2013年9月15日日曜日

仏G2フォワ賞、オルフェーヴルが3馬身差快勝で2連覇。5着にステラウインド武豊

9月15日に行われた仏G2フォワ賞(芝2400m、4歳以上)は、逃げたステラウインド(武豊騎乗)を、その直後3番手内ラチ沿いにつけたオルフェーヴルが残り300mで馬なりのまま並びかけて交わすと、ほぼ流して3馬身差で快勝し、このレース2連覇です。追われたのは100m強ぐらいの間という楽勝でした。

今年のドバイシーマクラシック3着のベリーナイスネームが3馬身差の2着。吉田照哉氏の所有馬で、昨年の仏G1ヴェルメイユ賞2着があるピリカがさらに3/4馬身差の3着。

昨年の英2冠馬キャメロットは重馬場のため、出走取り消し。

昨年12月に南米の凱旋門賞ともいわれる亜G1カルロスペリグリーニ大賞(芝2400m)を勝ったゴーイングサムウェアが4着。ステラウインドが5着。昨年の凱旋門賞4着だったハヤランダは6着。

豪と香港でG1を3勝し、今年はドバイシーマクラシック(芝2410m)4着、仏G1ガネー賞(芝2100m)3着、英G1コロネーションカップ(芝12ハロン)2着、仏G1サンクルー大賞(芝2400m)2着と好走を続けていたドゥナデンは2番人気8着に終わっています。


オルフェーヴルは父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーンという血統。
3月31日のG2大阪杯以来の出走でしたが、特に問題なく楽勝しました。

勝ちタイム2分41秒47は、ニエル賞の2分37秒64、ヴェルメイユ賞の2分36秒82よりかなり遅いですが、これはステラウインドのペースがかなり遅かったということではないかと。

凱旋門賞は10月6日です。

2013年フォワ賞のレース映像(YouTube)

フォワ賞(Qatar Prix Foy)
2013年9月15日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2400m
4歳以上牡牝、G2、9頭、レース結果、総賞金13万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1オルフェーヴル
Orfevre
5牡
1.8倍
C.スミヨン2分41秒4719戦【11-5-1-2】
3歳三冠
有馬記念、宝塚記念
2ベリーナイスネーム
Very Nice Name
4牡
16倍
O.ペリエ316戦【6-2-5-3】
ドバイシーマクラシック3着
3ピリカ
Pirika
5牝
22倍
P.ブドー3/417戦【3-3-2-9】
昨年の仏G1ヴェルメイユ賞2着

仏G1ヴェルメイユ賞、トレヴがデビュー4連勝でG1競走2勝目

9月15日に行われた仏G1ヴェルメイユ賞(芝2400m、3歳以上)は、凱旋門賞前売りでも人気をしていた仏オークス馬トレヴが6,7番手内ラチ沿いを追走し残り400mで前が開くと、英重賞3連勝中だったワイルドココを残り100mで差し切って優勝し、デビューから無敗の4連勝、G1競走2勝目を挙げました。

デットーリ騎手は薬物問題で半年の騎乗停止後、これが初G1勝利です。

1・3/4馬身差の2着にワイルドココ。さらに3・1/2馬身差の3着に、仏1000ギニー4馬身差3着、仏オークス5馬身差4着馬で、その後2000mの仏3歳牝馬重賞を2連勝していたタサデイが入りました。

愛オークス2着、G1ヨークシャーオークス(芝12ハロン、3歳以上牝馬)2着のヴィーナスデミロが2番人気でしたが、8着に終わっています。


トレヴは父モティヴェーター、母トレヴィーズ、母の父アナバーという血統のフランス産馬。2代母がトリプティクの3/4同血という良血。半兄が仏G2で3着1回。

昨年9月の未出走馬戦を1・1/2馬身差で、今年5月にデビュー2戦目の条件戦(どちらも牝馬限定芝1600m)を3・1/2馬身差で連勝し、6月に行われた前走の仏G1ディアヌ賞(仏オークス、芝2100m、3歳牝馬)は4馬身差、従来のレコードを2.13秒上回るレコードで圧勝していました。ちなみにそのオークス2着馬はその次走の愛オークスを勝ちました。

勝ちタイムはキズナが勝ったニエル賞を0.82秒上回りました。まあペースの違いもありますが(追記:それから斤量の違いもありますね。キズナよりトレヴは3.5kg軽い))。古馬初対戦でも強い勝ち方で凱旋門賞でさらに人気を挙げそうです。

