2013年3月3日日曜日

豪G1オーストラリアンギニー、ペンタイア産駒フェルラックスが無敗の4連勝

3月2日に行われた豪G1オーストラリアンギニー(芝1600m)は、3番手追走の10番人気フェルラックスが最後の直線で最内から抜け出すと、外から追い込んだ紅一点のユーアーソーグッドを1/2馬身抑えて優勝し、重賞初出走でG1勝利を挙げました。

G1競走2連勝中でブラックキャビアの半弟オールトゥハードは圧倒的1番人気に支持されていましたが、熱発のため取り消し。


フェルラックスは父ペンタイア、母レッグズアキンボ(3戦未勝利)、母の父マースケイという血統のニュージーランド生産の豪調教馬。母母が準重賞3勝、G2で2着1回。2着馬も同生産同調教です。

3戦無敗とはいえ、ここまでの3戦ともに総賞金1万5000豪ドル、1着賞金9000豪ドルのレースであり、2着に最大で1・1/2馬身差しか付けていないので人気が無いのも当然でした。上がり3ハロンも33秒91と速く、前有利な展開に助けられたという見方もできます。

今回はオールトゥハードも取り消しましたし、実力がどの程度かは次走以降でないと分かりませんね。少し間隔を取り4月27日の豪G1オールエイジドS.(芝1400m)から6月の豪G1ストラドブロークH(同)という路線が検討されている模様です。


なお、同日のローズヒル競馬場で行われた豪G2ホバートヴィルS.(芝1400m、3歳)にG1競走3勝のピエロが4ヶ月ぶりに出走。短頭差の辛勝でしたが、2着馬はここまで無敗の4連勝で前走G2勝ち、3着と4着は10月の豪G1スプリングチャンピオンS.(芝2000m)でそれぞれ2着、1着しているという面子でしたから、休み明けにしては十分な結果です。これが重賞8勝目。

ちなみにホバートヴィルS.の1レース前に行われた豪G2シルヴァースリッパーS.(芝1100m、2歳)は母の父ティンバーカントリーの Sweet Idea が重賞初勝利を挙げています。母 Flidais はオーストラリアで走り、吉田勝己氏の生産所有馬でした。

2013年オーストラリアンギニーの最後の直線。


オーストラリアンギニー(Australian Guineas)
2013年3月2日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝1600m
3歳、G1、15頭、Good3、レース結果、総賞金 50万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1フェルラックスFerlax3牡
17倍
S.バスター
56.5kg
1分35秒094戦【4-0-0-0】
重賞初出走
2ユーアーソーグッド
You're So Good
3牝
9倍
V.ダリック
54.5kg
1/24戦【1-3-0-0】
前走G3で2着
3シアータレント
Sheer Talent
3牡
9倍
M.ロッド
56.5kg
3/46戦【2-0-1-3】
前走G3勝ち

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