2013年3月3日日曜日

米G1フランクE.キルローマイルS.、サジェスティヴボーイが重賞連勝。父父SSのサイレンティオがハナ差2着

3月2日に行われた米G1フランクE.キルローマイルS.(芝1マイル、4歳以上)は、3番手追走の1番人気サジェスティヴボーイが直線入り口で先頭に立つと、その後ろを進んでいた3番人気サイレンティオが外から追い上げましたが、サジェスティヴボーイがハナ差残して優勝し、米重賞2連勝、米G1初勝利、亜G1とあわせてG1競走5勝目を挙げました。

昨年の2着馬で2番人気だったミスターコモンズは1着から1・1/2馬身差の4着(ちなみに同馬はトレイルブレイザーが2着だった米G2アロヨセコマイルの3着馬でもある。その次走のBCマイル5着)。


サジェスティヴボーイは父イージングアロング、母サフレイジ、母の父ホースチェスナットという血統のアルゼンチン産馬。アルゼンチン時代はデビュー戦以外の5戦をG1で走り、次の成績を上げています。

1着 ラウル&ラウル・E.・チェヴァリエ大賞(芝1400m)
5着 グランクリテリウム大賞(芝1600m)
1着 エストレージャス大賞ジュヴェナイル(芝1600m)
1着 ドスミルギネアス大賞(芝1600m)
1着 ジョッキークラブ大賞(芝2000m)

2011年10月のジョッキークラブ大賞を最後に米移籍。2012年6月の米移籍初戦、米G1シューメイカーマイルS.(芝1マイル)でいきなり2着しました。その後はオールウェザーやダートに寄り道をしていまいちな結果でしたが、前走の米G2アルカディアS.(芝1マイル)で米重賞初勝利を挙げていました。

これでアメリカでも芝マイル戦に限れば5戦【3-1-0-1】。着外1回はBCマイル7着だから安定しています。

また2着のサイレンティオは父の父がサンデーサイレンスであり、ここまで5戦3勝3着2回。2走前にフランクE.キルローマイルS.と同じコースのG2勝ち。前走アルカディアS.はサジェスティヴボーイより約1.8kg重い斤量で2馬身差3着。今回は同斤量で逆転なるか注目していましたが、惜しかったです。

ここは今年のBCマイルが行われるコースでもあるから秋まで順調に行ってほしいですね。

2013年フランクE.キルローマイルS.のレース映像。3番がサジェスティヴボーイ。サイレンティオは1番。


フランクE.キルローマイルステークス(Frank E. Kilroe Mile Stakes)
2013年3月2日、アメリカ・サンタアニタパーク競馬場、芝1マイル
4歳以上、G1、8頭、Firm、レース結果(PDF)、総賞金30万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1サジェスティヴボーイ
Suggestive Boy
5牡
2.5倍
J.タラモ1分32秒8913戦【7-2-0-4】
米亜G1競走5勝目
2サイレンティオ
Silentio
4牡
6.3倍
R.ベハラーノハナ6戦【3-1-2-0】
2走前に米G2勝ち
3フェドビズ
Fed Biz
4牡
7.2倍
M.スミス1・1/410戦【4-0-3-3】
2走前ダートG2勝ち。芝初出走

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