2013年4月24日水曜日

豪G1ドンカスターH.、セイクリッドフォールズがG1競走2勝目。引退ピエロは2着

4月20日に行われた豪G1ドンカスターH.(芝1600m、3歳以上)は、中団内につけた1番人気ピエロが最後の直線で内から先頭に立ちましたが、最後方追走の8番人気セイクリッドフォールズがさらに内から3/4馬身差し切って優勝し、昨年11月の新G1 NZ2000ギニー以来となる勝利でG1競走2勝目を挙げました。

豪G1ヴァイナリースタッドS.(芝2000m、3歳牝馬)でG1競走2勝目を挙げていたノルジタが直線で一度はピエロを交わす勢いで並びかけましたが、さらに3/4馬身差の3着でした。

前走豪G1クイーンオブザターフS.(芝1500m、3歳以上牝馬)でG1競走3勝目を挙げていたアピアランスが2番人気でしたが約4馬身差の7着。同2着のレッドトレーサーと同3着のストリーマ(G1競走2勝)が同オッズの3番人気でそれぞれ15着と4着。

母の父ペンタイアで、G1を5勝昨年2着のシュートアウトは58kgのトップハンデで6着。なお、昨年の勝ち馬で母の父サンデーサイレンスのモアジョイアスはピエロとの斤量差を嫌って、27日の豪G1オールエイジドS.に回っています。

総賞金200万豪ドルのドンカスターH.は豪マイルG1で最高賞金レースで、2番目に高額なマイルG1は100万豪ドルです。22歳のT.ベリー騎手は4月6日に2歳戦としては世界最高賞金の豪G1ゴールデンスリッパーも制しています。


セイクリッドフォールズは父オライリー、母イグアスズガール、母の父リダウツチョイスという血統のニュージーランド産馬。

デビューから6連勝、重賞3連勝で新2000ギニーを制しましたが、その後3ヶ月の休養をはさんで豪で3連敗。一応前走の豪G1ローズヒルギニー(芝2000m)は2着でしたが勝ち馬イッツアダンディールに7馬身差をつけられていたこともあり、今回は人気が落ちていました。


まあ今回は同じ3歳のピエロより4kg軽い斤量だったのも大きいと思いますが。次走は不明。

なお、昨年のゴールデンスリッパーなどG1競走5勝を挙げたピエロはこれで引退です。3歳で57kgだから実質トップハンデでの2着で、勝てないまでも実力は示しました。これから各種馬場と交渉し繋養先を決めるとのこと。

2013年ドンカスターH.のレース映像(YouTube)。手前から2頭目、赤の帽子がピエロ。黄色のメンコ装着がセイクリッドフォールズ。

ドンカスターハンディキャップ(Bmw Doncaster Handicap)
2013年4月20日、オーストラリア・ランドウィック競馬場、芝1600m
3歳以上、G1、18頭、Heavy10、レース結果、総賞金200万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1セイクリッドフォールズ
Sacred Falls
3牡
21倍
T.ベリー
53.0g
1分37秒9910戦【7-1-0-2】
重賞4勝目
2ピエロ
Pierro
3牡
3.5倍
N.ラウィラー
57.0kg
3/414戦【11-2-1-0】
G1競走5勝
3ノルジタ
Norzita
3牝
11倍
C.ウィリアムズ
53.0kg
3/411戦【4-3-2-2】
G1競走2勝

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