ヴェルメイユ賞(Qatar Prix Vermeille)
2013年9月15日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2400m
3歳以上牝馬(3歳54.5kg、4歳以上58kg)、G1、10頭、レース結果、総賞金35万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1トレヴ
Treve
3牝
1.7倍
F.デットーリ2分36秒824戦【4-0-0-0】
重賞2連勝
2ワイルドココ
Wild Coco
5牝
15倍
T.クウィリー1・3/49戦【5-2-0-2】
英重賞3連勝
3タサデイ
Tasaday
3牝
13倍
M.バルザローナ3・1/29戦【5-1-2-1】
仏重賞3勝

仏Paris Turf がオルフェーヴルの画像をフランス国内ニュースのアイコンに使用している

フランスの競馬メディア Paris Turf は、今年の3-5月ごろだったと思いますがサイトデザインを大きく変更しました。

この新デザインになって以降、次のようにフランス国内のニュースを示すアイコンにオルフェーヴル@凱旋門賞の画像が使われています。
ACTUALITES(ニュースの意味)→FRANCE


画像のみ。http://cdn1.paris-turf.com/medias/_cached/menu_category_default/images/categories/france.jpg


オルフェーヴルであることは顔や勝負服で明らかですが、フォワ賞ではなく凱旋門賞だとわかる理由は、後方に写っている黄色と青の縦じまの勝負服が凱旋門賞4着のハヤランダ Haya Landa だから。


凱旋門賞を勝った方のソレミアでないのは、ソレミアは引退していてオルフェーヴルが今年2013年の中心になりそうな馬だったから、とかでしょうかね。というわけで本日15日はオルフェーヴルの今年フランス初戦であるフォワ賞です。キズナはすでにフォワ賞の3レース前のニエル賞を勝ちました。

関連:南ア競馬サイトのトップ画像が武豊シンボリクリスエス

仏G2ニエル賞、キズナが優勝。2着に英ダービー馬ルーラーオブザワールド

ソース:http://www.france-galop.com/


9月15日に行われた仏G2ニエル賞(芝2400m、3歳)は、後方2,3番手追走のキズナが最後の直線で、中団追走した仏G1パリ大賞勝ち馬で凱旋門賞前売り1番人気のフリントシャーなどを交わして先頭に立つと、内から盛り返した英ダービー馬ルーラーオブザワールドを短アタマ差だけ押さえて優勝し、遠征初戦を無事に勝利で飾りました。

英ダービー5着、パリ大賞3着馬で4番手先行のオコヴァンゴも内を伸びて、さらに3/4馬身差の3着。フリントシャーがさらに1馬身差の4着。2-4着馬は残り1000mで4-6番手にいた3頭でキズナは9番手(後ろから2番手)でした。仏ダービー19頭立て8着のグレートジャーニー産駒マックスダイナマイトは7着でした。


キズナは父ディープインパクト、母キャットクイル、母の父ストームキャット、半姉に桜花賞などG1競走3勝のファレノプシスがいる血統

これで毎日杯、京都新聞杯、日本ダービーに続き重賞4連勝です。ディープインパクト産駒だから重い芝になってどうか心配でしたが、今回は重馬場で(それとおそらくスローペースでしたが)勝ちタイムは2分37秒64。ルーラーオブザワールドは時計のかかった英ダービーの勝ち馬で、これを僅差とはいえこの馬場で負かせるなら本番の凱旋門賞が雨になっても大いに期待できそうです。

4着に終わったフリントシャーは良馬場のほうが良いタイプだと思うので、一昨年のデインドリームが勝った時のような高速馬場なら本番で巻き返しは十分あると思います。

ちなみにこの Paris Turf のところでキズナにマウスをあわせると現れる画像は、フランスにいる同名馬のキズナでしたが、これで今回の画像に変わるでしょう。

2013年ニエル賞のレース映像(YouTube)。

ニエル賞(Qatar Prix Niel)
2013年9月15日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2400m
3歳、G2、10頭、レース結果、総賞金13万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1キズナ
Kizuna
3牡
7.8倍
武豊2分37秒648戦【6-0-1-1】
日本ダービー
毎日杯、京都新聞杯
2ルーラーオブザワールド
Ruler of the World
3牡
8.8倍
R.ムーア短アタマ5戦【3-1-0-1】
G1英ダービー
3オコヴァンゴ
Ocovango
3牡
11倍
O.ペリエ3/46戦【3-0-3-0】
英ダービー5着、パリ大賞3着
4フリントシャー
Flintshire
3牡
2.5倍
M.ギュイヨン15戦【3-1-0-1】
仏G1パリ大賞

