2012年10月15日月曜日

仏G1ジャンリュックラガルデール賞、オリンピックグローリーが重賞3連勝でG1初勝利

10月7日に行われた仏G1ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m、2歳牡牝)は、中団4,5番手の内を追走した1番人気オリンピックグローリーが残り400m過ぎで外に持ち出されると、先に先頭に立ったインディアンジェイドを交わし、外から追い込んだワットアネームに1・1/4馬身差をつけて優勝し、G1初勝利を挙げました。


オリンピックグローリーは父ショワジール、母アシダンセラ、母の父アルザオという血統のアイルランド産馬。デビュー2戦目の前走の英G2コヴェントリーS.(芝6ハロン)で3/4馬身差2着。その後英G3スーパーレイティヴS.英G2ヴィンテージS.(どちらも芝7ハロン)を連勝していました。

コヴェントリーS.の勝ち馬は愛G1ナショナルS.を5馬身差で勝ち、13日の英G1デューハーストS.も勝って6戦6勝としたドーンアプローチ。欧州2歳路線はこの2頭と、仏G1モルニー賞、英G1ミドルパークS.を連勝した5戦5勝のレックレスアバンダンが現在のトップですね。

前走後にカタールの Sheikh Joaan Bin Hamad Al Thani が購入しており、同オーナーはこれがG1初勝利。2着馬のオーナーもカタールの王族。

10月27日の英G1レーシングポストトロフィーに登録があります。また英2000ギニーについては同厩舎に複数の候補がいるためコース経験を作れたオリンピックグローリーは仏2000ギニーに向かわせる可能性があると述べられています


ちなみに3着インディアンジェイドの母はUAE生まれのジェイドロバリー産駒です。また逃げたアヴァンテージはレイマン産駒(その父サンデーサイレンス)で前走の仏G3ラロシェット賞はワットアネームの2着でした。

2012年ジャンリュックラガルデール賞のレース映像(公式)。ゲート向かって右から4頭目の発走、ゼッケン1番がオリンピックグローリー。


ジャンリュックラガルデール賞(Prix Jean-Luc Lagardère - Grand Critérium)
2012年10月7日、フランス・ロンシャン競馬場、芝1400m
2歳牡牝、G1、8頭、レース結果、総賞金35万ユーロ

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1オリンピックグローリー
Olympic Glory
2牡
2.2倍
R.ヒューズ
57kg
1分25秒735戦【4-1-0-0】
重賞3連勝
2ワットアネーム
What A Name
2牝
4倍
C.ルメール
55.5kg
1・1/44戦【2-1-1-0】
仏G3ラロシェット賞1着
3インディアンジェイド
Indian Jade
2牡
46倍
J.スペンサー
57kg
クビ6戦【2-0-1-3】
前走高額賞金レース4着

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