ゼノンズスターは父フサイチゼノン、母ミストリクシー(ステークス1勝)、母の父ビージーズドローン(G3で2着1回)という血統の3歳牡馬。2010年のセールにおいて3200ドルで購入されました。今回の勝利で米ニューメキシコ州の種牡馬であるフサイチゼノンの2頭目のステークス勝ち馬となりました。ゼノンズスターは4走前にもステークスで2着しています。
26日にフサイチゼノンの全弟であるアグネスゴールドの産駒エネルジアエレガンテがブラジルで重賞2勝目を挙げたばかりです。
2012年ダインS.のレース映像。芦毛がゼノンズスターです。
フサイチゼノンは2000年の弥生賞を1番人気で勝ちましたが、脚部不安で皐月賞を回避。それをめぐって馬主と調教師間でごたごたがあり、田原厩舎から森厩舎に移籍しました。さらに翌年はアメリカに移籍し、G1マンノウォーS.で4着した後、2003年からカリフォルニア州で種牡馬入りしました。2007年からニューメキシコに移動。ステークス勝ち馬2頭はどちらも2009年生まれというのが面白い。産駒は通算でも25頭で、それほど良い繁殖を集めたとも思えないので、良くやっているほうだと思いますね。
1頭目のステークスウィナーはホンシュウシティー Honshu City という名の3歳セン馬で、昨年9月にジョージマルーフフューチュリティ(ダート6ハロン、総賞金5万0000ドル)を勝ちました(同9着がゼノンズスター)。こちらは1月を最後に出走していません。
ちなみにホンシュウシティーはその次走で総賞金14万ドルのニューメキシコクラシックカップ・ジュベナイル・コルトアンドゲルディング(ダート6ハロン)でも1・1/2馬身差2着しました。また前年の同レースではサイレントサンデー Silent Sunday というフサイチゼノン産駒がクビ差2着しています。
ホンシュウシティーはノーザンテースト≒ストームバード≒ニジンスキーの3×3×4。
ゼノンズスターはノーザンテースト≒Barachoisの3×4。
サイレントサンデーはノーザンテースト≒ニジンスキーの3×4でノーザンダンサーの4×5×5。
テーストを強めにいじった方が良いということかもしれません。
ダインステークス(Dine Stakes)
2012年5月27日、アメリカ・サンレイパーク競馬場、ダート6.5ハロン
3歳、ステークス、8頭、レース結果(PDF)、総賞金6万5000ドル
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ゼノンズスター Zenon's Star | 3牡 12.4倍 | A.Juarez | 1分17秒72 | 12戦【3-2-1-6】 ステークス5走【1-1-0-3】 |
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