2013年4月6日土曜日

米G1サンタマルガリータS.、ジョイフルヴィクトリーが逃げ切りG1初勝利

3月16日に行われた米G1サンタマルガリータS.(ダート9ハロン、4歳以上牝馬)は、1番人気のジョイフルヴィクトリーが2着に4馬身差をつけて逃げ切り、重賞は約2年ぶり3勝目、G1競走初勝利を挙げました。

後方追走の2頭が最終コーナーでジョイフルヴィクトリーの直後まで追い上げましたが、最後の直線に入ると再び突き放され、2番人気モアチョコレートが2着に入り、3番人気のブラッシュドバイアスターがさらに5・1/4馬身差の3着に入っています。


ジョイフルヴィクトリーは父タピット、母ワイルドルーシーブラック(米7戦1勝)、母の父ワイルドアゲインという血統の5歳牝馬。

ここまでケンタッキーオークス4着、マザーグースS.およびゼニヤッタS.でどちらも2着と好走を続けてきましたが、G1出走7戦目でようやく勝ちました。

ちなみに前走1月のヒューストンレディーズクラシックS.(ダート8.5ハロン、非重賞、PDF)の総賞金はこのサンタマルガリータS.より10万ドル高い40万ドルで、2着ブラッシュドバイアスターに4・1/4馬身差をつけレコードタイムで勝っていました。

これでジョイフルヴィクトリーとブラッシュドバイアスターは近4走を同じレースで走り、ブラッシュドバイアスターが昨年7月にG2を勝っているため4走ともジョイフルヴィクトリーより斤量を背負っていますが、最初の2戦はブラッシュドバイアスターが1着、2着でジョイフルヴィクトリーが2着、3着し、後半の2戦かつ賞金の高いほうの2戦はジョイフルヴィクトリーが連勝し、ブラッシュドバイアスターが2着、3着という結果です。

G1に限らず2012年は重賞5戦して2着3回3着2回という結果でしたが、今年は2戦全勝。またこのサンタアニタ競馬場ではG1ゼニヤッタS.2着、ヒューストンレディーズクラシックS.1着、そしてサンタマルガリータS.1着と3戦2勝2着1回となりました。秋の最大目標である米G1 BCレディーズクラシックに備えて休養に入るとのことで次走は不明。

2013年米G1サンタマルガリータS.のレース映像。芦毛がジョイフルヴィクトリー。

サンタマルガリータステークス(Santa Margarita Stakes)
2013年3月16日、アメリカ・サンタアニタ競馬場、ダート9ハロン
4歳以上牝馬、G1、5頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金30万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ジョイフルヴィクトリー
Joyful Victory
5牝
2.1倍
R.ナプラヴニク
約53.5kg
1分49秒5317戦【6-5-3-3】
重賞3勝目
2モアチョコレート
More Chocolate
4牝
3.2倍
M.ガルシア
約53.5kg
49戦【3-2-1-3】
前走米G2勝ち
3ブラッシュドバイアスター
Brushed by a Star
5牝
5.1倍
V.エスピノーザ
約54.4kg
5・1/422戦【6-7-3-6】
米G2を2勝

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