愛チャンピオンS.、ザフューグがG1競走3勝目。2年連続牝馬の勝利

9月7日に行われた愛G1アイリッシュチャンピオンS.(芝10ハロン、3歳以上)は4番手追走した2番人気ザフューグが、逃げたトレーディングレザーと2番手先行した1番人気アルカジーム(英インターナショナルS.の2,3着馬)を残り300mあたりで交わすと、アルカジームに1・1/4馬身差をつけて快勝し、G1競走3勝目、牡馬相手のG1初勝利を挙げました。

昨年のスノーフェアリーに続き2年連続で牝馬の勝利です。ちなみにスノーフェアリーより前の牝馬の勝利は、1996年の Timarida までさかのぼる必要があります。


昨年の英G1レーシングポストトロフィー(芝1マイル、2歳)1着以来の出走で、同オッズ2番人気だったキングズバーンズは、最終コーナー手前でず るずると下がって大差の最下位6着。J.オブライエン騎手らによると歩様がおかしかったので無理をさせなかったと。今のところ特に大きな怪我などの情報は 無いです。


ザフューグは父ダンシリ、母の父トワイラサープ、母の父サドラーズウェルズという血統。母は英重賞2着馬で、その半姉と半兄はG1勝ち馬です。

昨年の英G1ナッソーS.(芝10ハロン、3歳以上牝馬)でG1初勝利。前走の英G1ヨークシャーオークス(芝12ハロン、3歳以上牝馬)でG1競走2勝目を挙げていました。

ヨークシャーオークスの前の2戦は牡馬相手に2戦し、英G1プリンスオブウェールズS.(芝10ハロン)、英GエクリプスS.(芝10ハロン)で、アルカジームからそれぞれ3馬身差3着、12馬身差の最下位7着に敗れており、牡馬相手では厳しいのかな、と思っていましたが、

また、前走直後の次走予定は仏G1ヴェルメイユ賞からBCターフとゴスデン調教師が述べていましたが、この愛チャンピオンS.に出走して勝ったことで、この次走は凱旋門賞が有力です。9月15日時点(フォワ賞、ニエル賞前)のオッズで6番人気となっています。


2013年愛チャンピオンS.のレース映像。スタート直後は5番手の、ピンクの勝負服がザフューグ。



アイリッシュチャンピオンステークス(Red Mills Irish Champion Stakes)
2013年9月7日、アイルランド・カラ競馬場、芝10ハロン
3歳以上、G1、6頭、Good、レース結果、総賞金75万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ザフューグ
The Fugue
4牝
5倍
W.ビュイック2分05秒2212戦【5-2-3-2】
重賞3勝目
2アルカジーム
Al Kazeem
5牡
1.9倍
J.ドイル1・1/413戦【7-5-0-1】
G1競走3勝
3トレーディングレザー
Trading Leather
3牡
6倍
K.マニング211戦【4-4-2-1】
愛ダービー

愛G1モイグレアスタッドS.、リジーナがG1初勝利。1人気キヨシが2位入線3着降着

9月1日に行われた愛G1モイグレアスタッドS.(芝7ハロン、2歳牝馬)は、5番手を追走した3番人気のリジーナが残り2ハロンで外に持ち出されると、3/4馬身差し切って優勝し、重賞2勝目、G1初勝利を挙げました。

3番手先行した2番人気タペストリーを4番手追走した1番人気キヨシ(牝馬です)がアタマ差抑えて2位入線しましたが、3着に降着になり、スペンサー騎手は4日間の騎乗停止になりました。タペストリーが繰り上がりで2着。キヨシは前走ロイヤルアスコットの英G3アルバニーS.(芝直線6ハロン、2歳牝馬)でも、抜け出してからですが大斜行していました。


リジーナは父イフラージ、母セレナズストーム(1勝)、母の父スタチューオブリバティという血統のアイルランド産馬。3代母が米G1を11勝したセリーナズソングの全妹です。

デビュー4戦目の英G2クイーンメアリーS.(芝5ハロン、2歳牝馬)を勝ち重賞初勝利。その後、英2歳牝馬G2で2・1/4馬身差2着した後、前走の仏G1モルニ賞(芝1200m、2歳牡牝)で1・3/4馬身差の3着に入っていました。

C.ブリテン調教師は「(自身の管理して1993年の英1000ギニーを勝った)サイエダティと同格の馬だと思っている」と。9月15日時点の1000ギニー前売りで、ブックメーカーによりますが1番人気タペストリーとほぼ同オッズの2番人気です。イフラージ×スタチューで1マイルがぎりぎりかなぁという気もしますが。ちなみにキヨシが3番人気。

また同師によると次走は9月27日の英G1フィリーズマイル(芝1マイル、2歳牝馬)または翌28日の英G1チェヴァリーパークS.(芝6ハロン、同)のどちらかで、15日時点ではまだ決定されていない様子です。

