2012年10月17日水曜日

米G1スピンスターS.、エンパイアメーカー産駒インランジェリーがG1初勝利

10月7日に行われた米G1スピンスターS.(AW9ハロン、3歳以上牝馬)は4番手の内を追走した1番人気インランジェリーが最後の直線で外に持ち出されると2着に2馬身差、3着にさらに2・1/4馬身差をつけて完勝し、重賞3勝目、G1初勝利を挙げました。

2走前に米G2を勝ったミスティカルスターが3番人気2着。昨年の勝ち馬アルーナが2番人気でしたが中団後方のまま6着でした。


インランジェリーは父エンパイアメーカー、母キャットチャット(米G2を1勝)、母の父ストームキャットという血統。祖母はBCジュベナイルフィリーズ勝ち馬。エンパイアメーカー産駒のスピンスターS.勝利はこの4年で3頭目。

米G3バーボネットオークス(AW1マイル)、米G2ブラックアイドスーザンS.(ダート9ハロン)を連勝し、米G1 CCAオークス(ダート9ハロン)3着、米G1アラバマS.(ダート10ハロン)2着してここに臨んでいました。

次走はBCレディースクラシック(ダート9ハロン)かフィリーアンドメアターフ(芝10ハロン)かですが、まだ決定されていません。前者だと2連覇を狙うロイヤルデルタや、アラバマS.でインランジェリーに9馬身差をつけて勝ったクエスティングなど強敵との対戦。

それならバーボネットオークス6馬身差楽勝など今回含めてオールウェザーは3戦3勝だから初芝でもF&Mターフのほうが勝てる可能性があるんじゃないか、と考えているようです。


ちなみにこの前日の米G2インディアンオークスを同産駒のグレースホールが約6馬身差で勝ち、重賞4勝目を挙げました。 2着は前走G2勝ち、3着はG1含む重賞2勝馬でした。次走はBCレディースクラシック。

なお11月5日のファシグティプトン11月セールに上場予定(71番。そのすぐ下の76番は昨年の米年度代表馬ハヴルドグレース。86番がインランジェリー)。

2012年スピンスターS.のレース映像。


スピンスターステークス(Juddmonte Spinster Stakes)
2012年10月7日、アメリカ・キーンランド競馬場、AW9ハロン
3歳以上牝馬、G1、10頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金50万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1インランジェリー
In Lingerie
3牝
3.4倍
J.ヴェラスケス1分49秒427戦【4-2-1-0】
重賞3勝目
2ミスティカルスター
Mystical Star
4牝
5.8倍
J.レスカノ210戦【4-2-0-4】
前走G1で8着
3アッパーライン
Upperline
5牝
9.8倍
J.グラハム2・1/425戦【8-5-4-8】
重賞2勝

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