2013年3月25日月曜日

豪G1クールモアクラシック、アピアランスが接戦を制しG1競走2勝目

3月23日に行われた豪G1クールモアクラシック(芝1500m、3歳以上牝馬)は、先行したレッドトレーサーが残り100mで先頭に立ちましたが、後方追走のアピアランスとノルジタがゴール前で外から急襲、アピアランスがレッドトレーサーをハナ差差し切って重賞3勝目、G1競走2勝目を挙げました。

さらにハナ差の3着に2012年10月の豪G1フライトS.(芝1600m)勝ち馬ノルジタ。重賞3勝馬で、前走の準重賞でアピアランスに約5馬身差をつけて勝っていたステップインタイムが1番人気4着。


アピアランスは父コマンズ、母ディスガイズ(豪条件戦3勝)、母の父グランドロッジという血統の4歳牝馬。

2012年10月に豪G2トライアスタークS.(1400m)4・1/2馬身差7着からその次走11月の豪G1マイヤークラシック(芝1600m)でG1初勝利。前走3月の準重賞ウィグルS.(芝1400m)5馬身差4着から今回のG1勝利です。

重賞3勝はいずれも1500m以上でのもので、また1500m以上は3戦全勝。叩き3戦目以降は4戦3勝(いずれも重賞)なので、重賞やG1ではそのどちらか、あるいは両方の条件が必要である可能性が高そうです。

ウォルター調教師は「彼女を過小評価していましたが、これでG1を2勝です。マイヤークラシックを勝つと思っていなかった私が間違っていたことを見せ付けられそのときももう二度と過小評価しないようにしようと自分に言い聞かせていたことを思い出しました」と述べています

マイヤークラシックとクールモアクラシックを同一シーズンに制するのはアピアランスが史上初とのこと。次走は4月6日の豪G1クイーンオブザターフS.(芝1500m、牝馬)から20日の豪G1ドンカスターH.(芝1600m)へ。距離も条件に合うので次走以降も注意ですね。

2013年クールモアクラシックのレース映像(YouTube)。中団追走、エンジ色の胴、白の袖のモハメド殿下の勝負服がアピアランス。

クールモアクラシック(Coolmore Classic)
2013年3月23日、オーストラリア・ローズヒル競馬場、芝1500m
3歳以上牝馬、G1、14頭、Good3、レース結果、総賞金60万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1アピアランス
Appearance
4牝
11倍
B.シン
55.0kg
1分28秒3812戦【5-2-1-4】
重賞3勝目
2レッドトレーサー
Red Tracer
5牝
26倍
C.ブラウン
57.5kg
ハナ25戦【10-5-5-5】
重賞4勝。G1で3着1回
3ノルジタ
Norzita
3牝
7.5倍
J.マクドナルド
54.5kg
ハナ9戦【3-3-1-2】
昨年10月にマイルG1勝ち

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