2011年8月4日木曜日

マイルG1・5連勝のキャンフォードクリフスが怪我で引退

マイルG1競走を5連勝したヨーロッパのマイラー、キャンフォードクリフス Canford Cliffs が怪我のため引退することになりました。来年からアイルランドのクールモア・スタッドで種牡馬入りする予定です。

7月27日の英G1サセックステークスでフランケルから5馬身差の2着に敗れていましたが、このとき最後の直線で左に大きくよれていました。検査の結果、前脚のつなぎに異常が見つかり、現役を続行した場合、深刻なダメージを引き起こすと予想されるため、獣医学的なアドバイスに従って引退することが決定されました。

キャンフォードクリフス は、2010年の英2000ギニーで3着に負けたあと、愛2000ギニー、セントジェームズパレスS.、サセックスS.、2011年のロッキンジS.クイーンアンS.とマイルのG1レースを5連勝し、特にクイーンアンS.ではゴルディコヴァを差し切って、傑出したマイラーであることを証明しました。

全11戦で騎乗したリチャード・ヒューズ騎手は、「これまで騎乗した中で、最高の、最も速い競走馬でした」と述べています。


リチャード・ハノン調教師
「彼は2歳時の早い時期から短距離でスピードを見せ、3,4歳時により長いマイルでも発揮した珍しいタイプの競走馬でした。調教師として40年管理してきた中で最も優れた競走馬です。」「オーナーと自厩舎にとってこのようにケガで引退させねばならないことはとても残念なことです。しかし少なくともなぜサセックスであのようにひどくよれて走ったのかは説明できます。再びフランケルと対戦することを楽しみにしていたのですが。」

「とてもすばらしい競走馬であるため、(悪化しないという)可能性に賭けることはしないと決断することにしました。」「サセックスS.でのキャンフォードクリフスが本当の姿ではなかったと分かっています。フランケルはスーパースターですが、アスコットのクイーンエリザベス2世S.でもう一度対戦できることを楽しみにしていました。」「キャンフォードクリフスがいなくなることは寂しいですが、思い出とビデオとがあり、また遠くない将来に子供を迎えることができるでしょう」


文中、レース名へのリンクは過去記事(レース動画埋め込みまたはリンクあり)。
Coolmore :: News :: Champion miler CANFORD CLIFFS retired, will stand at Coolmore Stud in 2012
Brilliant miler Canford Cliffs retired to stud - Horse Racing News | Racing Post

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