2013年モイグレアスタッドS.のレース映像。黄色の勝負服がライジーナ。


モイグレアスタッドステークス(Moyglare Stud Stakes)
2013年9月1日、アイルランド・カラ競馬場、芝7ハロン
2歳牝馬、G1、7頭、Good to Firm、レース結果、総賞金22万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1リジーナ
Rizeena
2牝
4.5倍
J.ドイル1分22秒917戦【4-1-1-1】
重賞2勝目
2タペストリー
Tapestry
2牝
3倍
J.オブライエン3/4+頭3戦【2-1-0-0】
前走重賞勝ち
3キヨシ
Kiyoshi
2牝
2.6倍
J.スペンサー降着4戦【2-0-1-1】
前走英G2勝ち

独G1バーデン大賞、ノヴェリストが勝ち、仏英独とG1競走3連勝で凱旋門賞へ

9月1日に行われた独G1バーデン大賞(芝2400m、3歳以上)は、押し出されるように先頭に立った圧倒的1番人気のノヴェリストが、向こう正面で一時ザイスモスに先頭を譲りましたが、最後の直線入り口で1馬身ほど前に出ると最後までその差を保って優勝しました。これで仏G1サンクルー大賞、英G1"キングジョージ"に続きG1競走3連勝とし、凱旋門賞に向かいます。

前走の独G1バイエルン大賞(芝2400m)を4馬身差で逃げ切ったザイスモスが3/4馬身差の2着。3番手追走した、仏独でG1を3勝し、昨年のフォワ賞でオルフェーヴルの1馬身差2着があるミアンドルがザイスモスからさらに3/4馬身差の3着に入っています。


ノヴェリストは父モンズン、母ナイトラグーン(独G3勝ち)、母の父ラグナスという血統のアイルランド産馬。

圧倒的1番人気で出走した昨年のG1独ダービーで2着、その次走の独G1バーデン大賞(芝2400m)はデインドリームの4着と昨年2度敗れていますが、さらにその次走の伊G1イタリアジョッキークラブ大賞(芝2400m)は4馬身差完勝してG1初勝利を挙げると、今年初戦だった独G2バーデン企業大賞(芝2200m)、仏G1サンクルー大賞(芝2400m)、英G1"キングジョージ"(芝12ハロン)と4連勝していました。

重馬場のサンクルー大賞でも、従来のレコードを2秒更新した"キングジョージ"でも、今回のように良馬場のスローでも勝ちきるからたいしたものです。なかでも"キングジョージ"の5馬身差が圧倒的で、そのときのように高速馬場で速く流れる展開が一番向くんでしょうか。

ちなみにこのバーデン企業大賞→サンクルー大賞→"キングジョージ"→バーデン大賞は昨年のデインドリームと同じローテーションで、デインドリームは1着4着1着1着でしたが凱旋門賞は出走できませんでした。


次走は凱旋門賞へ。9月15日時点(フォワ賞などの前の時点)のブックメーカー各社のオッズでは、ノヴェリストかフリントシャー(パリ大賞)の2頭がほぼ同オッズで1番人気、オルフェーヴルが単独3番人気、以下トレヴ(仏オークス)、ザフューグ(愛チャンピオンS.)、アンテロ(仏ダービー)、アルカジーム(英愛G1を3勝)、キズナ(日本ダービー)、バンクーバライト(仏G2勝ち)と続いています。


ヴェーラー調教師は「"キングジョージ"後にすこし休ませたから、今回は85-90%程度の出来だった。凱旋門賞に向けて完璧な一叩きが出来ました」、ペドロサ騎手は「私は重圧に対処できるプロです。プランBは(誰も行かないなら)逃げることでした。しかし途中でザイスモスが先頭に立ってくれて楽になりました」と述べています。ちなみに凱旋門賞では"キングジョージ"でも騎乗したJ.ムルタ騎手に戻る予定です。


2013年バーデン大賞のレース映像。黄色と青の勝負服がノヴェリスト。


バーデン大賞(Longines - Grosser Preis Von Baden)
2013年9月1日、ドイツ・バーデン競馬場、芝2400m
3歳以上、G1、5頭、Good、レース結果、総賞金25万ユーロ
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ノヴェリスト
Novellist
4牡
1.3倍
E.ペドロサ60kg2分33秒9011戦【9-1-0-1】
重賞7勝目
2ザイスモス
Seismos
5セン
8.3倍
A.アツェーニ60kg3/416戦【5-3-1-7】
重賞3勝
3ミアンドル
Meandre
5牡
8.1倍
M.デムーロ60kg3/423戦【5-5-4-9】
仏独でG1を3勝

