サマーバードの手術は成功、来年も現役続行へ

骨折のためジャパンカップダートを回避して帰国した09年ベルモントステークス馬サマーバード / Summer Bird の手術が4日行われ、成功した模様。来年も現役続行のようです。ティム・アイス調教師は「リハビリをすれば、完全に回復するだろう」と述べています。

Successful Surgery For Summer Bird

サマーバードは今年ベルモントS.、トラヴァースS.、ジョッキークラブゴールドカップ(古馬混合 GI)に優勝し、GI レースを3勝。前走ブリーダーズカップクラシックは、米ダート路線組では最先着の4着だった。今年09年の米最優秀3歳牡馬の最有力候補。

骨折の判明した当初はこのまま種牡馬入りという話もあっただけに、現役続行のニュースは嬉しいです。レイチェルアレクサンドラとの火花散る戦いを期待します。そして来年2010年は米クラシック3冠勝ち馬としてはじめてのジャパンカップダート出走をぜひ実現してほしいものです。

カジノドライヴ、復帰後も海外遠征はなし

競馬月刊誌「サラブレ」2009年12月号に、カジノドライヴの山本英俊オーナーのインタビューが掲載されています。このインタビュー記事によると、カジノドライヴについて

  • 手術は成功
  • 来年秋に復帰できたらと考えている
  • 海外遠征はもうしない
ということらしいです。

カジノドライヴの屈腱炎が判明した当時、藤沢和雄調教師は「症状としては相当に重いようです。あとは手術の成功と回復を祈るしかありません」と説明していました。山本オーナーの言葉からは手術はうまくいったようです。早ければ来年秋の復帰ということで、あと1年楽しみに待ちましょう。

カジノドライヴに行われている治療はカネヒキリが受けたものとおなじ肝細胞を移植する手術です。カネヒキリは武蔵野S.で2年4カ月ぶりに復帰し(9着)、その後JCダート→東京大賞典→川崎記念とGIを3連勝しています。

ベルモントS.馬サマーバード、JC ダート出走へ

今年の米クラシック第3戦ベルモントステークスを勝ったサマーバード / Summer Bird が、12月6日に行われるジャパンカップ・ダートに出走することが分かりました。現在のアメリカダート競馬界で、3歳牡馬としてはもっとも実力のある馬の参戦です。

米クラシック勝ち馬が JC ダートに出走するのは、おそらくこれが初めて。トータルの実績でも、JC ダートに出走した外国馬の中ではきわめて優れたレベルです。開催を1週遅らせて、距離も1800mになったことが良かったんでしょうか?

Summer Bird to run in the Japan Cup Dirt - BloodHorse.com

サマーバードの調教師 Tim Ice が Daily Racing Form 誌に、「JRA からの招待を受け、出走させることにした」と話したとのこと。

追記:
ジャパンカップ(GI)・ジャパンカップダート(GI)情報-招待受諾馬-


サマーバードは通算9戦4勝、GI 3勝。デビュー後わずか3ヶ月で迎えた今年のベルモントS.(GI、ベルモントパーク競馬場ダート2400m)優勝。次走、ハスケル招待H.(GI、モンマスパーク競馬場ダート9f)では、クラシック第2戦プリークネスS.を牡馬を相手に勝利した牝馬レイチェルアレクサンドラと対戦するも、6馬身離された2着に終わる。


その後は「真夏のダービー」トラヴァースS.(GI、サラトガ競馬場ダート10ハロン、3歳限定)に出走し、3馬身差で快勝。10月のジョッキークラブゴールドC(GI、ベルモント競馬場ダート10f、3歳上)は古馬と初対戦だったが、1馬身差で勝利。先日のブリーダーズカップ・クラシック(GI、サンタアニタ競馬場オールウェザー10f)では4着だった。


BC クラシックも、芝馬に有利といわれるオールウェザーで行われたもので、米ダート路線で走ってきた馬の中では最先着でした。本当に出走してきたら、阪神競馬場まで見に行こうと思います。

過去記事:
サマーバードが「真夏のダービー」トラヴァースS.を制す
レイチェルアレクサンドラ、ハスケル招待も圧勝(レース映像あり)
BC クラシックはゼニヤッタが勝利(レース映像あり)

2009年ブリーダーズカップ、全レース映像(YouTube から)

YouTube に Breeder's Cup の公式チャンネルがあり、2009年のブリーダーズカップの全レースがアップされています。

Breeders' Cup World Championships - YouTube

一覧にしました。レース名が YouTube の動画へのリンクです。(勝ち馬などは後日追記)

1日目(日本時間土曜日開催)

レース名グレード出走条件距離賞金総額
マラソンなし3歳以上ダート14f50万ドル
ジュヴェナイルフィリーズ ターフなし2歳牝馬芝8f100万ドル
ジュヴェナイルフィリーズG12歳牝馬ダート8.5f200万ドル
フィリー&メア ターフG13歳以上 牝芝10f200万ドル
フィリー&メア スプリントG13歳以上 牝ダート7f100万ドル
レディーズクラシックG13歳以上 牝ダート9f200万ドル

