2013年4月2日火曜日

G1ドバイゴールデンシャヒーン、タイセイレジェンド12着。レイナルドザウィザードがG1初勝利

3月30日に行われたG1ドバイゴールデンシャヒーン(AW1200m)は、4番手追走のレイナルドザウィザードが残り350mで先頭に立つと、内から差したバルモントマストを1/4馬身差抑えて優勝し、重賞2連勝、G1初勝利を挙げました。昨年の勝ち馬クリプトンファクターが3着で、3月のドバイG3マハーブ・アル・シマール(AW1200m)の1着、3着、2着の順で決まっています。

日本から遠征したタイセイレジェンドは約15馬身差の12着。ただし昨年の米G1 BCスプリント勝ち馬トリニバーグには鼻差敗れただけです。

昨年の豪G1パティナックファームクラシック(芝1200m)勝ち馬で、2月のドバイG3(AW1200m)で今回の2、3着を負かしていたメンタルがそれ以来の出走でまさかの10着。昨年の仏G1フォレ賞(芝1400m)勝ち馬ゴードンロードバイロンが7着。昨年12月の米G1マリブS.(ダート7ハロン)2着プライヴェートゾーンが約5馬身差9着など。


勝った7歳馬レイナルドザウィザードは父スパイツタウン、母ホリデイランナー、母の父メドウレイクという血統のケンタッキー州産馬。アメリカでデビューし2戦目の米G2で7馬身差3着。2010年-12年はドバイAWの1200m-1600mで9戦し条件戦で3勝、ただし重賞出走はありませんでした。

今年になってブリンカーつけてから一変し今回で3戦3勝。前走3月のドバイG3マハーブ・アル・シマール(AW1200m)でクリプトンファクターに4馬身差をつけ重賞初勝利を挙げたばかりでした。R.マレン騎手も「ヘッドギア(ブリンカー)をつけてから本領を発揮できるようになったようだ」と述べています

また2着の5歳馬バルモントマストもアイルランドでAWの準重賞を1勝しただけで欧州では重賞出走経験なし(まあバルモントマストがドバイ前の2戦連続で負かした相手であるノクターナルアフェアは安定感はないですが昨年のG1アルクォズスプリント6着という実績が一応あるのですが)。しかしドバイでの近4走は条件戦2着→前々走G3でメンタルの4着→前走G3で3着→今回2着で、前々走除き勝ち馬はレイナルドザウィザードだから、今年初めにこんな結果になると予想できた人は誰もいないはずで、馬場適正や調子、試行錯誤の重要性をこの日最も強く示したレースでした。


2013年 ドバイゴールデンシャヒーンのレース映像。右から5頭目、黄色地の勝負服がレイナルドザウィザード。


ドバイゴールデンシャヒーン(Dubai Golden Shaheen Sponsored By Gulf News)
2013年3月30日、ドバイ・メイダン競馬場、AW1200m
G1、13頭、レース結果、総賞金200万米ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1レイナルドザウィザード
Reynaldothewizard
7センR.マレン1分12秒4618戦【7-1-2-8】
08年に米G2で7馬身差3着
2バルモントマスト
Balmont Mast
5センJ.ムルタ1/425戦【4-5-5-11】
愛AW1200m準重賞1勝
3クリプトンファクター
Krypton Factor
5センK.ファロン1/225戦【8-6-5-6】
昨年の勝ち馬

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