2013年9月1日日曜日

豪G1メムジーS.、16ヶ月ぶりの無敗馬アトランティックジュエルが勝ちG1競走3勝目

8月31日に行われた豪G1メムジーS.(芝1400m、4歳以上)は、16ヶ月ぶりの出走でも1番人気に支持されたアトランティックジュエルが3,4番手先行から最後の直線入り口で前の3頭に並びかけると楽に抜け出し、外から差したフェルラックスに2・1/4馬身差をつけて完勝しました。これでデビューから無敗の8連勝、重賞5連勝、G1競走3勝目です。M.ロッド騎手は「トラブル無く回ってくることだけを考えていた」と述べています。

フェルラックスはペンタイア産駒で、3月の豪G1オーストラリアンギニー(芝1600m、3歳)の勝ち馬です。豪3歳G1を4勝している2番人気イッツアダンディールはアトランティックジュエルから約3馬身差の4着でした。


アトランティックジュエルは父ファストネットロック、母リガード(3戦2勝、2012年に10歳で死亡)、母の父ザビールという血統の5歳牝馬。3/4同血の半妹コマンディングジュエルが豪G1 1000ギニー勝ち馬です。

デビュー3連勝で迎えた2011年の豪G1 1000ギニー(芝160m、3歳牝馬)は、後に牡馬相手の3歳マイルG1を連勝するモシーンに3馬身差をつけて完勝(翌年コマンディングジュエルが勝ち姉妹連覇。ちなみにモシーンは他に豪G1クラウンオークス9馬身差完勝などG1を計4勝し日本に輸入)。

その後、腱を傷めてクラウンオークスは回避し、5ヶ月ぶりに復帰すると重賞を7馬身差、4馬身差で連勝。続く古馬牡馬初対戦だった2012年4月の豪G1オールエイジドS.(芝1400m)も1・1/4馬身差で勝ってG1競走2勝目を挙げましたが、ふたたび腱を故障し長期休養に入っていました。

カヴァナー調教師は「(オーナーの)クールモアが、繁殖牝馬ならたくさんいるがアトランティックジュエルのような競走馬は保有していないからレースに戻したいと考えていたため、じっくり調整することが出来た」と述べています。

このあとの目標は当然、10月26日に行われる豪中距離最強馬決定戦の豪G1コックスプレート(芝2040m)で、次走は9月14日、コックスプレートと同じムーニーヴァレー競馬場の豪G2ダト・タン・チン・ナムS.(芝1600m)の可能性が高いとのこと。

2013年メムジーS.のレース映像。外を先行する紺の勝負服がアトランティックジュエル。動画予備(最後の400mだけ。8レースがメムジーS.。ちなみに4レースの豪G3は1着プレブル騎手が降着なしで12日間の騎乗停止)。


メムジーステークス(Memsie Stakes)
2013年8月31日、アメリカ・コーフィールド競馬場、芝1400m
4歳以上、G1、13頭、Dead4、レース結果、総賞金35万豪ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1アトランティックジュエル
Atlantic Jewel
5牝
2.25倍
M.ロッド57kg1分24秒438戦【8-0-0-0】
1400mG1は2勝目
2Ferlax
フェルラックス
4牡
21倍
S.バスター58.5kg2・1/47戦【4-1-0-1】
豪G1を1勝
3スーパークール
Super Cool
4セン
17倍
G.ボス58.5kg短アタマ10戦【4-2-2-2】
前走2000mの豪G1勝ち

米G1パシフィッククラシックS.、ゲームオンデュードが圧勝しG1競走7勝目

8月25日に行われた米G1パシフィッククラシックS.(AW10ハロン、3歳以上)は、逃げた昨年2着馬で1番人気のゲームオンデュードが最後の直線に入ると後続との差を大きく広げ、2着に8・1/2馬身差をつけて圧勝しました。

前々走のG1でゲームオンデュードの1馬身差2着だったケトルコーンが3番人気2着。昨年このレースでレコード勝ちした、AWのG1を3勝しているデュラハンは2番人気8着でした。デュラハンがいたことや、ゲームオンデュード自身が一昨年4着、昨年2着だったとはいえ単勝2.7倍は美味しいですね。

09年10年に2連覇したリチャーズキッドが4着。前走米G1エディーリードS.(芝9ハロン)勝ち馬ジェラニモが9着でした。


ゲームオンデュードは父オーサムアゲイン、母ワールドリープレジャー、母の父デヴィルヒスデューという血統

これでG1はサンタアニタH.(D10f)、グッドウッドS.(D9f、以上2011年)、ハリウッドゴールドカップ(AW10f)、オーサムアゲインS.(旧グッドウッドS.、D9f、以上2012年)、サンタアニタH.、ハリウッドゴールドカップ、今回のパシフィッククラシックで計7勝です。

