2012年4月27日金曜日

マレーシアG1ぺラダービーは大逃げミスターアンバサダーが優勝。母父フジキセキのグッドウイニングが2着

4月22日に行われたマレーシア・ローカルG1ぺラダービー(3歳以上、芝2400m)は、前走のローカルG1セランゴールゴールドカップ(芝1600m)で10着に敗れていたミスターアンバサダーが大逃げを打ち、そのまま逃げ切って優勝しました。約3馬身差2着に2番手を追走した母父フジキセキのグッドウイニングが入り、デインヒル系のワンツー。2009年のぺラダービー勝ち馬グッドネイチャーは4着。2010年の勝ち馬ジェネラスタイクーンは出走取り消し。

2012年ペラダービーの結果とレース映像。



ぺラダービーはマレーシアで(少なくとも重要レースでは)最長距離のレース。総賞金50万リンギット(約1300万円)であり、これは2011年だとぺラターフクラブのレースで2番目、マレーシア全体では9番目に高いようです。

ミスターアンバサダーは父ダナシンガのニュージーランド産馬。ニュージーランドでデビューし、オーストラリア時代の2010年3月に豪G3ランドウィックシティーS.(芝2000m)を勝っています。2011年からマレーシアに移籍。ここまで9戦して未勝利、うち6戦は後ろから数えた方が早い着順でしたが、初めて2000mを超える距離が良かったのか、2着に2・3/4馬身差をつけて快勝し、10戦目でようやく初勝利です。デビューから通算で37戦7勝。5代血統表(リンク先の馬名は以前の The Embassy です)。チェコ出身でチェコセントレジャーを3勝している Lukasek 騎手はマレーシアで騎乗するようになって半年でペラダービー初勝利と。

次走はマレーシア最高賞金額レースのひとつであるローカルG1ピアラ・エマス・スルタン・セランゴール(3歳以上、芝2000m、100万リンギット)の予定。セランゴール3冠最終戦であり、セランゴールゴールドカップはその第2戦です。


離れた2番手を追走して2着に粘りこんだグッドウイニングはオーストラリア産馬。デビューからマレーシアで走り、ここまで10戦して5勝。条件戦を3連勝中でした。重賞初出走だった上に、1700mを超える距離の出走が初めてだったにもかかわらず良く頑張りました。

グッドウイニングの5代血統表(リンク先の馬名は以前の Fujimaher です) 。3代母まで準重賞勝ちがあると。

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