オニール調教師は昨年のアイルハヴアナザーに続き2連覇。G1初勝利でケンタッキーダービーにも続けて騎乗するクリガー騎手は「この馬と歴史を作るつもりです。これは始まりにすぎない」と述べています。ちなみにアイルハヴアナザーも昨年のこのレースでグティエレス騎手にG1初勝利をプレゼントしています。
逃げた2番人気スーパーナインティナインはさらに8・1/2馬身差の3着。
ゴールデンセンツは父イントゥミスチフ、母ゴールデンワークス(米2勝)、母の父バンカーズゴールドという血統。
昨年デビュー2戦目の米G1シャンペンS.(ダート1マイル、2歳)2着。続く米G3デルタダウンズジャックポットS.(ダート8.5ハロン、2歳)と米G3シャムS.(ダート1マイル、3歳)を連勝して臨んだ前走の米G2サンフェリペS.(ダート8.5ハロン、3歳)は2番手先行から4着に敗れていました。
サンフェリペS.はゴールデンセンツが逃げ、フラッシュバックが直後を追走し、それぞれ4着と2着。今回は当時より800m、1200m通過で0.5秒遅いペースで進み、前に居たゴールデンセンツが先着しました。
オニール調教師はレース前に「いくらか抑えが利くように教えてきた」と述べ、レース後に「(クリガー騎手は)最初の2ハロンでペースが速くなっても慌てず脚を溜めてくれた」と述べているので、教育の成果でしょうかね。
なお、サンフェリペS.の勝ち馬でサンタアニタダービー出走予定だったヒアーザゴーストはひざの故障で直前に回避し4ヶ月休養に入り、今回2着のフラッシュバックもひざの骨折で2ヶ月休養とのことでどちらもクラシックも出走しません。
ちなみに父のイントゥミスチフは現3歳が初年度産駒で、ゴールデンセンツのほかに重賞2連勝、米G1ウッドメモリアルS.3着のヴァイジャックを送り出しており、2頭をケンタッキーダービーに送り込むことに成功しました。
2013年サンタアニタダービーのレース映像。予備(BloodHorse)。ゲート向かって右から4頭目、ゼッケン5番がゴールデンセンツ。
サンタアニタダービー(Santa Anita Derby)
2013年4月6日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、ダート9ハロン
3歳、G1、8頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金75万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ゴールデンセンツ Goldencents | 3牡 7.5倍 | K.クリガー | 1分48秒76 | 6戦【4-1-0-1】 重賞3勝目 |
2 | フラッシュバック Flashback | 3牡 2.1倍 | G.ゴメス | 1・1/4 | 4戦【2-2-0-0】 デビュー2戦目で米G2勝ち |
3 | スーパーナインティナイン Super Ninety Nine | 3牡 5.8倍 | M.ガルシア | 8・1/2 | 7戦【3-1-1-2】 2走前に米G3で重賞初勝利 |
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