サンタアニタH.、ハリウッドゴールドカップ、パシフィッククラシックS.の南カリフォルニア古馬三大競走を同一年に制するのは2006年のラヴァマン以来のこと。

次走は昨年7着に敗れバファート師がいつもより控えたベハラノ騎手を「消極的な騎乗」と非難したBCクラシックに直行する模様。今回もバファート師はレース後に「(マーティン・ガルシア騎手に)一番速い馬に乗っているのだから大胆に乗ることを恐れるな、と話した。(ゲームオンデュードを)抑え付けるようなことは誰にもしてほしくないのだ」と述べているのはそういうわけです。

ちなみに今回、昨年のBC クラシック以降5戦連続で騎乗したM.スミス騎手が同日のサラトガ競馬場でロイヤルデルタに騎乗するためにガルシア騎手に乗り替わりました。まあロイヤルデルタは牝馬限定のBCディスタフに行く可能性のほうが高そうだから、おそらくBCクラシックではスミス騎手がゲームオンデュードの鞍上に戻ると思いますが、9月1日現在ではスミス騎手で確定というわけでもなさそうです。


なお、今回の勝ちタイム2分00秒69に対しては 、TimeformUSが「Trakus で計時された1分59秒26の方が実際の勝ちタイムより近い」と表明しましたが、デルマー競馬場も映像を再度精査した結果、修正の必要はないと結論付けました。仮に1分59秒26に近いとすれば、昨年デュラハンが出した公式記録1分59秒54を上回っている可能性がありますが、そもそもTrakus の計時だと昨年のデュラハンは1分59秒03だから、デルマー競馬場の計時とTrakusのどちらを信じるにせよ、昨年のデュラハンのほうが速いです。


2013年パシフィッククラシックS.のレース映像。


パシフィッククラシックステークス(TVG Pacific Classic S)
2013年8月25日、アメリカ・デルマー競馬場、ダート10ハロン
3歳以上、G1、12頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金100万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ゲームオンデュード
Game On Dude
6セン
2.7倍
M.ガルシア2分00秒6927戦【15-5-1-6】
重賞13勝
2ケトルコーン
Kettle Corn
6牡
7.4倍
V.エスピノーザ8・1/226戦【8-6-5-7】
重賞2勝、G1【0-2-1-0】
3ユーノウアイノウ
You Know I Know
4セン
41.8倍
E.マルドナドハナ18戦【5-1-4-8】
重賞初出走

米G1パーソナルエンスンH.、ロイヤルデルタが4馬身差逃げ切りでG1競走6勝目

8月25日に行われた米G1パーソナルエンスンH.(ダート9ハロン、3歳以上牝馬)は、昨年2着の1番人気ロイヤルデルタが2ハロン通過あたりで先頭に立つと危なげなく逃げ切って優勝し、G1連勝、G1競走6勝目を挙げました。

5月の米G1オグデンフィップスH.(ダート8.5ハロン)で1/2馬身差2着だったオーセンティシティーとさらに1馬身差3着だったセンタリングが2,3着に入っています。2走前に米G1アップルブロッサムH.(ダート8.5ハロン)を勝っていたオンファイアベイビーが3番人気4着。


ロイヤルデルタは父エンパイアメーカー、母デルタプリンセス(米G3を3勝)、母の父エーピーインディという血統。一昨年の米G1アラバマS.(ダート10ハロン)と米G1 BCレディースクラシック(以下ダート9ハロン)、昨年の米G1ベルデイム招待S.米G1 BCレディースクラシック、前走の米G1デラウェアH.(ダート10ハロン)などを勝ち、前走までで重賞9勝。

ただし昨年のこのレースは軽ハンデのラブアンドプライドを捕らえられず2着に敗れていました。

このあとは昨年と同じベルデイムS.からBCディスタフ(今年から元の名称に戻る)に向かうと。BCクラシックにも登録していますが、オーナーの希望はディスタフであると。勝てば史上初のディスタフ(レディースクラシック)3連覇。ちなみにルーカス師が85年から87年まで3頭で3連覇し、モット師が2010年のアンライヴァルドベルと昨年一昨年のロイヤルデルタで3連覇中で、今年も勝てば調教師としての連勝記録を更新です。


またベルデイムS.には、米G1ケンタッキーオークス(ダート10ハロン)、米G1 CCAオークス(ダート9ハロン)、米G1アラバマS.(ダート10ハロン、いずれも3歳牝馬)とG1を3連勝中のプリンセスオブシルマーが出走する可能性があります。プリンセスは3歳限定のコティリオンS.に向かう可能性もありますが、オーナーは「プレッチャー師に決定は任せるが、個人的にはベルデイムS.が良い」と述べているので、対戦の可能性は大きく、米牝馬ダート中距離路線の最強馬決定戦が見られるかもしれません。

