G1競走2連勝中でブラックキャビアの半弟オールトゥハードは圧倒的1番人気に支持されていましたが、熱発のため取り消し。
フェルラックスは父ペンタイア、母レッグズアキンボ(3戦未勝利)、母の父マースケイという血統のニュージーランド生産の豪調教馬。母母が準重賞3勝、G2で2着1回。2着馬も同生産同調教です。
3戦無敗とはいえ、ここまでの3戦ともに総賞金1万5000豪ドル、1着賞金9000豪ドルのレースであり、2着に最大で1・1/2馬身差しか付けていないので人気が無いのも当然でした。上がり3ハロンも33秒91と速く、前有利な展開に助けられたという見方もできます。
今回はオールトゥハードも取り消しましたし、実力がどの程度かは次走以降でないと分かりませんね。少し間隔を取り4月27日の豪G1オールエイジドS.(芝1400m)から6月の豪G1ストラドブロークH(同)という路線が検討されている模様です。
なお、同日のローズヒル競馬場で行われた豪G2ホバートヴィルS.(芝1400m、3歳)にG1競走3勝のピエロが4ヶ月ぶりに出走。短頭差の辛勝でしたが、2着馬はここまで無敗の4連勝で前走G2勝ち、3着と4着は10月の豪G1スプリングチャンピオンS.(芝2000m)でそれぞれ2着、1着しているという面子でしたから、休み明けにしては十分な結果です。これが重賞8勝目。
ちなみにホバートヴィルS.の1レース前に行われた豪G2シルヴァースリッパーS.(芝1100m、2歳)は母の父ティンバーカントリーの Sweet Idea が重賞初勝利を挙げています。母 Flidais はオーストラリアで走り、吉田勝己氏の生産所有馬でした。
2013年オーストラリアンギニーの最後の直線。
オーストラリアンギニー(Australian Guineas)
2013年3月2日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝1600m
3歳、G1、15頭、Good3、レース結果、総賞金 50万豪ドル
着 順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | フェルラックスFerlax | 3牡 17倍 | S.バスター 56.5kg | 1分35秒09 | 4戦【4-0-0-0】 重賞初出走 |
2 | ユーアーソーグッド You're So Good | 3牝 9倍 | V.ダリック 54.5kg | 1/2 | 4戦【1-3-0-0】 前走G3で2着 |
3 | シアータレント Sheer Talent | 3牡 9倍 | M.ロッド 56.5kg | 3/4 | 6戦【2-0-1-3】 前走G3勝ち |
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