2013年4月18日木曜日

米G1アシュランドS.、エンパイアメーカー産駒エモリエントが9馬身差圧勝

4月6日に行われた米G1アシュランドS.(AW8.5ハロン、3歳牝馬)は、逃げた3番人気のエモリエントが3コーナーから徐々に後続との差を広げると最後は2着に9馬身差をつけて逃げ切り、重賞初勝利をG1で挙げました。

中団を追走した2頭、2番人気トゥッティパエーシと4番人気キトゥンズポイントがそれぞれ2着と3着。この2頭は前走の米G3ヒアカムズザブリッジS.(芝9ハロン、3歳牝馬)で順に3着、1着していました。

昨年10月にここキーンランドで米G1アルシバイアディーズS.(AW8.5ハロン、2歳牝馬)を勝っているスプリングインジエアーが1番人気でしたが4番手追走から9着。エモリエント以外の先行馬は総崩れの展開が厳しかったでしょう。


エモリエントは父エンパイアメーカー、母スージングタッチ(米6戦未勝利)、母の父タッチゴールドという血統。母の母が仏米で重賞2着2回。と言いますか、Raise The Standard → Natalma → Almahmoud と遡る名牝系。

前走の米G2ガルフストリームオークス(ダート9ハロン、3歳牝馬)は、20馬身差圧勝したドリーミングオブジュリアから30馬身差の5着に敗れ、ここには連闘で出走してきました。関係者は「前走は走らなかった。理由は分からない。今回走れたのも分からないがそれも競馬」と述べています。次走は5月3日の米G1ケンタッキーオークスへ。

ドリーミングオブジュリアにちぎられたのは気になりますが、大敗したのはこれまでその1戦だけ。昨年11月の米G2ドゥモアゼルS.(ダート9ハロン、2歳牝馬)で1・1/4馬身差の2着に入ったときの勝ち馬アンリミテッドバジェットは4月15日時点で4戦無敗、重賞3連勝中のケンタッキーオークス有力馬だからそれなりにやれるかもしれません。

ちなみに昨年このレースを勝ったカルロヴィヴァリは次走ケンタッキーオークス12着含めその後6戦してアローワンスオプショナルクレーミングを勝ったのみです。

2013年アシュランドS.のレース映像。


アシュランドステークス(Central Bank Ashland Stakes)
2013年4月6日、アメリカ・キーンランド競馬場、AW8.5ハロン
3歳牝馬、G1、13頭、レース結果(PDF)、総賞金50万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1エモリエント
Emollient
3牝
7.2倍
M.スミス1分43秒496戦【3-2-0-1】
重賞初勝利
2トゥティパエーシ
Tuttipaesi
3牝
5.6倍
A.ガルシア98戦【4-1-2-1】
伊から移籍。前走米G3で3着
3キトゥンズポイント
Kitten's Point
3牝
7.4倍
E.プラード1・1/46戦【2-2-1-1】
前走G3で重賞初勝利

0 件のコメント: