2012年10月25日木曜日

豪G1コーフィールドギニー、ブラックキャビア半弟オールトゥハードがG1初勝利。ピエロの無敗が途切れる

10月13日に行われた豪G1コーフィールドギニー(芝1600m)は、単勝1.2倍の圧倒的1番人気ピエロが出遅れるもラウィラー騎手が気合をつけて2番手先行し残り300mでいったん2馬身以上抜け出しましたが、道中ほぼ最後方を追走していたオールトゥハードが残り50mで差し切って優勝し、G1初勝利を挙げました。G1競走3勝含むデビューから8連勝中だったピエロの連勝が途切れています。

2走前に豪G1ゴールデンローズ(芝1400m)を勝っていたエポレットがピエロから3馬身ほど後方の中団追走から3着し、人気の3頭で決着。


オールトゥハードは父カジノプリンス、母ヘルシング(未出走)、母の父デザートサンという血統。半姉がブラックキャビアです。豪イースターイヤリングセールにおいて102万5000ドルで落札されていました。

2歳G2を2連勝して挑んだ豪G1サイアーズプロデュースS.(芝1400m)はピエロから1・3/4馬身差の2着。その後3連敗していましたが、前走の豪G1ジョージメインS.(芝1600m)は古馬相手に軽斤量とはいえ3馬身差4着で、もしかするとマイルのほうがいいのかな、くらいの印象はありました。まあ今回はピエロが先行するまでに脚を使いすぎた

上位3頭は27日の豪G1コックスプレート(芝2040m)へ。オールトゥハードはC.マンス騎手が、ピエロは陣営がC.ウィリアムズ騎手を熱望していましたが断られC.ブラウン騎手が騎乗する予定。ともに49.5kgでの出走です。

ピエロは前走、コックスプレートとおなじムーニーヴァレー競馬場の豪G2ビルスタットS.(芝1600m)で5馬身差圧勝しており、コックスプレートでも1番人気に支持されています。


ちなみにブラックキャビアの全妹が10月23日、誕生しています(写真あり)。またブラックキャビアの半弟が来年4月の豪セールに上場されることも発表されました。 今年、260万豪ドル(当時のレートで約2億1500万円)で落札されたブラックキャビアの半妹の、その全弟です(父リダウツチョイス)。オールトゥハードもG1を勝ったし、これからまた勝つかもしれないわけで高額になるのは間違いない。

2012年コーフィールドギニーのレース映像(YouTube)。

コーフィールドギニー(Beck Caulfield Guineas)
2012年10月13日、オーストラリア・コーフィールド競馬場、芝1600m
3歳、G1、8頭、Good、レース結果、100万豪ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1オールトゥハード
All Too Hard
3牡
12倍
D.ダン56.5kg1.36.058戦【4-1-1-2】
重賞3勝目
2ピエロ
Pierro
3牡
1.2倍
N.ラウィラー56.5kg1/29戦【8-1-0-0】
豪G1ゴールデンスリッパー
など重賞7勝
3エポレット
Epaulette
3牡
12倍
K.マカヴォイ56.5kg1・3/48戦【4-1-2-1】
豪G1ゴールデンローズ1着

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