2012年10月29日月曜日

伊G1リディアテシオ賞、 ソルティレージュがG1初勝利

10月28日に行われた伊G1リディアテシオ賞(芝2000m、3歳以上牝馬)は、中団追走したブービー人気のドイツ馬ソルティリージュが最後の直線で横に広がった馬群の真ん中を伸び、イタリア3歳牝馬2冠馬チェリーコレクトに1馬身差をつけて優勝、重賞初勝利をG1で挙げました。アツェーニ騎手はG1初勝利。

前走イタリアのマイルG3を勝っている、吉田照哉氏所有のノヴァホークがさらに1馬身差の3着に入っています。

ディープインパクト産駒アクアマリンは後方を進みましたが直線でまったく伸びず10着。昨年の勝ち馬キサキサキサは9着。前走イギリスの準重賞を11馬身差で勝っていた3番人気のオペラギャルは後続を数馬身離して逃げましたが、残り400mで後続に捕まり7着でした。


ソルティレージュは父タイガーヒル、母サヘル、母の父モンズンという血統のアイルランド産馬。母サヘルは2頭の独ダービー馬、1頭の独オークス馬の全兄弟。それらを産んだ2代母SacarinaはThong≒Ridanの5×2。

前走フランスの準重賞を牡馬相手に勝ってここに出走していました。3走前に不良馬場の仏G2ラクープ賞(芝2000m)で2着ミアンドル(フォワ賞でオルフェーヴルの2着)から8馬身差ですが3着しており、今回は不良馬場が向いたかもしれません。ちなみに「Premio Lydia Tesio - Wikipedia」によると今回は、1980年以降でもっとも遅い勝ちタイムでした。

一方でディープインパクト産駒であるアクアマリンや、前走不良馬場の仏G1オペラ賞で惨敗していたキサキサキサは馬場が合わなかったのかも。馬場状態も調べずに的外れた予想を晒してすいません。


チェリーコレクトは2着も実質イタリア牝馬最強を証明。これで10戦8勝、2着2回ですが、レース後に?吉田勝己氏が同馬を購入したと伝えられており、日本で繁殖入りするらしくフランスでこのあとすぐに検疫に入る模様

2012年リディアテシオ賞のレース映像。赤の帽子、黒の胴の勝負服がソルティレージュ。
Premio Lydia Tesio - Wikipedia, the free encyclopedia

リディアテシオ賞(Premio Lydia Tesio Longines)
2012年10月28日、イタリア・カパネッレ競馬場、芝2000m
3歳以上牝馬、G1、11頭、Heavy、レース結果、総賞金20万9000ユーロ

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ソルティレージュ
Sortilege
4牝
13.5倍
A.アツェーニ
57kg
2分07秒7011戦【4-1-2-4】
重賞初勝利
2チェリーコレクト
Cherry Collect
3牝
3.5倍
F.ブランカ
55.5kg
110戦【8-2-0-0】
イタリア3歳牝馬2冠
3ノヴァホーク
Nova Hawk
4牝
5.5倍
O.ペリエ
57kg
118戦【4-3-2-9】
英G1コロネーションS.2着

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