・ドルナーノ賞は、仏3歳牝馬2冠馬ゴールデンライラックやドイツダービー馬ヴァルトパーク Waldpark などが集った注目の1戦になりました。勝ったのは2番人気で、前走の仏オークスではゴールデンライラックから1馬身差2着に敗れていたガリコヴァです。この1レース後には半姉のゴルディコヴァが負けたのですが、妹は重賞2勝目を挙げました。

2011年ギョーム・ドルナーノ賞のレース映像。予備1(YouTube)。青の胴、白の袖の2頭の内、前を走る青の帽子が2着スローペース、後ろの白の帽子がガリコヴァ。ゴールデンライラックは、赤と緑の勝負服です。


ガリコヴァを管理する F.ヘッド調教師はガリコヴァについて、「12ハロンでも問題ないと思うので、次走は仏G1ヴェルメイユ賞(9月11日、3歳以上牝馬、ロンシャン競馬場・芝2400m)に向かいます」と述べました。また6戦目で無敗の途切れたゴールデンライラックのギュイヨン騎手は「こういうソフトな馬場は彼女には全く向いていません。良馬場でないと、いつものように加速することができないようです。」とコメントしています

4戦4勝の無敗のドイツダービー馬ヴァルトパークは、1着から4・1/4馬身差、ゴールデンライラックから約1馬身差の6着に敗れています。

ギョーム・ドルナーノ賞(Prix Guillaume D'Ornano)
2011年8月15日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝2000m
3歳、G2、8頭、Good To Soft、レース結果予備2(有料)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ガリコヴァ
Galikova
3牝
3.5倍
O.ペリエ2分07秒606戦【4-1-0-1】
仏G3クレオパトル賞1着
2スローペース
Slow Pace
3セン
60倍
M.バルザローナ26戦【2-1-0-3】
重賞3戦連続4着
3ゴールデンライラック
Golden Lilac
3牝
2倍
M.ギュイヨン1・1/26戦【5-0-1-0】
仏1000ギニー
仏オークスの2冠

仏G1ジャックルマロワ賞、ゴルディコヴァ敗れる。3歳馬イモータルヴァースがG1連勝

8月15日に行われた仏G1ジャックルマロワ賞は、英G1コロネーションS.勝ち馬イモータルヴァースがG1競走15勝目を狙ったゴルディコヴァを下して優勝、G1競走2勝目を挙げました。グレードレースは仏G2サンドリンガム賞から3連勝です。ゴルディコヴァとクビ差3着にサプレザが入り、上位3頭を牝馬が占めました。


2011年ジャックルマロワ賞のレース映像。勝負服などは上の画像を参照してください。

"Prix Jacques Le Marois 2011" Immortal Verse... 投稿者 DIRECTVISION1

またこのページ右の画像をクリックするとスライドショーが見れます。ゴルディコヴァはいつもよりはすこし後ろで競馬をしたようで、粘りが身上のゴルディコヴァをイモータルヴァースがコロネーションS.で見せた素晴らしい瞬発力で一気に差し切ってそのままゴールといった感じです。まあゴルディコヴァは去年と同じ2着ですし、 BCマイル4連覇に向けてそれほど悲観する内容では無いでしょう。

イモータルヴァースは今回ゴルディコヴァやサプレザより3kg軽い斤量でしたが、前走のコロネーションS.もとても印象的な勝ち方だったので、今後は対フランケルでも期待したいです。

昨年の香港マイル2着馬ロイヤルベンチが4着、仏G1ガネー賞勝ち馬プランテュールが5着、今年の仏2000ギニー馬ティンホースが6着、昨年の仏G1ジャンプラ賞勝ち馬ディックターピンが7着、今年のジャンプラ賞勝ち馬ミューチュアルトラストが10着、でした。

ゴルディコヴァ、ロートシルト賞を勝ってG1・14勝目、次走はジャックルマロワ賞

ジャックルマロワ賞(Prix Jacques Le Marois)
2011年8月15日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝1600m
3歳以上、G1、12頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1イモータルヴァース
Immortal Verse
3牝
20倍
G.モッセ1分38秒307戦【4-1-0-2】
英G1コロネーションS.1着
2ゴルディコヴァ
Goldikova
6牝
1.倍
O.ペリエ125戦【17-5-2-1】
G1競走14勝
3サプレザ
Sahpresa
6牝
15倍
C.ルメールクビ19戦【7-4-4-4】
G1サンチャリオットS.2連覇

2011年8月15日月曜日

米G1アーリントンミリオンS.、オブライエンのケープブランコがG1連勝

8月13日に行われた米G1アーリントンミリオンS.は、ケープブランコが前走G1マンノウォーS.に続き、2年連続北米芝チャンピオンのジオポンティを下してG1連勝。G1は4勝目です。同日のセクレタリアトS.のトレジャービーチとあわせてA.オブライエン調教師は遠征で北米G1を2勝しました。また、ケープブランコとトレジャービーチとはどちらもガリレオ産駒で今年はもう勢いは止まらなさそうです。

