2013年3月25日月曜日

豪G1ランヴェットS.、人気薄フォアテラーがG1初勝利

3月23日に行われた豪G1ランヴェットS.(芝2000m、3歳以上)は、唯一の3歳馬で1番人気のファイヴアンドアハーフスターが逃げ粘るところを、中団内ラチ沿いを追走した10頭立て9番人気のフォアテラーがゴール直前で1/2馬身差し切って優勝し、重賞3勝目、G1初勝利を挙げました。

豪G1ヴィクトリアダービー勝ち馬ファイヴアンドアハーフスターはこれで前走のG1オーストラリアンカップ含め重賞4戦連続で1馬身差以内の2着です。

昨年の豪G1ドゥームベンカップ勝ち馬マウィンゴが4着。昨年の新G1 NZダービー勝ち馬サイレントアチーヴァーが5着など。

昨年の勝ち馬ザ・BMWなど豪G1を3勝しているマニガーは最下位10着。昨年のコックスプレート前に負傷して回避し、これがまだ復帰2戦目ですが、とりあえずこの2戦は精彩を欠いており残念です。まあ5ヶ月ぶりの前走はG1を勝っているわけではないマイル戦で、今回はそれから中1週なので戻っていないだけである可能性が高いですが。去年の今頃「ジャパンカップ目指すわ」と言っていた調子を取り戻してほしい。


フォアテラーは父ダンシリ、母プロフェシー(英G1チェヴァリーパークS.1着)、母の父ウォーニングという血統の英国産馬。

2009年にフランスでデビューして条件戦3勝、仏G3ギシュ賞(芝1800m)3馬身差4着などした後オーストラリアに移籍。豪移籍後の2年弱で豪重賞2勝を挙げていますが、中距離G1では2011年マッキノンS.5馬身差5着、2012年ドゥームベンカップ7馬身差9着、前走3月のオーストラリアンカップ(いずれも芝2000m)7馬身差7着と良いところが無く、クリス・ウォーラー調教師もゴール前で伸びてきたのを見て驚いたと。

一方で、レース後のコメントではありますが、キャシディ騎手は優勝候補はファイヴアンドアハーフスターとフォアテラーのどちらかだと思っていたよ、と

次走は4月6日のザ・BMW(芝2400m)へ。ファイヴアンドアハーフスターは3月30日の豪G1ローズヒルギニー(芝2000m、3歳)からザ・BMW、さらに4月13日の豪G1オーストラリアンダービー(芝2400m、3歳)と、今回あわせて4連闘するつもりもあるようです。

2013年ランヴェットS.のレース映像(YouTube) 。内から2頭目がフォアテラー。

ランヴェットステークス(Ranvet Stakes)
2013年3月23日、オーストラリアローズヒル・競馬場、芝2000m
3歳以上、G1、10頭、Good3、レース結果、総賞金40万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1フォアテラー
Foreteller
6セン
31倍
J.カシディ
59.0kg
2分01秒5228戦【9-1-1-17】
重賞3勝目
2ファイヴアンドアハーフスター
Fiveandahalfstar
3セン
2.63倍
P.ロブル
54.5kg
1/219戦【3-6-1-9】
G1競走1勝
3マラッキーデイ
Maluckyday
6セン
26倍
D.ダン
59.0kg
2・3/421戦【5-3-3-10】
2010年メルボルンC.2着

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