後方追走の2頭が最終コーナーでジョイフルヴィクトリーの直後まで追い上げましたが、最後の直線に入ると再び突き放され、2番人気モアチョコレートが2着に入り、3番人気のブラッシュドバイアスターがさらに5・1/4馬身差の3着に入っています。
ジョイフルヴィクトリーは父タピット、母ワイルドルーシーブラック(米7戦1勝)、母の父ワイルドアゲインという血統の5歳牝馬。
ここまでケンタッキーオークス4着、マザーグースS.およびゼニヤッタS.でどちらも2着と好走を続けてきましたが、G1出走7戦目でようやく勝ちました。
ちなみに前走1月のヒューストンレディーズクラシックS.(ダート8.5ハロン、非重賞、PDF)の総賞金はこのサンタマルガリータS.より10万ドル高い40万ドルで、2着ブラッシュドバイアスターに4・1/4馬身差をつけレコードタイムで勝っていました。
これでジョイフルヴィクトリーとブラッシュドバイアスターは近4走を同じレースで走り、ブラッシュドバイアスターが昨年7月にG2を勝っているため4走ともジョイフルヴィクトリーより斤量を背負っていますが、最初の2戦はブラッシュドバイアスターが1着、2着でジョイフルヴィクトリーが2着、3着し、後半の2戦かつ賞金の高いほうの2戦はジョイフルヴィクトリーが連勝し、ブラッシュドバイアスターが2着、3着という結果です。
G1に限らず2012年は重賞5戦して2着3回3着2回という結果でしたが、今年は2戦全勝。またこのサンタアニタ競馬場ではG1ゼニヤッタS.2着、ヒューストンレディーズクラシックS.1着、そしてサンタマルガリータS.1着と3戦2勝2着1回となりました。秋の最大目標である米G1 BCレディーズクラシックに備えて休養に入るとのことで次走は不明。
2013年米G1サンタマルガリータS.のレース映像。芦毛がジョイフルヴィクトリー。
サンタマルガリータステークス(Santa Margarita Stakes)
2013年3月16日、アメリカ・サンタアニタ競馬場、ダート9ハロン
4歳以上牝馬、G1、5頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金30万ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ジョイフルヴィクトリー Joyful Victory | 5牝 2.1倍 | R.ナプラヴニク 約53.5kg | 1分49秒53 | 17戦【6-5-3-3】 重賞3勝目 |
2 | モアチョコレート More Chocolate | 4牝 3.2倍 | M.ガルシア 約53.5kg | 4 | 9戦【3-2-1-3】 前走米G2勝ち |
3 | ブラッシュドバイアスター Brushed by a Star | 5牝 5.1倍 | V.エスピノーザ 約54.4kg | 5・1/4 | 22戦【6-7-3-6】 米G2を2勝 |
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