また、2004年に1位入線4着降着になったことがあるJ.スペンサー騎手はこのレース初勝利です。

ケープブランコの次走は不明です。バリードイル陣営では、ソーユーシンクが愛チャンピオンから距離が持ちそうなら凱旋門賞、駄目そうなら豪コックスプレートへ、トレジャービーチがBCターフ、アウェイトザドーンがBCクラシックと向かうと考えられます。ケープブランコもBCターフでしょうか?  10ハロンへの適正を考えると(アウェイトザドーンの今後によっては)英チャンピオンS.からBCクラシックもありそうですが。オブライエン厩舎はほんとに贅沢なラインナップですね。

ジオポンティはシャドウェルターフマイルS.に向かう模様。

2011年アーリントンミリオンのレース映像。



アーリントンミリオンS.(Arlington Million Stakes)
2011年8月13日、アメリカ・アーリントンパーク競馬場、芝10ハロン
3歳以上、G1、10頭、レース結果レース映像予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ケープブランコ
Cape Blanco
4牡
3.1倍
J.スペンサー2分05秒3914戦【8-1-0-5】
愛チャンピオンS.1着(6頭)
愛ダービー1着(10頭)
2ジオポンティ
Gio Ponti
6牡
3.3倍
R.ドミンゲス2・1/227戦【11-10-1-5】
G1競走6勝
3ディーンズキトゥン
Dean's Kitten
4牡
19.3倍
J.ルパルークビ22戦【4-3-4-11】
G2レーンズエンドS.1着

米G1ビヴァリーD.S.、スタセリタがG1競走5勝目

8月13日に行われた米G1ビヴァリーD.ステークスは、アメリカ移籍2戦目のスタセリタが、前走で米G1ゲームリーS.を勝っていたドバウィハイツを1・1/4馬身抑えて優勝しました。最終コーナーで内枠の利を活かして簡単に勝ちましたね。2着と頭差の3着に南アフリカからドバイ→シンガポール→イギリス→アメリカと遠征中のリヴァージェテスが入っています。ドバウィハイツもイギリスからの移籍馬です。この日アメリカでは4つの芝G1競走が行われましたが、4つとも欧州からの移籍、または遠征馬が勝っています。

前走米G3アーリントンメイトロンS.6馬身差圧勝していたパッチアタックは8着でした。

スタセリタは昨年8月の仏G1ジャンロマネ賞以来となる約1年ぶりの勝利で、G1競走5勝目です。前走の米G1ユナイテッドネイションズS.は3着でした。スタセリタは今後、10月1日の米G1フラワーボウル招待S.を使ってBCフィリー&メアターフに向かう予定で、これは昨年のレッドディザイアと同じローテーションです。

2011年ビヴァリーD.S.のレース映像。逃げるピンクの帽子がドバウィハイツ、3番手の内を追走するオレンジと青の勝負服がスタセリタです。


ビヴァリーD.S.(Beverly D. Stakes)
2011年8月13日、アメリカ・アーリントンパーク競馬場、芝9.5ハロン
3歳以上牝馬、G1、頭、レース結果
着順馬名性齢
2.9倍
騎手着差通算成績
主な成績
1スタセリタ
Stacelita
5牝
9.8倍
R.ドミンゲス1分57秒5716戦【9-2-2-3】
G1競走5勝目
2ドバウィハイツ
Dubawi Heights
4牝
オッズ
J.ロザリオ1・1/413戦【4-41-4】
米G1ゲームリーS.1着
3リヴァージェテス
River Jetez
8牝
4.9倍
C.スミヨンアタマ41戦【12-8-9-13】
ドバイデューティーフリー2着

コスモバルク、屈腱炎で引退のウワサ

ツイッターを見ているとコスモバルクが屈腱炎のため引退することになったようです。競走馬復帰&アイルランドでの初出走を20日に控えていましたが、こうなるとは残念です。命に関わるような症状ではないでしょうし、最悪の結果にならなかっただけマシですが。

Twitter / 検索 - コスモバルク

本日15日発売の週刊ギャロップ情報らしいですが、私は未確認です。引退が事実なら近いうちに各紙サイトにも掲載されるでしょう。

追記:
日刊スポーツで報じられました。
コスモバルク屈腱炎で復帰断念、引退 - nikkansports.com

 また、ビッグレッドファームのツイッターアカウントによると、
皆様にはご心配おかけしてることと思います。競走馬としてはターフで駆ける事は出来なくなってしまいましたが、命に別状はなく、10月~11月頃を目処に日本へ戻ってくる予定です。
http://twitter.com/#!/BigRedFarm/status/103381410303324160
 とのことです。Gigazineの記事に現役時代の動画がいくつかまとめて紹介されています。
道営競馬のエース、コスモバルクがついに完全引退へ - GIGAZINE

2011年8月14日日曜日

米G1ソードダンサー招待S.、ウィンチェスターが最後方から差し切ってG1競走4勝目

8月13日に行われた米G1ソードダンサー招待S.は、最後方を進んだウィンチェスターが最終4コーナーから進出すると、逃げ粘るラーイズアトーニーをゴール前で差し切って優勝、G1競走4勝目を挙げています。2着のラーイズアトーニーは08年のマイルチャンピオンシップ出走馬(9着)。3着に6番人気アルカリが入りました。