なお、ロイヤルデルタの来年についてオーナーのレオン氏はBC後に決めると述べているだけで、今年で引退すると決まっているわけではないようです。

2013年パーソナルエンスンH.のレース映像。2番枠がロイヤルデルタ。



パーソナルエンスンハンディキャップ(Personal Ensign Handicap)
2013年8月25日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート9ハロン
3歳以上牝馬、G1、5頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金60万ドル124118114

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ロイヤルデルタ
Royal Delta
5牝
1.55倍
M.スミス
56.2kg
1分48秒3420戦【12-4-1-3】
重賞10勝目
2オーセンティシティー
Authenticity
6牝
3.0倍
J.ヴェラスケス
53.5kg
4・1/210戦【4-4-1-1】
重賞2勝
3センタリング
Centring
5牝
15.5倍
J.カステリャーノ
51.7kg
1・3/412戦【2-4-2-4】
前走G1でロイヤルデルタの4着

米G1テストS.、スウィートルールーがデビュー4連勝、重賞初出走でG1勝利

8月24日に行われた米G1テストS.(ダート7ハロン、3歳牝馬)は、2番手先行した1番人気のスウィートルールーが3コーナーで先頭に立つと、最後の直線では3番手先行した3番人気のワイルドキャットリリーがいったんは交わしましたが、スウィートルールーがアタマ差差し返して優勝し、デビューから無敗の4連勝、重賞初出走初勝利を挙げました。

ダートG1で2着2回の2番人気マイハッピーフェイスが差してさらにクビ差の3着に入っています。7月の米G1プライオレスS.(ダート6ハロン、3歳牝馬)勝ち馬ライトハウスベイがスウィートルールーより約2.7kg重い斤量で約2馬身差の5着。また同2着から4着馬がそれぞれ順に2着、6着、4着でした(つまりワイルドキャットリリーは今回で2戦連続ダートG1で2着)。


スウィートルールーは父ミスターグリーリー、母サクセスフルアウトルック(3戦2勝、米G3勝ち)、母の父オリエンテイトという血統。馬主はカリフォルニア州競馬委員会のスティーヴ・ベネト氏です。

今年5月にデビューし、AW6ハロン戦を3・1/4馬身差、2・1/4馬身差で連勝すると、前走のAW1マイル戦は逃げて4・3/4馬身差で完勝していました。今回は2,3着馬より約0.9kg軽い斤量が最後に効いたと思いますが、それでも重賞初出走、ダート初出走、東海岸への遠征という悪条件で勝ちきったのは立派です。

ホレンドーファー調教師によると、BCフィリーアンドメアスプリント(ダート7ハロン、3歳以上牝馬)が目標も、9月21日の米G1コティリオンS.(ダート8.5ハロン)を使う可能性もあると。その場合、米G1ケンタッキーオークス(ダート10ハロン)、米G1 CCAオークス(ダート9ハロン)、米G1アラバマS.(ダート10ハロン、いずれも3歳牝馬)とG1を3連勝中のプリンセスオブシルマーと対戦する可能性があります。


2013年テストS.のレース映像。ピンクの勝負服がスウィートルールー。


テストステークス(Test Stakes)
2013年8月24日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート7ハロン
3歳牝馬、G1、Fast、8頭、レース結果(PDF)、総賞金50万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1スウィートルールー
Sweet Lulu
3牝
2.8倍
J.ルパルー52.6kg1分23秒454戦【4-0-0-0】
重賞初出走
2ワイルドキャットリリー
Wildcat Lily
3牝
8.3倍
J.ヴェラスケス53.5kgアタマ18戦【5-5-1-7】
2戦連続G1で2着
3マイハッピーフェイス
My Happy Face
3牝
3.0倍
M.スミス53.5kgクビ8戦【3-4-1-0】
G1【0-2-1-0】

米G1キングズビショップS.、9番人気カポバストーンが重賞初勝利

8月24日に行われた米G1キングズビショップS.(ダート7ハロン、3歳)は、2番手追走した3番人気のメンターケーンが最後の直線中ごろで3馬身のリードを作りましたが、後方追走した9番人気のカポバストーンが残り100mで交わて優勝し、重賞初勝利をG1で挙げました。

カポバストーンと同厩舎で1番人気のフォーティーテイルズ(前走G2で4着のメンターケーンに2・1/2馬身差)は後方から4着。2番人気のレットエムシャインは先行し13着。4月の米G1アーカンサスダービー勝ち馬オーヴァーアナライズドは5番人気5着。メンターケーン以外の先行馬は壊滅でした。


