中団を追走した2頭、2番人気トゥッティパエーシと4番人気キトゥンズポイントがそれぞれ2着と3着。この2頭は前走の米G3ヒアカムズザブリッジS.(芝9ハロン、3歳牝馬)で順に3着、1着していました。
昨年10月にここキーンランドで米G1アルシバイアディーズS.(AW8.5ハロン、2歳牝馬)を勝っているスプリングインジエアーが1番人気でしたが4番手追走から9着。エモリエント以外の先行馬は総崩れの展開が厳しかったでしょう。
エモリエントは父エンパイアメーカー、母スージングタッチ(米6戦未勝利)、母の父タッチゴールドという血統。母の母が仏米で重賞2着2回。と言いますか、Raise The Standard → Natalma → Almahmoud と遡る名牝系。
前走の米G2ガルフストリームオークス(ダート9ハロン、3歳牝馬)は、20馬身差圧勝したドリーミングオブジュリアから30馬身差の5着に敗れ、ここには連闘で出走してきました。関係者は「前走は走らなかった。理由は分からない。今回走れたのも分からないがそれも競馬」と述べています。次走は5月3日の米G1ケンタッキーオークスへ。
ドリーミングオブジュリアにちぎられたのは気になりますが、大敗したのはこれまでその1戦だけ。昨年11月の米G2ドゥモアゼルS.(ダート9ハロン、2歳牝馬)で1・1/4馬身差の2着に入ったときの勝ち馬アンリミテッドバジェットは4月15日時点で4戦無敗、重賞3連勝中のケンタッキーオークス有力馬だからそれなりにやれるかもしれません。
ちなみに昨年このレースを勝ったカルロヴィヴァリは次走ケンタッキーオークス12着含めその後6戦してアローワンスオプショナルクレーミングを勝ったのみです。
2013年アシュランドS.のレース映像。
アシュランドステークス(Central Bank Ashland Stakes)
2013年4月6日、アメリカ・キーンランド競馬場、AW8.5ハロン
3歳牝馬、G1、13頭、レース結果(PDF)、総賞金50万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | エモリエント Emollient | 3牝 7.2倍 | M.スミス | 1分43秒49 | 6戦【3-2-0-1】 重賞初勝利 |
2 | トゥティパエーシ Tuttipaesi | 3牝 5.6倍 | A.ガルシア | 9 | 8戦【4-1-2-1】 伊から移籍。前走米G3で3着 |
3 | キトゥンズポイント Kitten's Point | 3牝 7.4倍 | E.プラード | 1・1/4 | 6戦【2-2-1-1】 前走G3で重賞初勝利 |
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