ウィンチェスターのC.クレメント調教師はこの30分後にも、米G1アーリントンミリオンS.でジオポンティを2着させています。ウィンチェスターの次走は不明ですが、昨年4着だったBCターフに向けて進んでいくのではないかと思います。

2011年ソードダンサー招待S.のレース映像。


ソードダンサー招待S. (Sword Dancer Invitational Stakes)
2011年8月13日、アメリカ・サラトガ競馬場、芝12ハロン
3歳以上、G1、7頭、レース結果レース映像予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ウィンチェスター
Winchester
6セン
オッズ
C.ヴェラスケス2分26秒7423戦【6-6-2-9】
セクレタリアトS.など
G1競走4勝目
2ラーイズアトーニー
Rahy's Attorney
7セン
オッズ
E.ウィルソン3/441戦【14-10-4-13】
加G1ウッドバインMS.1着
3アルカリ
Al Khali
5牡
オッズ
A.ガルシア3/425戦【6-3-3-13】
米G3サラナックS.(7頭)

追記: ラーイズアトーニーの引退が決定しました。腱に異常が見つかり、若ければ半年ぐらいで復帰できる症状だが、7歳でもあり、もっと悪くなる可能性を考えたとのこと。

米G1セクレタリアトS.、トレジャービーチが優勝

8月13日に行われた米G1セクレタリアトステークスは、今年の英ダービー2着愛ダービー1着のトレジャービーチが遠征してきました。レースは同じく欧州(フランス)から遠征のジヤリッドが逃げ、トレジャービーチが2番手から追走する展開、直線で思いのほかジヤリッドが粘りましたが、ゴール前でトレジャービーチがクビ差だけ押さえ込みG1競走2勝目を挙げています。


2011年セクレタリアトS.のレース映像。逃げる緑の勝負服がジヤリッド、2番手紫の勝負服がトレジャービーチです。


2着のジヤリッドはディープインパクト産駒バロッチがデビュー戦で負けた相手です。ここまで3連勝中で、前走は仏G3ダフニ賞を逃げ切って重賞初勝利していました。

2番人気3着に、米G3ジェファーソンカップS.など重賞2勝で、前走米G2ヴァージニアダービー2着のバンドが入っています。


セクレタリアトS.(Secretariat Stakes)
2011年8月13日、アメリカ・アーリントンパーク競馬場、芝10ハロン
3歳、G1、9頭、レース結果レース映像予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1トレジャービーチ
Treasure Beach
3牡
2.5倍
D.オドノヒュー2分03秒9110戦【5-3-1-1】
愛ダービー1着(8頭)
2ジヤリッド
Ziyarid
3牡
9.0倍
C.ルメール
クビ
7戦【4-1-0-2】
仏G3ダフニ賞(9頭)
3バンド
Banned
3牡
4.3倍
G.ゴメス1・1/29戦【4-1-2-2】
米G2アメリカンターフS.
1着(12頭)

2011年8月13日土曜日

コスモバルク、8月20日のバリーカレンS(準重賞)へ。フェイムアンドグローリーと対戦?

アイルランドで現役復帰を目指しているコスモバルクの初戦が準重賞バリーカレンステークス (Ballycullen Stakes)に決まりました。8月20日にアイルランド・カラ競馬場で行なわれる14ハロン(約2816m)のレースで、日本時間午後11時15分の予定です。


追記
コスモバルクは引退が決まりました
追記ここまで


「決まりました」 って、実は7月3日のビッグレッドファームさんのブログで紹介されてたんですけどね。いまごろ気づいたのです。上のリンクで紹介されている動画はこの記事の下にも貼り付けています。下のリンクはビッグレッドファーム公式ブログのコスモバルク関連記事一覧です。

調教風景~動画~ - ビッグレッドファーム 公式ブログ
コスモバルク - ビッグレッドファーム 公式ブログ


昨年の勝ち馬はその後、愛セントレジャー4着、また09年の勝ち馬は愛セントレジャー1着しています。今年の場合、最大の問題はA.オブライエン調教師の妻のツイートによると、フェイムアンドグローリーもバリーカレンS.に出走する予定であるということです。

フェイムアンドグローリーは昨年までに愛ダービーなどG1を4勝し、今年は7月に英G1アスコットゴールドカップ優勝したほか準重賞を2勝して3戦3勝です。

まさかの強敵出現ですが、コスモバルクももう10歳でもともとかなり厳しい戦いになるでしょうし、無事に走ってくれればそれでいいです。

過去記事
キングストレイルとコスモバルクがアイルランドで現役復帰か?
英G1アスコットゴールドカップ、フェイムアンドグローリーがG1競走5勝目
ポップロック、アイルランドでの初戦ギネスレースに勝利
愛セントレジャー、ポップロックは最下位

2011年8月12日金曜日

バロッチ15日のG2出走は無し、アクアマリンはG1も?

以前の記事でディープインパクト産駒バロッチが8月15日の仏G2ギョーム・ドルナーノ賞にでるかもしれないとお伝えしましたが、バロッチは出走しないことになりました。いまのところ次走は不明です。

ちなみにギョーム・ドルナーノ賞の出馬表はこちら。フランス3歳牝馬2冠ゴールデンリラックや、ドイツダービー勝ち馬 Waldpark、仏オークス2着でゴルディコヴァの半妹などが出走予定です。

ゴルディコヴァの半妹ガリコヴァ Galikova がG3クレオパトル賞優勝
仏G1ディアヌ賞(仏オークス)、ゴールデンリラックが無敗の2冠制覇


またデビュー以来2連勝したアクアマリンについて、現在デグザングル厩舎で研修中の田中博康JRA騎手が次のようにツイートしています。
ディープ産駒のアクアマリンがデビューから二連勝。格上の条件を勝ち、次はドイツのG3か何かのGI使うみたいです。今日乗ったら、かなり疲れがありました( ̄◇ ̄;)less than a minute ago via ついっぷる for iPhone Favorite Retweet Reply


ドイツのG3は9月25日にドイツ・ケルン競馬場・芝2200mで行なわれる3歳以上牝馬限定G3 Kölner Herbst Stutenpreis ケルン秋季牝馬賞のことです。 なにかのG1というのはその後のツイートを見ても不明。仮にフランスの中距離牝馬G1だとすると、9月11日のヴェルメイユ賞(3歳以上牝馬、ロンシャン競馬場・芝2400m)が時期的に最も近いですが、まだケルン秋季牝馬賞以外のレースに登録していないので分かりません。

追記
アクアマリンの次走は9月2日リアンクール賞か?

8月11日のサンデーベスは3着

8月11日にイギリス・ソールズベリー競馬場で行われたハンデキャップ競走にディープインパクト産駒サンデーベスが出走しましたが、1着から4・1/2馬身差の3着に敗れています。またも初勝利を挙げられませんでした。


2011年トブーグ・フィリーズ・ハンデキャップのレース映像
上の画像の勝負服がサンデーベスで、中団後ろのほうから進んでいます。

4勝目を挙げた1着ドバイグローリーの斤量は約56.7kg、2馬身差2着シュガーヒカップは約52.6kgであったのに対してサンデーベスは57.6kgでした。

サンデーベス、前走は2着(7月14、レース映像リンクあり)
6月16日のG2リブルスデイルS.は最下位12着

トブーグ・フィリーズ・ハンデキャップ(E B F "Tobougg" Fillies' Handicap )
2011年8月11日、イギリス・ソールズベリー競馬場、芝14ハロン
3歳以上牝馬、11頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ドバイグローリー
Dubai Glory
3牝
13倍
J.ドイル2分35秒4617戦【4-0-3-10】
2シュガーヒカップ
Sugar Hiccup
3牝
17倍
L.モリス26戦【0-2-1-3】
3サンデーベス
Sunday Bess
3牝
13倍
R.キングスコート2・1/27戦【0-3-1-3】
メイドン戦3着2回

2011年8月11日木曜日

ゴルディコヴァ、ロートシルト賞を勝ってG1・14勝目、次走はジャックルマロワ賞

7月31日に行われた仏G1ロートシルト賞はゴルディコヴァがサプレザの追い込みを短クビ差抑えて優勝、このレース4連覇、G1競走14勝目を挙げました。

3着馬は英G1ファルマスS.勝ち馬タイムピース。ファルマスS.3着のファーストシティーが4着でした。

2011年ロートシルト賞のレース映像。


ゴルディコヴァの次走は昨年2着に敗れたジャック・ル・マロワ賞(8月15日)に向かう模様です。なお、そのあとは10月15日の英G1クイーンエリザベス2世ステークスにも登録しています。出走すれば無敗のフランケルとの対決が実現します。もちろん最大目標は11月5日、ブリーダーズカップ史上初めてのBCマイル4連覇です。

2010年ジャック・ル・マロワ賞はマクフィが優勝(レース映像あり)


ロートシルト賞(Prix Rothschild)
2011年7月31日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝1600m
3歳以上牝馬、G1、8頭、Good 、レース結果、レース映像予備1予備2
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ゴルディコヴァ
Goldikova
6牝
1.4倍
O.ペリエ1分34秒3024戦【17-4-2-1】
BCマイル3連覇
2サプレザ
Sahpresa
6牝
7.8倍
C.ルメール短クビ18戦【7-4-3-4】
サンチャリオットS.2連覇など
3タイムピース
Timepiece
4牝
8.5倍
T.クウィリー214戦【6-3-2-3】
英G1ファルマスS.1着(11頭)

2011年8月9日火曜日

ディープ産駒アクアマリン、デビュー2連勝


フランスで走っているディープインパクト産駒アクアマリンが8月8日に行われたラムシン賞(クレールフォンテーヌ競馬場・芝2400m)に出走し、1番人気に応えて見事1着、デビュー2連勝です。ラムシン賞は重賞でも準重賞でもありません。アクアマリン以外の6頭が牡馬、1頭がセン馬で、アクアマリンは1.5kg軽い斤量でした。

有料ですがレース映像はこちら。アクアマリンは2番枠から好スタートを決めると、前に行きたい他馬は行かせて中団内目を進みます。直線に入るとほとんど持ったままで先頭に並び、スミヨン騎手は後ろを見る余裕がありました。あとは追い出して後続との差をキープしたまま2着に1馬身差をつけてゴールしています。2着馬は道中最後方から、3着は逃げていた馬でした。ちなみに2着馬はG1競走4勝のヴィジョンデタの全弟。4着の NORASHMANは前走の準重賞(2400m)で1着から約1馬身差4着しています。

クリストフ・スミヨン騎手「午前中はすこし気負っていたけど、午後にはリラックスした様子でした。素晴らしい馬で、何の苦もなく上がっていくことができました。最後につけた着差はわずかでしたが、それでもとても良い競馬でした。確実に準重賞、重賞クラスでもやっていけると思います」という感じのことを述べているようです(フランス語記事をGoogle翻訳で読みました)。

過去記事 ディープ産駒アクアマリン Aquamarine が仏デビュー戦快勝


欧州で走るディープ産駒としては初めて2勝目を挙げたアクアマリンですが、次走はいまのところ不明。9月25日にドイツ・ケルン競馬場・芝2200mで行なわれる3歳以上牝馬限定G3 Kölner Herbst Stutenpreis ケルン秋季牝馬賞にエントリーしていることは確認できます。それまでにもう1戦ぐらいは使えそうですけどね。

折り合いは問題なし。スミヨン騎手の太鼓判もあって次走以降に期待です。課題というか未知数な点は時計が速くなってどうかということでしょう。いずれも2400mの1,2戦目ともに重馬場で、デビュー戦は2分40秒30、2戦目は2分39秒70でした。

ラムシン賞(Prix Ramsin)
2011年8月8日、フランス・クレールフォンテーヌ競馬場、芝2400m
3歳、8頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1アクアマリン
Aquamarine
3牝
2.8倍
C.スミヨン2分39秒702戦【2-0-0-0】
2アフェールデタ
Affaire d'Etat
3牡
12倍
T.テュリエ12戦【1-1-0-0】
ヴィジョンデタの全弟
3アガッセ
Agasse
3牡
24倍
A.クラストゥス3/43戦【1-0-1-1】












2011年8月8日月曜日

愛G1フェニックスS.、人気薄の牝馬ラコリーナが優勝

ヨーロッパ今年最初の2歳G1愛フェニックスステークスは、単勝8番人気(34倍)の人気薄ラコリーナが、英G2コヴェントリーS.勝ち馬パワーを差し切って優勝、重賞初勝利をG1で飾りました。3着に準重賞マーブルヒルS.でパワーと短頭差2着していたタフアズネイルズが入っています。4着は愛G2レイルウェイS.優勝のリルボーンラッドでした。

ラコリーナの5代血統表。父ストラテジックプリンスは初年度産駒からG1勝ち馬輩出です。ストラテジックプリンスの父父はデインヒルで、ラコリーナの母父がガリレオだから、これもガリレオ×デインヒルのニックスになってます。

2011年フェニックスS.のレース映像。ラコリーナは9番枠発走のシャドウロール装着馬。


英G2コヴェントリーS.、パワーが制覇

フェニックスS.(Keeneland Phoenix Stakes)
2011年8月7日、アイルランド・カラ競馬場、芝6ハロン
2歳、G1、9頭、Good To Yielding 、レース結果レース映像予備(要登録)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ラコリーナ
La Collina
2牝
34倍
D.マクドノフ1分13秒303戦【2-1-0-0】
愛G3シルヴァーフラッシュS.
2着(6頭)
2パワー
Power
2牡
2.75倍
S.へファナンクビ4戦【3-1-0-0】
英G2コヴェントリーS.1着
3タフアズネイルズ
Tough As Nails
2牡
13倍
G.キャロル1・3/45戦【1-3-1-0】
愛G2レイルウェイS.2着(5頭)

愛G2デビュタントS.、メイビーが快勝して4戦4勝

8月7日に行われた愛G2デビュタントS.は、前走G3シルヴァーフラッシュS.を勝っているメイビーが2番手追走から楽に抜け出し、2着に2・1/2馬身差をつけて優勝しました。2,3着馬はいずれも初勝利を上げてばかりでした。愛G3タイロスS.を4馬身差快勝していたリメンバーアレキサンダーが2番人気5着に敗れています。

デビュタントS.のレース映像 - At the Races(要登録)

メイビーはこれで4戦4勝。フランケルと同じ父ガリレオ、母父デインヒルという血統です(5代血統表)。次走は8月28日の愛2歳牝馬G1モイグレアスタッドステークスで初G1勝利を狙います。

