ちなみに1月13日の亜G3ブエノスアイレス賞(ダート1600m、3歳以上)は3番人気のグーグルアース Google Earth が逃げ切って優勝し、重賞初出走初勝利を挙げていました。
珍名馬というか自由だなと思います。
ところで、ゴドルフィンバルブS.の30分前に行われた南ア2歳牝馬G3ストレリチアS.(芝1000m)はツイッターと同じヴァー Var 産駒で同厩舎のヴァルディヴィア Valdivia が2着に5馬身差、ゴドルフィンバルブS.より 0.95秒速い 58秒55で勝っています。
2004年に仏G1アベイユドロンシャン賞(芝1000m)を勝ったヴァーは、2005年に南アフリカで種牡馬入り。昨年の南アG1マーキュリースプリント(芝1000m)勝ち馬でアルクォーツスプリント(芝1000m、エーシンヴァーゴウ12着)5着のオーガストラッシュがヴァー産駒。
またヴァーの代表産駒は文句なく初年度産駒の牝馬ヴァルデラ Val De Ra であり、こちらは南アフリカで12戦11勝。1月の南アG1ケープフライングチャンピオンシップでは、香港スプリントなど短距離G1競走6勝のジェイジェイザジェットプレーン(故障明けの7ヶ月ぶりでしたが)などを負かして、牡馬相手のG1競走2勝目、G1通算3勝目を挙げています。
次走は4月28日の南アG1コンピュータフォームスプリント(芝1000m)で2連覇を狙っています。休み明け3戦目となるジェイジェイザジェットプレーンも出走予定。
また今年2月末の記事によると、ヴァルデラは今夏のイギリス遠征と、欧州のトップスタリオンとの交配を検討しているとのこと。
南アフリカでは致死率の高いアフリカ馬疫が大流行しており、出国するには第3国で6ヶ月ほどの検疫を受ける必要があるそうで、現役馬が海外のレースに出走するのはきわめて難しい。例えばオーガストラッシュは7月にマーキュリースプリントを勝ち、モーリシャスで検疫を受け、その次走は3月10日のドバイG3マハーブアルシマールだったし、年度代表馬イググもドバイ遠征はかないませんでした。
しかし現行プロトコルが5月3日に期限を迎えるので、新プロトコルを各国が採用し、出国が容易になった場合には、英G1ナンソープS.(芝5ハロン)などを使うことを考えているようです。また種付けについてはオーナーブリーダーである Avontuur Stud のマネージャーが、「出国できるかまだ分からないので、何も決定できないが、ガリレオ、シーザスターズ、オアシスドリーム、フランケルについて(stud 内で?)話し合っている」と述べています。フランケルの名前があるということはイギリスなどで1年以上走る、または繁殖生活を2年以上送るということですね。
5月3日ならいまから2週後。新プロトコルがどのようになりそうなのか知りませんが、基準が緩和されるか注目です。
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