2012年5月19日土曜日

インランジェリーが米G2ブラックアイドスーザンS.を勝ち、エンパイアメーカー産駒が3連覇

5月18日に行われた米G2ブラックアイドスーザンS.(ダート9ハロン)は、スタートで躓いて後方からの競馬になった3番人気インランジェリーが半マイル過ぎから進出し、残り約300mの直線入り口で先頭に並ぶとそのまま押し切って優勝しました。2着にインランジェリーの少し前を追走していたディスポーザルプレジャーが入り、プレッチャー厩舎のワンツー。前走の米G2ファンタジーS.(ダート8.5ハロン)を勝っていた1番人気のマンマキンボは逃げて4着でした。

インランジェリーは父エンパイアメーカー、母キャットチャット(米G2を1勝)、母の父ストームキャットという血統。3月18日の米G3バーボネットオークス(ダート1マイル)を6馬身差で勝っており、これで重賞2連勝です。そういえばケンタッキーオークスに出走していませんでしたが、オークス数日前にプレッチャー調教師が「わずか3戦のキャリアでオークスに出走させることはこの馬のためにならないから」と述べて回避していました。

ブラックアイドスーザンS.をエンパイアメーカー産駒が制するのは、2010年アクティングハッピー、2011年ロイヤルデルタに続き3年連続。現地時間19日には米3歳クラシック第2戦、プリークネスS.がピムリコ競馬場・ダート9.5ハロンで行なわれる予定で、ケンタッキーダービー1番人気2着だったエンパイアメーカー産駒ボーディマイスターも出走します。またエンパイアメーカーは、BloodHorse集計の北米リーディングサイアーで5月18日現在、現在首位に立っています(日本、香港の賞金除く)。

ちなみに同日のヒルトップS.(芝8.5ハロン、3歳牝馬、総賞金10万ドル、非重賞)も同産駒クー Coup (クー)が勝ちました(YouTube)。


2012年ブラックアイドスーザンS.のレース映像。7番枠がインランジェリー。前走と勝負服が違いますが、オーナーが替わったわけではなく、今回の勝負服のほうをよく使っているっぽいですね。

ブラックアイドスーザンステークス(Black-Eyed Susan Stakes)
2012年5月18日、アメリカ・ピムリコ競馬場、ダート9ハロン
3歳牝馬、G2、9頭、レース結果(PDF)、総賞金30万ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1インランジェリー
In Lingerie
3牝
4.9倍
J.ヴェラスケス1分52秒074戦【3-1-0-0】
重賞連勝
2ディスポーザルプレジャー
Disposablepleasure
3牝
10倍
J.カステリャーノ1・1/47戦【2-2-1-2】
ダート9fG2を1勝
3ワイルドキャッツスマイル
Wildcat's Smile
3牝
12倍
R.ナプラヴニク1・3/48戦【3-3-2-0】
同上G2で2着

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