ちなみにメイビーが前走クビ差で負かしたラコリーナが、デビュタントS.の直後に行われた愛G1フェニックスS.を勝ちました

デビュタントステークス(Keeneland Debutante Stakes)
2011年8月7 日、アイルランド・カラ競馬場、芝7ハロン
2歳牝馬、G2、9頭、Good To Yielding 、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1メイビー
Maybe
2牝
2.25倍
J.オブライエン1分27秒434戦【4-0-0-0】

2イエローローズバッド
Yellow Rosebud
2牝
8倍
P.スマレン2・1/22戦【1-1-0-0】

3ライトニングパール
Lightening Pearl
2牝
17倍
K.レイサムアタマ3戦【1-1-1-0】

愛G2ロイヤルウィップS.、バニンパイヤが重賞5勝目

8月7日に行われた愛G2ロイヤルウィップS.は、前走のG1愛オークスで短頭差2着だったバニンパイヤが、最後方追走から一気に差し切って重賞5勝目をあげました。牡馬相手の重賞は2勝目です。

2番人気2着のダンボインエクスプレスはG3を2勝。愛2000ギニーと愛ダービーはどちらも8頭立て5着。これと同斤量で勝った訳ですから、バニンパイヤもやはり強いです。

バニンパイヤは今期はすでに9戦(内8戦が重賞)して6勝。使い減りせずよく走ってます。次走は8月18日の英G1ヨークシャーオークスの可能性もありますが、すこし間隔をあけて10月2日、凱旋門賞当日の仏G1オペラ賞(3歳以上牝馬、ロンシャン競馬場・芝2000m)へ直行するかも知れないとのこと。

2011年ロイヤルウィップステークスのレース映像。要登録。直線で内の馬に迷惑をかけてしまいましたが、着順変更なし。脚色から考えて結果に影響はなかったでしょうしね。
2011年ロイヤルウィップS.のレース映像 - At the Races

レース名(Keeneland Royal Whip Stakes)
2011年8月7日、アイルランド・カラ競馬場、芝10ハロン
3歳以上、G2、6頭、Good、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1バニンパイヤ
Banimpire
3牝
1.8倍
K.マニング2分10秒4313戦【7-1-2-3】
英G2リブルスデイルS.1着
(12頭)
2ダンボインエクスプレス
Dunboyne Express
3牡
5倍
D.マクドノフ3/48戦【3-2-0-3】
G3愛2000ギニー
トライアルS.1着
3ムタハディー
Mutahadee
3牡
7.5倍
W.ローダン33戦【1-0-2-0】
重賞初出走

英オークス馬ダンシングレイン、G1独オークスも優勝

8月7日に行われたG1ディアナ賞(独オークス)は、英オークス馬ダンシングレインがまさかの出走。イギリスのクラシック勝ち馬がその年のドイツのクラシック競走に出走するのはこれが初めてだったとのこと(Racing Post)。1番人気に支持されたダンシングレインが英オークスと同じように積極的に先手を取ると、直線で後続との差を広げ3馬身差で優勝しました。2着に外からよく追い上げた3番人気ジュママ、さらに2・1/2馬身離れた3着にエイグレットガゼットが入っています。

2011年ディアナ賞のレース動画。レース中は音なし、レース後から音が入るので注意。赤い帽子、緑の勝負服がダンシングレインです。



前走の愛オークスで5着に敗れていたダンシングレインはこれで重賞2勝目。2着のジュママは2走前に独2000ギニーを1番人気5着、前走の準重賞ディアナトライアルでは独オークスと同じデュッセルドルフの2200mで2,3着馬より2kg多く背負いながら完勝していました。エイグレットガゼットは独2000ギニー4着馬ですが、前走2200mの独G3で9頭立て7着に敗れており、11番人気と人気薄でした。

他に前走イタリアのG3勝ち馬 Navarra Queen が2番人気4着、独G2ディアナトライアル勝ち馬セルキスが4番人気でしたが、最下位16着に敗れています。独1000ギニー馬リプスポイズンは不出走。

英オークス、ダンシングレインが逃げ切り勝ち(レース映像あり)
独1000ギニートライアルG3シュヴァルツゴルトレネン、ジュママが重賞2連勝
独G2ディアナトライアル、セルキスが重賞初勝利
G2独1000ギニーはリプスポイズンが優勝(レース映像へのリンクあり)

ディアナ賞(Preis der Diana 、German Oaks )
2011年8月7日、ドイツ・デュッセルドルフ競馬場、芝2200m
3歳牝馬、G1、16頭、Soft、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ダンシングレイン
Dancing Rain
3牝
2.6倍
K.ファロン2分20秒326戦【3-2-0-1】
英オークス1着(13頭)
2ジュママ
Djumama
3牝
5.8倍
A.ヘルフェンバイン5戦【4-0-0-1】
重賞3勝
3エイグレットガゼット
Aigrette Garzette
3牝
42.5倍
M.デムーロ2・1/26戦【1-1-1-3】
独1000ギニー4着

2011年8月7日日曜日

2011年シャーガーカップはアイルランドチームが優勝、武豊騎手は1勝

8月6日に英アスコット競馬場で行われたシャーガーカップに武豊騎手が参加しました。シャーガーカップはイギリス、アイルランド、ヨーロッパ、世界選抜の3人ずつ4チームが競う騎手選抜シリーズです。

