またサンデーブレイク(その父フォーティナイナー。ファレノプシス、キズナの半兄弟) 産駒のホーリーダズルが10頭立て9番人気で2着に入っています。
仏G3勝ち馬で、仏G1マルセルブサック賞(芝1600m)は1番人気で1・3/4馬身差5着に敗れたピースバーグが2番人気でしたが、3着からさらに1/2馬身差の4着でした。
ワットアネームは父ミスターグリーリー、母ボニーバイアリー、母の父デイジュールという血統のアイルランド産馬。祖母が米G1勝ち馬、半兄に米G1で2着のあるディアボリカルがいます。
2走前に仏G3ラロシェット賞(芝1400m)で重賞初勝利(ちなみにこのとき2着馬は父の父がサンデーサイレンス)を挙げ、続く仏G1ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m)も1・1/4馬身差の2着に入って2戦連続牡馬相手に好走していました。牝馬限定戦に戻った今回は僅差でしたが順当な勝利です。
次走は英1000ギニーか仏1000ギニーかで、おそらく前者に向かうとのこと。
ホーリーダズルは昨年11月の仏G3ミエスク賞(芝1400m、2歳牝馬)でも3着に入っており、これで2走連続重賞で好走。ちなみにミエスク賞の1,2着馬は今回それぞれ7着、5着でした。レーシングポスト表記でHeavy(不良)だった当時に比べGood to Soft(やや重ー重)の今回は同コースなのに勝ち時計は6秒も速く、馬場適正の差による逆転でしょう。
2009年に仏G1イスパーン賞(芝1850m)を勝つなどしたネバーオンサンデー以来となるサンデーブレイク産駒の重賞活躍馬だと思います。ホーリーダズルとネバーオンサンデーは母の父がグレイソヴリン系で(といっても6代前と7代前ですが)、母が4代内にヴェイグリーノーブルを持っている点が共通しています。ヴェイグリーノーブルはサンデーブレイク(やビワハヤヒデ、ナリタブライアン)の3代母フィジーと共通点の多い血統であり、これが理由で相性がいいのかもしれません。
次走は不明ですが、仏1000ギニーに出て欲しいですね。昨年はディープインパクト産駒ビューティーパーラーが勝ったので、日本産種牡馬による2年連続勝利がかかっています。
2013年インプルーデンス賞のレース映像。
アンプリュダンス賞(Prix Imprudence)
2013年4月4日、フランス・メゾンラフィット競馬場、芝1400m
3歳牝馬57kg、G3、10頭、レース結果、総賞金8万ユーロ
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ワットアネーム What A Name | 3牝 2.6倍 | C.ルメール | 1分26秒67 | 5戦【3-1-1-0】 重賞2勝目 |
2 | ホーリーダズル Holy Dazzle | 3牝 25倍 | R.トーマス | クビ | 8戦【2-2-3-1】 ほかに準重賞3着 |
3 | スピンエーカー? Spinacre | 3牝 17倍 | G.モッセ | クビ | 6戦【2-1-1-2】 愛G3で4着 |
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