カポバストーンは父ストリートボス、母ファイトトゥラブ(米ステークス3着1回)、母の父フィットトゥファイトという血統のケンタッキー州産馬。 半姉に米重賞2戦し2着2回したシージェイズリーリーがいます。米短距離G1を2勝したストリートボスの初年度産駒で、その初のG1勝ち馬となりました。

米G1 BCジュベナイル(ダート8.5ハロン)で3着など2歳時はG1を3走して3着、3着、4着でしたが、前々走の米G3ダービートライアルS.(ダート1マイル)はフォーティーテイルズのクビ差2着に、前走の米G2ウッディースティーヴンズS.(ダート7ハロン)も同じくフォーティーテイルズの約7馬身差7着に敗れていました。

今回フォーティーテイルズより約2.7kg軽い斤量でしたが、それは前走も同じだから人気がなかったのも当然です。 プレッチャー調教師は「(2歳の)良い時期にはこれくらいのことが出来る馬だと見せていました。今回は調教が良かったため、ペースが向くことを期待していました」と述べています。

次走は不明。ちなみに昨年の勝ち馬はその後いまいちですが、2年前のケイレブズポッセはこの2走後に米G1 BCダートマイルを勝ちました。

2013年キングズビショップS.のレース映像。手前から3頭目の発走、黒の帽子、黒地に白の襷の勝負服がカポバストーン。



キングズビショップステークス(Foxwoods King's Bishop Stakes)
2013年8月24日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート7ハロン
3歳、G1、14頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金50万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1カポバストーン
Capo Bastone
3牡
29.25倍
I.オルティズ1分22秒229戦【3-1-2-3】
重賞7戦目初勝利
2メンターケーン
Mentor Cane
3牡
8.9倍
E.プラード25戦【1-2-1-1】
前走G2で4着
3セントラルバンカー
Central Banker
3牡
23.3倍
R.アルバラード3・1/47戦【3-1-2-1】
前々走G3で5着

米G1バレリーナS.、ダンストゥブリストルが重賞3連勝でG1初勝利

8月23日に行われた米G1バレリーナS.(ダート7ハロン、3歳以上牝馬)は、4番手追走した2番人気のダンストゥブリストルが残り1ハロンで先頭に立つと、中団から差した1番人気のブックレビューをわずかにアタマ差抑えて優勝し、これで7連勝、重賞3連勝、G1初出走初勝利を挙げました。

4番人気のヴェラネスカが差してさらに1・1/2馬身差の3着。7月の米G1プリンセスルーニーH.(ダート6ハロン、3歳以上牝馬)を軽ハンデで勝っていた、3番人気のスターシップトラフルズは今度は最も重い斤量で6着に敗れています。


ダンストゥブリストルは父スパイツタウン、母ダンストゥドーン(米11戦1勝)、母の父ルイカトルズという血統の4歳牝馬。ボールドルーラーの5×6×5×5×6です。

スパイツタウン産駒は今年だけで、G1ドバイゴールデンシャヒーン(AW1200m)のレイナルドザウィザード、 7月の米G1プライオレスS.(ダート6ハロン、3歳牝馬)を勝ったライトハウスベイがいて、相変わらず短距離を中心によく走る種牡馬です。

今年5月までに15戦7勝2着7回4着1回、ステークス4勝の成績を挙げると、重賞初出走だった前々走の米G3ベドーロージズH.(ダート7ハロン、3歳以上牝馬)を2・3/4馬身差で、前走の米G2オナラブルミスH.(ダート6ハロン、3歳以上牝馬)はクビ差で勝って重賞連勝していました。

フィギンズ調教師は「勝利への意思が彼女を特別にしている」と。この後はBC(ダート7ハロンのフィリーアンドメアスプリント?)の前にもう1走するつもりであると


2013年バレリーナS.のレース映像。一番手前の発走、黄色と黒の勝負服がダンストゥブリストル。


バレリーナステークス(Ballerina Stakes)
2013年8月23日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート7ハロン
3歳以上牝馬、G1、10頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金50万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ダンストゥブリストル
Dance to Bristol
4牝
2.75倍
X.ペレス54kg1分23秒1118戦【10-7-0-1】
重賞3連勝
2ブックレビュー
Book Review
4牝
2.5倍
R.ベハラノ54kg14戦【6-5-1-2】
7ハロン米G1勝ち
3ヴィラネスカ
Villanesca
4牝
14.6倍
J.ヴェラスケス52.2kg1・1/28戦【4-0-1-3】
重賞初出走