2011年8月21日日曜日

ハットトリック産駒 Dabirsim が仏G1モルニー賞優勝(レース映像あり)

8月21日に行われた仏2歳G1モルニー賞にハットトリック産駒で3戦3勝の Dabirsim が出走し、後方待機から残り1ハロンで先頭に立つと後続を3馬身突き放し、1番人気に応えて優勝しました。初年度産駒が今年デビューしたばかりのハットトリックにいきなりのG1勝ち馬の登場です。

ハットトリック産駒 Dabirsim、フランスG1モルニー賞を勝利
ハットトリック産駒 Dabirsim、フランスG1モルニー賞を勝利
2011年モルニー賞のレース映像(YouTube)。ゲート手前から4頭目が Dabirsim です(ゼッケン5番)。動画予備


2着に仏G3ボワ賞、仏G2ロベールパパン賞を連勝していたファミリーワンです。3着に Vladimir(ウラジミール?)は前走で準重賞勝利。 5着に2番人気のイギリス馬 Frederick Engels(英G2ジュライステークス勝ち馬、映像)が入っています。


Dabirsim は名前の読みが分からなくて、レース実況はダビアシムに聞こえるのですが、合田さんはダビルジムと書いていて、どう読めば良いのか。

Dabirsim の5代血統表
母 父がロイヤルアカデミー、2代母 Bright Generation は G1伊オークス勝ち馬で、愛G1モイグレアスタッドS.2着馬です。Dabirsim の半兄には、アメリカで40戦4勝2着6回3着8回のプリファードイールドがいます。グレードレース未出走ですが、ステークス勝ちがあります。



今回から騎乗したランフランコ・デットーリ騎手は「彼は優れたスピードのあるとても、とてもよい馬です。(今後について)英G1ミドルパークS.を提案しました」と述べています。

ダビルシムのフェルラン調教師も「彼は非凡な競走馬で、スピードに秀でているのでミドルパークS.へ行こうと思います。とても落ち着いた性格をしていて、とても素晴らしいレースをしました。オーナーと、いまのジョッキー(デットーリ)と前走まで乗っていた(ソゴルブ)騎手のおかげです」と述べています。

ミドルパークS.は10月8日(土曜日)にニューマケット競馬場・芝6ハロンで行なわれるG1競走で、これがダビルジムの次走になりそうです。ただ、10月2日の凱旋門賞当日に仏2歳G1ジャン・リュック・ラガルデール賞(ロンシャン競馬場・芝1400m)があるのですが、こちらは行かないのでしょうかね?

追記
次走はジャン・リュック・ラガルデール賞に決まりました
追記ここまで

フェルラン調教師は、これがG1初勝利。フランス調教馬がモルニ賞を勝つのは2004年以来のことです。また、仮にミドルパークステークスを勝てば、フランス調教馬の優勝は1992年のザイーテン以来のようです。(それならミドルパークを優先したい気持ちも分かる)

ハットトリック産駒がフランスで10馬身差のデビュー勝ち
ハットトリック産駒 Dabirsim がデビュー2連勝
ハットトリック産駒 Dabirsim が仏G3優勝

モルニー賞(Prix Morny )
2011年8月21日、フランス・ドーヴィル競馬場、芝1200m
2歳牡牝、G1、7頭、レース結果レース映像予備(有料)
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ダビルシム
Dabirsim
2牡
2.4倍
L.デットーリ1分10秒004戦【4-0-0-0】
仏G3カブール賞1着
2ファミリーワン
Family One
2牡
3.8倍
I.メンディザバル36戦【4-2-0-0】
重賞2勝
3ウラジミール
Vladimir
2牡
17倍
M.ギュイヨン15戦【3-0-2-0】
前走リステッド勝ち

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