亜牝馬G1フィルベルトレレナ大賞典はマリブクイーンがG1初勝利

4月2日に行われた亜3歳以上牝馬G1フィルベルトレレナ大賞典（ダート2000m）は逃げたマリブクイーンが最後の直線で直後につけた先行馬を振り切ると、道中最後方追走から追い込んできたカリベイビーに残り100mでほぼ並ばれましたが、短クビ差だけ粘りきって優勝し、重賞3勝目、G1初勝利を挙げました。さらに4馬身差3着に2番手を追走したティエナベラハ。

チリからアルゼンチンに移籍したらしい智3歳牝馬G1ポーラ・デ・ポトランカス（芝1700m）勝ち馬マリナモレナは移籍2戦目で2番人気4着でした。

マリブクイーンは前走のG2でもマリアモレナを1･1/2馬身差2着に、カリベイビーをさらに1･1/2馬身差の3着に下しています。またG1は今回が2戦目で、1戦目の亜3歳牝馬G1セレクシオン･デ･ポトランカス（ダート2000m）は1着から8･1/2馬身差3着でした（そのときの勝ち馬でその次走牡馬相手にG1を勝って通算8戦8勝、重賞5勝目を挙げたライフフォーセールが、昨年11月の亜G1ダルドロチャ大賞で最下位12着に初めて敗れて以降出走して無いのですが、無事なんですかね？）。


マリブクイーンの5代血統表。父は昨年死亡したアルゼンチンのリーディングサイヤー、バーンスタイン。母は亜G1クリアドレス大賞典勝ち馬マリンチェ。

2012年フィルベルトレレナ大賞典のレース映像。逃げるのがマリブクイーン。最後方追走がカリベイビー。


フィルベルトレレナ大賞典（Gran Premio Gilberto Lerena）
2012年4月2日、アルゼンチン･パレルモ競馬場、ダート2000m
3歳以上牝馬、G1、6頭、レース結果

着順	馬名	性齢 オッズ	騎手	着差	通算成績 主な成績
1	マリブクイーン Malibu Queen	3牝 5.1倍	W.Aguirre	2分02秒26	10戦【5-2-1-2】 重賞3勝目
2	カリベイビー Kali Baby	3牝 4.3倍	P.Falero	短クビ	7戦【3-2-1-1】 重賞3戦目で初連対
3	ティエナベラハ Tiene Beraja	3牝 2.5倍	J.Noriega	4	8戦【3-2-2-1】 重賞2戦目