2012年10月25日木曜日

豪G1コーフィールドカップ、ドゥナデンがG1競走3勝目

10月20日に行われた豪G1コーフィールドカップ(芝2400m)は後方3番手で最終コーナーを回った昨年の豪G1メルボルンカップ(芝3200m)勝ち馬ドゥナデンが最後の直線だけで15頭を大外から差し切って優勝し、G1競走3勝目を挙げました。ウィリアムズ騎手はこのレース2連覇。

前走豪G1コーフィールドS.(芝2000m)2着のアルコポップがここも2着。昨年の豪G1シュウェップスオークス(芝2400m)勝ち馬ライツオブヘヴンが3着。一昨年のメルボルンカップ勝ち馬アメリカインが4着。

前走豪G1ザメトロポリタン(芝2400m)を勝っていたグレンキャダムゴールドは逃げて15着。昨年のこのレースをレコード勝ちしたサザンスピードは出走取り消し。特に異常は無いが牝馬の連覇は1955年以来無いこと、斤量が重いこと、外枠に入ったことなどを考慮して出走しないことにしたと


ドゥナデンは父ニコバー、母ラマリア、母の父カルドゥネヴェという血統のフランス産馬。昨年フランスでG3を1勝したあとオーストラリアに遠征し、豪G3ジーロンカップ(芝2400m)とメルボルンカップを連勝。

G1香港ヴァーズ1着でG1連勝した後は英仏で4戦し2着(英G2ハードウィックS.)が最高でしたが、さすがに"キングジョージ"3・1/2馬身差6着だけあって、中間の一頓挫も大外枠も関係なく、オーストラリアの中距離だと実力が違いました。このあとは2連覇をめざしてメルボルンカップへ。

ただここを勝ったため、昨年より4.5kgも重い59kgのハンデが課されることになりました。過去40年で16頭が59kgかそれ以上を背負いましたが勝ち馬は1頭もいないとのことで(ただし牝馬のマカイビーディーヴァが58kgで勝っています)、厳しい条件になっています。

ウィリアムズは昨年のメルボルンカップでドゥナデンに騎乗予定でしたが、騎乗停止でルメール騎手に替わっていました。ウィリアムズ騎手は意外にもメルボルンカップ未勝利。今年は乗れるといいですけどね。

ちなみにドゥナデンが豪3戦で稼いだ545万豪ドルは、フランケルが全14戦で稼いだ299万8302英ポンドを上回ります(2012年10月25日現在のレートだと545万豪ドルは約350万英ポンド)。

コーフィールドカップ(Caufield Cup)
2012年10月20日、オーストラリア・コーフィールド競馬場、芝2400m
3歳以上、G1、18頭、レース結果、総賞金250万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ドゥナデン
Dunaden
6牡
14倍
C.ウィリアムズ
58kg
2分28秒8234戦【10-9-6-9】
豪G1メルボルンカップ1着
G1香港ヴァーズ1着
2アルコポップ
Alcopop
8セン
16倍
D.ターナー
52.5kg
1/232戦【9-4-0-19】
G1で2着3回目
3ライツオブヘヴン
Lights of Heaven
5牝
11倍
L.ノーレン
53kg
3/418戦【6-3-3-6】
G1含む重賞4勝
豪G1ドゥームベンカップ2着

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