2009年7月15日水曜日

レイチェルアレクサンドラは8月2日のハスケル招待ハンデに出走

今年のプリークネス馬とベルモントステークス馬の初対戦がハスケル招待ハンデで実現します。BloodHorse の記事によると、今年のプリークネスS.でケンタッキーダービー馬マインザットバードを負かして優勝したレイチェルアレクサンドラ/ Rachel Alexandra は、8月2日に行われるハスケル招待ハンデ/ Haskell Invitational(GI、モンマスパーク競馬場ダート9ハロン、3歳、100万ドル)に出走することが決まった模様。19馬身差で圧勝したマザーグースステークス以来の出走です。

Rachel Alexandra Headed to Haskell | BloodHorse

このレースには今年のベルモントS.馬サマーバード/ Summer Bird も出走を予定しています。サマーバードは、ケンタッキーダービー6着から、プリークネスS.を回避してベルモントS.に出走、3着のマインザットバードに約3馬身差で優勝しました。


ケンタッキーダービーを6馬身差で圧勝、プリークネスS.ではレイチェルアレクサンドラの1馬身差2着だったマインザットバードは、8月1日のウェストヴァージニアダービー(GII、マウンテニアパーク競馬場ダート9ハロン、3歳、賞金総額75万ドル)に出走予定です。その後、8月29日のトラヴァースステークスに出走予定で、これはレイチェルアレクサンドラの出走予定候補のひとつでもあり、対戦の可能性があります。

過去記事:
レイチェルアレクサンドラ、マザーグースS.を19馬身差で圧勝(レース映像)
2009年ベルモントステークス、マインザットバード3着 勝ったのはサマーバード!
2009年世界のクラシックレース、YouTube動画まとめ

2009年7月5日日曜日

マインザットバードの新しい騎手はゼニヤッタの主戦スミス騎手

以前の記事 ボレル騎手、マインザットバードにはもう乗らない で、今年のケンタッキーダービー馬、マインザットバードの騎手が次走から乗り変わる事をお伝えしましたが、マイク・スミス騎手に決定しました。

Smith to Ride Mine That Bird in Two Stakes - BloodHorse.com

7月4日、ウーリー調教師が、マインザットバード/ Mine That Bird の次走ウェストヴァージニアダービーと、次々走トラヴァースステークスで、マインザットバードにM.スミス騎手が騎乗することに決まったと発表しました。M.スミス騎手は、ボレル騎手がレイチェルアレクサンドラ/ Rachel Alexandra を選んだプリークネスステークスでマインザットバードに騎乗していました。


M.スミス騎手のマインザットバード騎乗予定は、今のところ次の2走に限られており、ブリーダーズカップ・クラシックでマインザットバードに騎乗する約束は得られていないとの事。M.スミス騎手は、11戦全勝の米最強古馬牝馬ゼニヤッタ/ Zenyatta の主戦騎手で、ゼニヤッタが BCクラシックに出走をする可能性を考えているのかもしれません。ゼニヤッタには、ゼニヤッタの初GI制覇となった昨年4月のアップルブロッサムH から騎乗しています。ただしゼニヤッタは今のところ牝馬限定戦しか走ったことがありません。


ウェストヴァージニアダービー/ West Virginia Derby(GII、3歳、マウンテニアパーク競馬場ダート9ハロン、賞金総額75万ドル)は8月1日、トラヴァースS./ Travers(GI、3歳、サラトガ競馬場ダート10ハロン、賞金総額100万ドル)は8月29日に開催されます。

2009年7月2日木曜日

ボレル騎手、マインザットバードにはもう乗らない

米競走馬マインザットバードカルヴィン・ボレル騎手のコンビは今年、ケンタッキーダービー優勝、ベルモントステークス3着の成績を上げましたが、BloodHorse.com によると、マインザットバードのウーリー調教師は今後別の騎手を乗せることに決めた模様。

Borel No Longer Jockey for Mine That Bird

記事によると、マインザットバードが次走に予定しているウェストヴァージニアダービー(GII、マウンテニアパーク競馬場)当日(8月1日)、ボレル騎手はサラトガ競馬場で行われるジムダンディS.で Warrior's Reward に騎乗することを検討しており、これを受けてウーリー調教師は、継続して乗ってくれる新しい騎手を探すことに決めたそうです。

ボレル騎手はマインザットバードでケンタッキーダービーに勝った後、2冠目のプリークネスS.ではレイチェルアレクサンドラへの騎乗を選んで勝利、その後レイチェルが回避したベルモントS.で再びマインザットバードに乗りました(3着)。

BloodHorse の記事では、ボレル騎手が、Warrior's Reward を選ぶ理由に、その調教師 Ian Wilkes とのストリートセンスを通じたつながりを指摘しています。ボレル騎手は、Wilkes が調教助手時代に管理していたストリートセンスの全レースに騎乗し、BC ジュべナイル優勝、ケンタッキーダービー優勝などの実績があります。一方、ボレル騎手がマインザットバードに騎乗したのはケンタッキーダービーとベルモントS.のみです。

今後もレイチェルアレクサンドラとのバッティングは避けられないため、ここでコンビ解消する事をボレル騎手が選んだと言えそうです。

昨日の投稿「マインザットバードとレイチェルアレクサンドラ、8月末トラヴァースS.で再戦?」では、2頭ともトラヴァースS.を次々走候補にしているものの、「騎手の問題からトラヴァースS.での対戦可能性は50%も無いかもしれません」と書きましたが、このコンビ解消で問題は解決。ぜひトラヴァースS.で2頭の対決を見せてほしいものです。

2009年7月1日水曜日

マインザットバードとレイチェルアレクサンドラ、8月末トラヴァースS.で再戦?

前走のベルモントステークスで3着だったマインザットバード/ Mine That Bird の次走候補に、8月1日のウェストヴァージニアダービー(GII、マウンテニアパーク競馬場ダート9ハロン、3歳、賞金総額75万ドル)が挙がっています。さらにその次走として、マインザットバードを管理するウーリー調教師は、8月29日のトラヴァースステークス(GI、サラトガ競馬場ダート10ハロン、3歳、賞金総額100万ドル)を挙げています。

Mine That Bird in 'Easy' Half-Mile Breeze | BloodHorse.com

トラヴァースS.は、前の記事「レイチェルアレクサンドラ、マザーグース後の出走予定」に書いたとおり、プリークネスS.でマインザットバードを負かしたレイチェルアレクサンドラの次々走候補のひとつに挙がっており、この2頭の再戦が実現するかもしれません。


再戦の妨げになりそうな問題はやはり、マインザットバードレイチェルアレクサンドラがともにボレル騎手を主戦としている事、ですね。ボレル騎手はマインザットバードでケンタッキーダービーを勝ちながら、プリークネスS.ではレイチェルアレクサンドラを選びました。トラヴァースS.で2頭が対戦するなら、ボレル騎手はもう一度レイチェルを選択しそうに思えます。レイチェル陣営は人工馬場のサンタアニタ競馬場を嫌って、すでにブリーダーズカップ回避を明言していますが、一方でレイチェルは来年も現役続行の可能性が高く、ここでボレル騎手がレイチェルを手放すとは思えません。


騎手の問題からトラヴァースS.での対戦可能性は50%も無いかもしれませんが、レイチェルアレクサンドラのブリーダーズカップ回避の件や、年内引退予定とされるゼニヤッタとレイチェルの対戦もなさそうなことから、ここらへんで強豪対決を実現してほしいところです。