チーム対抗はアイルランドが優勝しました。シルバーサドル賞(最多ポイント獲得騎手)は35ポイントを獲得したイギリスのポール・ハナガン騎手です。武豊騎手は第2レースで1勝をあげましたが、他のレースではポイントを獲得できず、個人成績では15ポイントの10位(12人中) でした。第1レースは脚を余した感があってもったいなかったです。なお、第2レースの騎乗が評価され、1日で最もすばらしい騎乗に与えられる Ride of The Day に選ばれています。

シャーガーカップ騎乗予定騎手が決定 - JRA
「シャーガーカップ」武 豊騎手の騎乗結果 - JRA

12人の成績
順位騎手ポイント
1ポール・ハナガン(英)35
2ヒュー・ボーマン(世)25
2ミルコ・デムーロ(欧)25
2コルム・オドノヒュー(愛)25
5リチャード・ヒューズ(愛)23
6フランシス・ベリー(愛)22
7クリストフ・ルメール(欧)20
8ダグラス・ホワイト(世)17
9ジム・クローリー(英)16
10武豊(世)15
11ヘイリー・ターナー(英)12
12オリビエ・ペリエ(欧)5

武騎手が勝った第2レースのレース動画。武騎手は袖と帽子が黒の縦じまの勝負服で、外から4頭目、9番枠の発走です。


記事上にハイライト動画あり
Ireland grab third Shergar Cup in final race - Racing Post

2011年シャーガーカップ全レースのレース映像(レース名が動画へのリンク、要登録)、および武騎手の結果
武騎手は袖と帽子が黒の縦じま。人気はオッズではなく人気順。騎乗は各人5レースずつ。
レース名馬名人気
Les Ambassadeurs Casino Shergar Cup MileMaster Of Arts86
Dubai Duty Free Shergar Cup Stayers HandicapIle De Re31
Barclays Shergar Cup Dash騎乗せず--
Titanic Belfast Shergar Cup ClassicArt History87
Michael Page International Shergar CupRock A Doodle Doo17
Dubai Duty Free Shergar Cup SprintGooglette87

サンデーベスは8月11日の牝馬限定ハンデ戦へ、アクアマリンは9月のドイツG3にエントリー

以前の記事でディープインパクト産駒サンデーベスが8月5日のメイドン戦に出走するかもとお伝えしましたが、出てきませんでした。代わりに8月11日の牝馬限定ハンデ競走(リングフィールド競馬場、芝14ハロン)に登録しています。出走する場合は、これまでの全6戦と同じリチャード・キングスコート騎手が騎乗する模様。ちなみに5日のレースは女王陛下の Wayward Glance が1番人気に応えて8馬身差で圧勝しました。

また、同じディープ産駒のアクアマリンは予定通り8月8日のレースに出走するようで、こちらが出馬表です。8頭立てでアクアマリンが唯一の牝馬であり、前走に続きC.スミヨン騎手が騎乗です。また、9月25日にドイツ・ケルン競馬場・芝2200mで行なわれる3歳以上牝馬限定G3 Kölner Herbst Stutenpreis ケルン秋季牝馬賞にもエントリーしています。8日の結果次第ではここに行くのかもしれません。

2011年8月5日金曜日

ナサニエル、馬場状態次第で凱旋門賞パス、英チャンピオンS.へ

"キングジョージ"を5馬身差で勝ったナサニエルは、10月2日の凱旋門賞のほかに、10月15日のG1チャンピオンS.にも登録していることが明らかになりました。管理するジョン・ゴスデン調教師は、「ナサニエルをチャンピオンS.に登録しました。凱旋門賞に行けない場合の備えです。凱旋門賞の馬場が固すぎる場合には、回避してチャンピオンS.に向かうかもしれません。」と述べています。あくまで凱旋門賞が最大目標のようですが、馬場次第ではチャンピオンS.に向かうということです。


英チャンピオンS.は1877年の創設以来、昨年までニューマーケット競馬場で行われてきましたが、ブリティッシュチャンピオンズデー(British Champions Day)の創設にあわせて、今年からアスコット競馬場で開催されます。また、賞金額は英国競馬史上最高の総賞金130万ポンド(約1億6,400万円)、1着賞金737,230ポンド(約9300万円)が設定されました。いずれも英ダービーをわずかに上回る額です。


ナサニエルは2歳時は2走し、8ハロンで2着2回。3歳になって距離を12ハロンに延ばされると、12ハロンのみを4戦して3勝、キングジョージの他、G2キングエドワード6世S.5馬身差圧勝、G3チェスターヴァースではのちに英ダービー2着、愛ダービー優勝のトレジャービーチから頭差2着するなど、結果を出してきました。チャンピオンS.に出走すれば10ハロンを走るのは初めてのことです。ただしデビュー戦の8ハロンではフランケルから1/2馬身差の2着し、3着馬(のちに10ハロンのG3勝ち)には5馬身差をつけています。また父ガリレオなので、10ハロンでもまったく問題ないでしょう。


