2012年4月13日金曜日

仏3歳G3ラフォルス賞はチチカステナンゴ産駒のサオノアが優勝

4月8日に行われた仏3歳G3ラフォルス賞(芝2000m)は中団追走のサオノア Saonois が、ゴール直前でルジェ厩舎2頭の間から差しきり、重賞初勝利を挙げました。ペースメーカーとして出走してきたと思われる逃げたセイントルーが2着、単勝1倍台の同厩ボーヴォワールが伸びきれず3着でした。

レーシングポストに「騎手、調教師ともに最大の勝利」と書いてあるのでどちらも重賞初勝利なのでしょう。今後の予定として、昨年はのちの英ダービー馬プルモワが勝った仏G2グレフュール賞(芝2000m)から仏G1ジョッケクルブ賞(芝2100m、仏ダービー)を目指すとのこと。

サオノアの5代血統表。父チチカステナンゴの代表産駒に08年のジョッケクルブ賞勝ち馬ヴィジョンデタ。ちなみにヴィジョンデタの母父 Garde Royale はサオノアの母母父でもある。近親にぽつぽつと重賞活躍馬がいます。

ラフォルス賞の連続写真はこちら。青の勝負服がサオノア。

ラフォルス賞(Prix La Force)
2012年4月8日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2000m
3歳、G3、6頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1サオノア
Saonois
2牡
4.5倍
A.アムラン2分04秒656戦【4-1-1-0】
前走準重賞4馬身差勝利
2セイントルー
Saint Loup
2牡
15倍
G.ベノワ短アタマ5戦【1-1-2-1】
重賞初出走
3ボーヴォワール
Beauvoir
2牡
1.53倍
C.ルメール短クビ3戦【2-0-1-0】
重賞初出走



また同日行われた古馬G2アルクール賞(芝2000m)は、2頭出しデュプレ調教師のワンツーでしたが、勝ったのは人気薄の方、重賞初出走で唯一の牝馬ジオフラ。3馬身差2着に1番人気馬ヴァダマールが入っています。

ジオフラは昨年10月に準重賞を3馬身差で勝ち、今回はそれ以来、約4ヵ月半ぶりの出走で重賞初勝利です。ヴァダマールは香港ヴァーズ10着以来の出走でした。3kgの斤量差もありましたし、ヴァダマールのポジションが後ろすぎでしたが、英ダービー約4馬身差7着のヴァダマールに3馬身差ならジオフラはG1も狙えるのでは。

ジオフラの5代血統表。父ダンジリ。母は英G3勝ち馬。ダンジグの3×4。

2012年アルクール賞のレース映像。3番手追走、青の帽子・勝負服がジオフラ。最後方追走、アガカーンの緑と赤の勝負服がヴァダマール。連続写真はこちら


アルクール賞(Prix D'Harcourt)
2012年4月8日、フランス・ロンシャン競馬場、芝2000m
4歳以上、G2、6頭、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ジオフラ
Giofra
4牝
5倍
M.ギュイヨン
54.5kg
2分01秒354戦【3-0-0-1】
前走準重賞3馬身差勝利
2ヴァダマール
Vadamar
4牡
2.1倍
C.ルメール
57.5kg
39戦【3-1-2-3】
仏G2コンセイユ・ド・パリ賞1着
3サガドリーム
Saga Dream
6セン
6.5倍
T.ジャルネ
56kg
423戦【5-4-5-9】
重賞3着3回目。準重賞1勝

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