2012年5月12日土曜日

母父サンデーサイレンスのセイントバウドリーノが仏G3ギシュ賞優勝

5月11日に行われた仏G3ギシュ賞(芝1800m)は、前走初勝利を挙げたばかりで重賞初出走だったセイントバウドリーノが、仏G1ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m)2着馬で前走仏G3フォンテーヌブロー賞(芝1600m)2・1/2馬身差3着のソーファストをゴール直前でクビ差差し切って優勝し、重賞初勝利を挙げました。さらにクビ差3着に仏牝馬G1競走2勝馬マンデシャの初子マンデュールが入っています。

2012年ギシュ賞のレース映像。ゲート向かって左から2頭目の発走がセイントバウドリーノ。最後の直線では前が壁になって抜け出せないシーンもありましたがよく巻き返しました。

ゴドルフィン馬セイントバウドリーノは、父ピヴォタル、母アレサンドリア、母の父サンデーサイレンスという血統。母母テレシコワ(テレシュコヴァ、Tereshkova)はシェイクモハメドの所有馬として仏愛の重賞1勝2着4回した馬で、繁殖牝馬としてサンデーサイレンスを種付けされるために日本に送られ、イギリスに戻って産んだのがアレサンドリアです。

Wikipedia によるとギシュ賞と仏ダービー(ジョッケクルブ賞、2100m)をどちらも勝った馬は1869年の Consul から2007年の Lawman まで14頭いるとのこと。だいたい10年に1頭ですか。ギュイヨン騎手は「距離は持つと思います」と述べています。

ちなみに2012年の母父サンデーサイレンスによる日本重賞勝ちは6頭が7勝(おそらく地方含む。netkeiba)。海外ではセイントバウドリーノを含めて、少なくとも3頭が6勝しています(他2頭は次のとおり)。

More Joyous(豪G1競走3連勝。G2を1勝)
Quiet Oasis(米G3を1勝

ギシュ賞(Prix De Guiche)
2012年5月11日、フランス・シャンティ競馬場、芝1800m
3歳牡馬、G3、6頭、Soft、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1セイントバウドリーノ
Saint Baudolino
3牡
4.7倍
M.ギュイヨン1分57秒804戦【2-2-0-0】
重賞初出走
2ソーファスト
Sofast
3牡
3.5倍
O.ペリエ短クビ6戦【2-2-1-1】
仏G3ラロシェット賞1着
3マンデュール
Mandour
3牡
3倍
C.ルメール クビ3戦【1-1-1-0】
重賞初出走

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