日本人オーナーの米国調教馬ダイスフレイバーと、日本から遠征したケイアイレオーネは中団、後方につけましたが、最終コーナーですでに遅れ始め、それぞれ8着、10着に敗れました。
前哨戦の準重賞アルバスタキヤ(AW1900m)勝ち馬シークレットナンバーが3着。G3 UAE2000ギニー(AW1600m)2着、アルバスタキヤ3着のスノーボーダーが4着。10月の伊G1グランクリテリウム(芝1600m)勝ち以来の出走だったロウエンフォースメントが5着。G2 UAEオークス(AW1900m)勝ち馬シュルクが7着。米G1 BCジュベナイル(ダート8.5ハロン)頭差2着も米AW重賞は2戦して良いところ無しのヒーズハドイナフはケイアイレオーネから1/2馬身差の11着。
ラインズオブバトルは父ウォーフロント、母ブラックスペック(仏6戦1勝)、母の父アーチという血統のケンタッキー州産馬。ダンジグの2×4。半弟に仏G1ジャンリュックラガルデール賞2着のバトルペイントがいます。
デビュー3戦目の愛G3ティロスS.(芝7ハロン、2歳)はクビ差2着。その次走、愛AW7ハロン準重賞を2馬身差で勝ち、米G1 BCジュベナイルターフ(芝1マイル)は前にやや厳しい展開を先行して7着に敗れています。今回はそれ以来の出走でした。これでオールウェザーは2戦2勝です。
次走は米G1 ケンタッキーダービーに向かう模様。同じA.オブライエン調教師の管理馬で昨年のUAEダービー馬ダディロングレッグズもケンタッキーダービーに出走して最下位20着に敗れました。当時は数日前にアメリカに到着。今年はより早く輸送することも考えているとのこと。
母ブラックスペックはダイナフォーマーの半妹で、その父アーチの代表産駒ブレイムはケンタッキーダービーと同じチャーチルダウンズの10ハロンで行われたBCクラシックでゼニヤッタを負かしました(まあブレイムは3代母がスペシャル、2代母がヌレイエフの3/4同血であることのほうが重要でしょうが)。
父ウォーフロントにはスプリントからマイル付近で強い産駒が多いですが今回1900mで勝ちましたし、母がダイナフォーマー半妹のアーチ産駒ならケンタッキーダービーのペースでも10ハロンはこなせそうで、あとは初ダートがどうかだけですかね。
2013年 UAEダービーのレース映像。4番、緑の勝負服がラインズオブバトル。
UAEダービー
(UAE Derby Sponsored By The Saeed & Mohammed Al Naboodah Group )
2013年3月30日、ドバイ・メイダン競馬場、AW1900m
3歳、G2、12頭、レース結果、総賞金200万米ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ラインズオブバトル Lines Of Battle | 3牡 | R.ムーア 55.0kg | 2分02秒05 | 6戦【3-1-0-2】 2走前に愛AW準重賞勝ち |
2 | エレヴァル Elleval | 3セン | F.リンチ 55.0kg | 1・1/2 | 10戦【2-3-0-5】 デビュー6戦目の愛AWで初勝利 |
3 | シークレットナンバー Secret Number | 3牡 | S.デソウサ 55.0kg | 1/2 | 3戦【2-0-1-0】 重賞初出走 |
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