2日目(日本時間日曜日開催分)
レース名グレード出走条件距離賞金総額
ジュヴェナイルターフG22歳以上 牡・セン芝8f100万ドル
ターフスプリントなし3歳以上芝6.5f100万ドル
スプリントG13歳以上ダート6f200万ドル
ジュヴェナイルG12歳 牡・センダート8.5f200万ドル
マイルG13歳以上芝8f200万ドル
ダートマイルG13歳以上ダート8f100万ドル
ターフG13歳以上芝12f300万ドル
クラシックG13歳以上ダート10f500万ドル

BC クラシックはゼニヤッタが勝利(レース映像あり)

Zenyatta winner Breeder's Cup Classic '09

日本時間11月7日、米サンタアニタ競馬場でアメリカ競馬の祭典ブリーダーズカップ / Breeder's Cup が行われ、BC クラシックは13連勝中だった牝馬、ゼニヤッタ / Zenyatta が 2分00秒62 で優勝した。牝馬が BC クラシックを優勝するのは 1984年のレース創設以来これが初めて。

ゼニヤッタ - Wikipedia

ゼニヤッタは内から4頭めの発走。緑の勝負服と帽子。シャドウロール装着。


ゼニヤッタはこれで14戦14勝。GI 通算8勝。これまで牝馬限定戦のみの勝利だったが、初の牡馬相手に BC クラシックを勝利したことで、昨年は逃した米年度代表馬の座にぐっと近づいた。

2着はジオポンティ / Gio Ponti。今年3月のフランク・E・キルローマイルH(芝8f)で GI 初勝利を挙げたあと、アーリントンミリオンS(芝10f)まで芝の GI を4連勝した。前走ジョーハーシュターフクラシック招待ステークス(GI、芝12f)は2着だった。16戦9勝2着4回(BC クラシック含む)。

3着はイギリス馬のトワイスオーバー / Twice Over。前走の英チャンピオンS.(GI、芝10f)1着で GI 初勝利。

4着は今年のベルモントS.(12f)、トラヴァースS.(10f)、ジョッキークラブGC(10f)とダート GI 3勝のサマーバード / Summer Bird。


というわけで、今年もオールウェザーで行われた BC クラシックは、1着馬こそオールウェザーを主戦場にしていたゼニヤッタでしたが、2着はアメリカ芝路線の馬、3着は英国からの遠征馬、そのあとの4着に米ダート路線最強クラスのサマーバードとなり、昨年の欧州馬ワンツーと同じように、オールウェザーコースの芝馬に有利な傾向を示した結果といえるでしょう。今度オールウェザーで BC が行われる年には日本馬も積極的に遠征してもらいたいです。

ブリーダーズカップ、公式サイトでネット中継

ブリーダーズカップは、公式サイトでネット中継するようです。

http://www.breederscup.com/webcam.aspx

昨年も紹介したサイトです。たしか BC クラシックなど、BC の全レースを見れたと思います。登録も必要ないですし、どうぞ。

ブリダーズカップの日程
日本時間土曜日開催

レース名グレード出走条件距離賞金総額日本時間
マラソンなし3歳以上ダート14f50万ドル午前5時35分
ジュヴェナイルフィリーズ ターフなし2歳牝馬芝8f100万ドル6時08分
ジュヴェナイルフィリーズG12歳牝馬ダート8.5f200万ドル6時45分
フィリー&メア ターフG13歳以上 牝芝10f200万ドル7時23分
フィリー&メア スプリントG13歳以上 牝ダート7f100万ドル8時02分
レディーズクラシックG13歳以上 牝ダート9f200万ドル8時45分

日本時間日曜日の開催分
レース名グレード出走条件距離賞金総額日本時間
ジュヴェナイルターフG22歳以上 牡・セン芝8f100万ドル午前3時45分
ターフスプリントなし3歳以上芝6.5f100万ドル4時23分
スプリントG13歳以上ダート6f200万ドル5時10分
ジュヴェナイルG12歳 牡・センダート8.5f200万ドル5時49分
マイルG13歳以上芝8f200万ドル6時28分
ダートマイルG13歳以上ダート8f100万ドル7時12分
ターフG13歳以上芝12f300万ドル7時57分
クラシックG13歳以上ダート10f500万ドル8時45分

英国馬 Gitano Helnando、BC クラシック回避

2009年10月10日に行われたグッドウッドステークス/ Goodwood Stakes(GI、サンタアニタ競馬場オールウェザー1800m)を優勝した、イギリスからの遠征馬ギターノエルナンド/ Gitano Hernando はブリーダーズカップを回避することに決まった模様。

Gitano Hernando to Bypass Breeders' Cup


ギターノエルナンドは、BC クラシックの前哨戦のひとつであるグッドウッドS.を快勝したことで、本番の有力候補に躍り出ました。しかし、管理する調教師によると、

  • ギターノエルナンドを来年のドバイ・ワールドカップの有力候補だと考えている
  • グッドウッドS.がハードな競馬になりすぎたため、BC にベストな状態で出れない
  • その状態で無理をして BC に出ると、ドバイで活躍するチャンスまで棒に振ってしまうリスクが無視できない
として回避することを決めた、と話しています。今年の BC は昨年と同じサンタアニタパーク競馬場で開催。2年連続の欧州馬の勝利か、と思っていたのですが、回避です。

過去記事:
今年も BC クラシックは欧州馬が? 米GI グッドウッドS.を英 Gitano Hernando が勝利