日本から遠征したタイセイレジェンドは約15馬身差の12着。ただし昨年の米G1 BCスプリント勝ち馬トリニバーグには鼻差敗れただけです。
昨年の豪G1パティナックファームクラシック(芝1200m)勝ち馬で、2月のドバイG3(AW1200m)で今回の2、3着を負かしていたメンタルがそれ以来の出走でまさかの10着。昨年の仏G1フォレ賞(芝1400m)勝ち馬ゴードンロードバイロンが7着。昨年12月の米G1マリブS.(ダート7ハロン)2着プライヴェートゾーンが約5馬身差9着など。
勝った7歳馬レイナルドザウィザードは父スパイツタウン、母ホリデイランナー、母の父メドウレイクという血統のケンタッキー州産馬。アメリカでデビューし2戦目の米G2で7馬身差3着。2010年-12年はドバイAWの1200m-1600mで9戦し条件戦で3勝、ただし重賞出走はありませんでした。
今年になってブリンカーつけてから一変し今回で3戦3勝。前走3月のドバイG3マハーブ・アル・シマール(AW1200m)でクリプトンファクターに4馬身差をつけ重賞初勝利を挙げたばかりでした。R.マレン騎手も「ヘッドギア(ブリンカー)をつけてから本領を発揮できるようになったようだ」と述べています。
また2着の5歳馬バルモントマストもアイルランドでAWの準重賞を1勝しただけで欧州では重賞出走経験なし(まあバルモントマストがドバイ前の2戦連続で負かした相手であるノクターナルアフェアは安定感はないですが昨年のG1アルクォズスプリント6着という実績が一応あるのですが)。しかしドバイでの近4走は条件戦2着→前々走G3でメンタルの4着→前走G3で3着→今回2着で、前々走除き勝ち馬はレイナルドザウィザードだから、今年初めにこんな結果になると予想できた人は誰もいないはずで、馬場適正や調子、試行錯誤の重要性をこの日最も強く示したレースでした。
2013年 ドバイゴールデンシャヒーンのレース映像。右から5頭目、黄色地の勝負服がレイナルドザウィザード。
ドバイゴールデンシャヒーン(Dubai Golden Shaheen Sponsored By Gulf News)
2013年3月30日、ドバイ・メイダン競馬場、AW1200m
G1、13頭、レース結果、総賞金200万米ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | レイナルドザウィザード Reynaldothewizard | 7セン | R.マレン | 1分12秒46 | 18戦【7-1-2-8】 08年に米G2で7馬身差3着 |
2 | バルモントマスト Balmont Mast | 5セン | J.ムルタ | 1/4 | 25戦【4-5-5-11】 愛AW1200m準重賞1勝 |
3 | クリプトンファクター Krypton Factor | 5セン | K.ファロン | 1/2 | 25戦【8-6-5-6】 昨年の勝ち馬 |
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