2011年8月18日木曜日

英G1インターナショナルS.、トワイスオーヴァーがG1競走4勝目

8月17日に行われた英G1インターナショナルステークスは、昨年このレース2着のトワイスオーヴァーが同馬主・同厩舎のミッデイを3/4馬身差押さえて優勝しました。1989年からこのレースのスポンサーであるジャドモンドファームのカリド・アブドゥラ殿下はこのレース初勝利です。また、イアン・モンガン騎手はG1レース初勝利のようです。


モンガン騎手「この勝利はとても特別です。ヘンリー・セシル調教師と殿下に大きな感謝の気持ちを伝えたいです。この勝利の一員であることはとても輝かしいことです。わたしたちが早く仕掛けすぎたということはないと思いますし、それは単にミッデイとトワイスオーバーの末脚が優れていたというだけだろうと思います。彼は真のチャンピオンです」「(セシル調教師は)仕えるにふさわしい偉大な人で、自信と信念を与えてくれます。そのような環境ではリラックスして事にあたれます。レース(の馬場状態)はトワイスオーヴァーに向いていたと思いますし、2頭がよく走ったことが嬉しいです」


トワイスオーヴァーは英チャンピオンS.2連覇中で、昨年はエクリプスS.も制しており、10ハロンのG1競走はこれで4勝目。今年はドバイWC9着、なぜかマイルのロッキンジS.6着、プリンスオブウェールズS.17馬身差5着とG1で良いところがありませんでしたが、前走10ハロンのG2ヨークS.を勝ち、3月のG2アルマクトゥームチャレンジ ラウンド3以来の勝利を挙げていました。今年からアスコット開催になるチャンピオンS.で3連覇を目指すようです。チャンピオンS.は、ブリティッシュチャンピオンズデー(British Champions Day)の創設にあわせて、賞金額は英国競馬史上最高の総賞金130万ポンド(約1億6,400万円)、1着賞金737,230ポンド(約9300万円)になりました。


前走ナッソーS.でG1競走6勝目を挙げていたミッデイは牡馬混合G1初勝利目前でしたが、惜しくも2着。同馬もチャンピオンS.に向かう可能性があるようです。

2011年インターナショナルS.のレース映像。3番手追走ピンクの帽子がミッデイ、4番手追走で緑の帽子がトワイスオーヴァーです。



インターナショナルS.(Juddmonte International Stakes)
2011年8月17日、イギリス・ヨーク競馬場、芝10ハロン88ヤード(約2092m)
3歳以上、G1、5頭、Good To Soft 、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1トワイスオーバー
Twice Over
6牡
6.5倍
I.モンガン2分14秒7028戦【12-3-6-7】
英G1エクリプスS.1着
2ミッデイ
Midday
5牝
3.5倍
T.クウィリー3/421戦【9-7-3-2】
G1競走6勝
3アウェイトザドーン
Await The Dawn
4牡
1.62倍
J.オブライエン57戦【5-0-1-1】
重賞3勝

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