2013年3月21日木曜日

新G1NZオークス、モアザンセイクリッドがG1初勝利

3月16日に行われた新G1ニュージーランドオークス(芝2400m、3歳牝馬)は、2番手先行した2番人気のモアザンセイクリッドが残り400mで逃げ馬を交わすと、4番手を進んだ12番人気ブランケットベイが並びかけようとしましたが、すぐにモアザンセイクリッドが突き放し、2着ブランケットベイに2馬身差をつけて優勝しました。重賞2勝目(2連勝)。

重賞2勝の1番人気ハイファッションは10着。


モアザンセイクリッドは父モアザンレディ、母ダナラガ(豪準重賞2着1回、豪G1 SAオークス4着)、母の父デインヒルという血統のオーストラリア産馬。

デビュー4戦目のマイル戦で初勝利を上げると、その次走で重賞初挑戦、マイルを超える距離初出走だった新G2フィリーズクラシック(芝2000m、3牝)を11頭立て10番人気で3/4馬身差3着。さらにその次走でオークスの前走である新G3サンラインヴァーズ(芝2100m、3牝)で重賞初勝利を挙げ、6900NZドルの追加登録料を払ってオークスに出走していました。

これで2000m以上はいずれも重賞に出走し【2-0-1-0】という成績です。ちなみに新G2フィリーズクラシックが重賞3連勝目だったフィックスはその次走に新G1 NZダービー(芝2400m)を選び1/2馬身差の2着に入っています。

次走は4月20日の豪G1オーストラリアンオークス(芝2400m)で、NZダービーを勝ったハビビも出走予定です。


このオークスより前に2000m以上の国際G1を勝っていたモアザンレディ産駒は次の3頭で、
  • Benicio(豪ヴィクトリアダービー2500m)
  • Dreamaway(豪WATC Derby2400m、現在G2)
  • More Joyous(豪クイーンエリザベスS.2000m)
一番下、母の父サンデーサイレンスのモアジョイアス以外の2頭は母の父デインヒル。だからモアザンセイクリッドを含め、モアザンレディ産駒で2000mより長い距離でG1を勝った3頭はすべて母の父デインヒルです。ちなみにモアジョイアスも母母父がデインヒルです。

2013年NZオークスのレース映像。外から2頭目、シャドーロール装着馬がモアザンセイクリッド。

ニュージーランドオークス(New Zealand Oaks)
2013年3月16日、ニュージーランド・トレンサム競馬場、芝2400m
3歳牝馬、全馬56.5kg、G1、15頭、Good3、レース結果、総賞金30万NZドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1モアザンセイクリッド
More Than Sacred
3牝
6.7倍
L.イネス2分30秒467戦【3-0-1-3】
重賞【2-0-1-0】
2ブランケットベイ
Blanket Bay
3牝
43.5倍
R.マイヤーズ27戦【2-2-0-3】
重賞3戦目で初連対
3オーロラライツ
Aurora Lights
3牝
20.6倍
N.ハリス1・3/410戦【2-1-5-2】
前走G3もセイクリッドの3着

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