2013年4月8日月曜日

豪G1ヴァイナリースタッドS.、ノルジタがG1競走2勝目

4月6日に行われた豪G1ヴァイナリースタッドS.(芝2000m、3歳牝馬)は、2番手先行の8番人気ロングポートを中団追走の1番人気ノルジタが残り250mで交わして優勝し、G1競走2勝目を挙げました。

ロングポートがしぶとく粘ってクビ差の2着。前走G1 NZダービー(芝2400m)勝ち馬で2番人気のハビビは道中ノルジタのすぐ後ろを追走しましたが、ロングポートからさらに2・3/4馬身差の3着。


ノルジタは父ソーンパーク、母ヴィシケー、母の父クエストフォーフェイムという血統のニュージーランド産馬。

前走の豪G1クールモアクラシック(芝1500m、3歳以上牝馬)で古馬と初対戦し1着から1/4馬身差の3着で3歳最先着。当時の1,2着馬はこの2レース後の豪G1クイーンオブザターフS.(芝1500m、3歳以上牝馬)でも1,2着しました。

またロングポートとワンツーするのはこれが3度目。1度目の豪G2ティーローズS.(芝1500m、3牝)はノルジタがハナ差で1位入線するも2着降着。その次走で昨年10月の豪G1フライトS.(芝1600m、3牝)はロングポートに2・1/2馬身差をつけて快勝していました。今回はそれ以来の対戦で、つまりノルジタの3戦とも1位入線しています。

ティーローズS.当時はロングポートのキャシディ騎手がレース後に「不利を受けた。それが無ければ頭差から1/2馬身差くらいで勝っていた」と訴え、ノルジタのブラウン騎手が「接触はわずかで着順に影響なかった」と反論したものの採決がノルジタの降着を決めましたが、その後G1で2回対戦してノルジタが2勝だから、降着が妥当だったかどうかは別にして「着順に影響はなかった」というのは本当だったかもしれません。

J.カミングス師によると次走は4月20日の豪G1ドンカスターH.(芝1600m)へ。同日の豪G1オーストラリアンオークス(芝2400m)という選択肢もありますが、マイルのフライトS.の勝ちっぷりがこれまでで最も良かったからと。

2013年ヴァイナリースタッドS.のレース映像(YouTube)。黄色の袖、白と黒の格子状の帽子・胴の勝負服がノルジタ。

ヴァイナリースタッドステークス(Vinery Stud Stakes)
2012年4月6日、オーストラリア・ローズヒル競馬場、芝2000m
3歳牝馬56.0kg、G1、14頭、レース結果、総賞金 40万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ノルジタ
Norzita
3牝
3倍
J.ボウマン2分06秒1210戦【4-3-1-2】
重賞2勝はいずれもG1
2ロングポート
Longport
3牝
26倍
C.リースクビ11戦【3-3-1-4】
G1豪1000ギニー3馬身差4着
3ハビビ
Habibi
3牝
4.25倍
V.コルガン2・3/48戦【6-0-2-0】
NZダービーなど重賞3勝

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