一方、キングジョージで2着した昨年の凱旋門賞馬ワークフォースは、オーナーブリーダーであるカリッド・アブドゥラのレーシングマネージャー、テディ・グリムソープ氏が「距離を考えてチャンピオンS.には登録しませんでした。ワークフォースは12ハロンを好んでおり、凱旋門賞が目標です」と述べており、こちらは凱旋門賞の予定です。キングジョージではレース後にワークフォースが負傷していたことが判明しており、ナサニエルにつけられた5馬身は必ずしも実力差をあらわしていないと思っているので、ぜひナサニエルにも凱旋門賞に出走してほしいです。またもちろん日本からヒルノダムール、ヴィクトワールピサ、ナカヤマフェスタらが参戦するわけでできるだけ豪華なメンバーで見たいですしね。


なお、同10月15日のクイーンエリザベス2世ステークス(1マイル)にフランケルが登録しています。

QIPCO British Champions Series | Home
2011年に総賞金300万ポンドのチャンピオンズデーを開催 - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル

ナカヤマフェスタ惜敗、凱旋門賞の感想(結果とレース映像も)
ナサニエルがキングエドワード7世S.を5馬身差で快勝
"キングジョージ"はナサニエルが重賞連勝で初G1制覇

2011年8月4日木曜日

マイルG1・5連勝のキャンフォードクリフスが怪我で引退

マイルG1競走を5連勝したヨーロッパのマイラー、キャンフォードクリフス Canford Cliffs が怪我のため引退することになりました。来年からアイルランドのクールモア・スタッドで種牡馬入りする予定です。

7月27日の英G1サセックステークスでフランケルから5馬身差の2着に敗れていましたが、このとき最後の直線で左に大きくよれていました。検査の結果、前脚のつなぎに異常が見つかり、現役を続行した場合、深刻なダメージを引き起こすと予想されるため、獣医学的なアドバイスに従って引退することが決定されました。

キャンフォードクリフス は、2010年の英2000ギニーで3着に負けたあと、愛2000ギニー、セントジェームズパレスS.、サセックスS.、2011年のロッキンジS.クイーンアンS.とマイルのG1レースを5連勝し、特にクイーンアンS.ではゴルディコヴァを差し切って、傑出したマイラーであることを証明しました。

全11戦で騎乗したリチャード・ヒューズ騎手は、「これまで騎乗した中で、最高の、最も速い競走馬でした」と述べています。


リチャード・ハノン調教師
「彼は2歳時の早い時期から短距離でスピードを見せ、3,4歳時により長いマイルでも発揮した珍しいタイプの競走馬でした。調教師として40年管理してきた中で最も優れた競走馬です。」「オーナーと自厩舎にとってこのようにケガで引退させねばならないことはとても残念なことです。しかし少なくともなぜサセックスであのようにひどくよれて走ったのかは説明できます。再びフランケルと対戦することを楽しみにしていたのですが。」

「とてもすばらしい競走馬であるため、(悪化しないという)可能性に賭けることはしないと決断することにしました。」「サセックスS.でのキャンフォードクリフスが本当の姿ではなかったと分かっています。フランケルはスーパースターですが、アスコットのクイーンエリザベス2世S.でもう一度対戦できることを楽しみにしていました。」「キャンフォードクリフスがいなくなることは寂しいですが、思い出とビデオとがあり、また遠くない将来に子供を迎えることができるでしょう」


文中、レース名へのリンクは過去記事(レース動画埋め込みまたはリンクあり)。
Coolmore :: News :: Champion miler CANFORD CLIFFS retired, will stand at Coolmore Stud in 2012
Brilliant miler Canford Cliffs retired to stud - Horse Racing News | Racing Post

2011年8月3日水曜日

米G2クーガー2世H.、バーボンベイが重賞5勝目。セツコは重賞初勝利おあずけ

サンタアニタダービー2着やサンタアニタH.2着などG1戦線でも活躍しながら重賞未勝利のセツコが1番人気に押されましたが、直線では2番人気バーボンベイと同じ位置から仕掛けながら突き放され、3着確保がやっと。2着にダフードが逃げ粘りました。

重賞8戦して2着4回のセツコさんには夏なんで頑張ってもらいたい。バーボンベイは重賞5勝目、ポリトラックの重賞は初勝利です。なお、クーガー2世H.は昨年に続きレコード決着でした。

2011年クーガー2世H.のレース映像。


クーガー2世H.(Cougar II Handicap)
2011年7月29日、アメリカ・デルマー競馬場、ポリトラック12ハロン
3歳以上、G3、7頭、レース結果(PDF)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1バーボンベイ
Bourbon Bay
5セン
3.3倍
J.タラモ2分29秒3920戦【7-3-4-6】
米G2サンマルコスS.1着(11頭)
2ダフード
Dahoud
5セン
5.1倍
J.ロザリオ2・3/414戦【3-3-2-6】
米G2サンルイレイS.2着(6頭)
3セツコ
Setsuko
4牡
2.5倍
V.エスピノーザ1・1/215戦【1-6-3-5】
米G1サンタアニタH.2着(11頭)