今回からスミヨン騎手が騎乗し、4番手の外目をすこし掛かりながら追走し、最後の直線で一度は先頭に立ちましたが、後方から2頭目(前から5頭目)を追走したドラゴンパルスにゴール直線でわずかに差し切られ、デビュー6戦目で初めて敗れました。直線半ばではスミヨン騎手が左右に頭を振って後方を見ていたので余裕なのかなと思いましたが。
内ダビルシム、外ドラゴンパルス |
レース映像。ゲート向かって右から3頭目がダビルシム。勝ったドラゴンパルスは一番右の馬。
15.04.2012 Longchamp (FR) 6.Race Prix de... 投稿者 HorseRaceSports
ドラゴンパルスは昨年9月の愛2歳G1ナショナルS.(芝7ハロン)に1番人気で出走し1/2馬身差2着(9頭立て)。フォンテーヌブロー賞はそのナショナルS.以来の出走でした。またその前走の愛G2フューチュリティS.(芝7ハロン)では、のちに英G1デューハーストS.(芝7ハロン)を勝つパリッシュホールに1・3/4馬身差をつけて優勝している強豪馬です。
またフォンテーヌブロー賞3着に入ったのは、仏2歳G1モルニー賞でダビルシムから約3馬身差4着、仏2歳G1ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m)で3/4馬身差2着だったソーファスト。ダビルシムはこれに2・1/2馬身差をつけました。
というわけで敗れはしましたがそう悪い結果でもなく、仏2歳G1クリテリウム・アンテルナシオナル(芝1600m)勝ち馬フレンチフィフティーンが英2000ギニーに向かうのも、次走予定の仏3歳G1プールデッセデプーラン(5月13日、仏2000ギニー)に向けて良い材料ではあります。
今年1月、ダビルシムについて管理するフェルラン調教師が距離について、マイルは問題ないが仏ダービー(2100m)についてダビルシムがこなせるか大きな疑問があると述べており、2000ギニー後はマイル路線にとどまることもありそうです。また2月には、仏2000ギニー後に英G1セントジェームズパレスS.(6月19日、ロイヤルアスコット開催・芝1マイル)に出走する可能性に言及していました。
ちなみにこの1レース前の仏3歳牝馬G3グロット賞でディープインパクト産駒ビューティーパーラーが重賞初出走初勝利を挙げています。フォンテーヌブロー賞の時計はそれより約2.9秒遅いものでした。それならダビルシムが掛かったのもうなずける。
フォンテーヌブロー賞の連続写真またはこちら。レース映像予備(有料)。4番手外がダビルシム。黄色の勝負服、紫の帽子がドラゴンパルス。
フォンテーヌブロー賞(Prix de Fontainebleau)
2012年4月15日、フランス・ロンシャン競馬場、芝1600m
3歳牡、全馬58kg、G3、6頭、レース結果、総賞金8万ユーロ
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | ドラゴンパルス Dragon Pulse | 3牡 8.4倍 | G.ベノワ | 1分40秒73 | 5戦【3-2-0-0】 重賞2勝目 |
2 | ダビルシム Dabirsim | 3牡 1.6倍 | C.スミヨン | 短アタマ | 6戦【5-1-0-0】 G1競走2勝 |
3 | ソーファスト Sofast | 3牡 4.5倍 | O.ペリエ | 2・1/2 | 5戦【2-1-1-1】 |
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