2011年7月28日木曜日

フランケルが古馬初対戦の英G1サセックスS.も楽勝

英G1サセックスS.はイギリスの怪物フランケルが、前走クイーンアンS.までマイルG1で5連勝中だったキャンフォードクリフスに5馬身差つけて圧勝、古馬初対戦も楽に制しています。

2011年サセックスステークスのレース映像。逃げるピンクの帽子がフランケル、2番手追走のオレンジの勝負服がキャンフォードクリフスです。レース映像予備



4頭立てで行われ、3歳のフランケルは56.7kg、他の3頭は60.3kgを背負っていました。フランケルは大逃げになった英2000ギニーや、(調教師の指示通りだったとはいえ)仕掛けるのが早すぎた前走セントジェームズパレスS.と違って直線まで折り合いの付く競馬で、残り2ハロンを切って仕掛けられると一気に加速し、キャンフォードクリフスが外にヨレ気味だったのもありましたが後続にかんたんに差をつけ最後は5馬身つけました。

昨年、このレースを制したキャンフォードクリフスは前走のクイーンアンS.でBCマイル3連覇中のゴルディコヴァを2着に下しています。
英G1クイーンアンステークス、キャンフォードクリフスが優勝、ゴルディコヴァは2着(レース映像あり)

3着のリオデラプラタも07年に仏2歳G1勝ち、昨年も伊G1を2勝したほか、仏G1ムーランドロンシャンで頭差2着がある実力馬、前走クイーンアンS.はキャンフォードクリフスから5馬身差4着でした。4着ラジサマンもグレードレース3勝のほか、前走の仏G1イスパーン賞でゴルディコヴァから1馬身差3着、また昨年はG1香港マイルでエーシンフォワードと4着同着しています。


この3頭相手に楽勝ですから、斤量差もありましたが、イギリスのマイル路線ではちょっと負けそうに無い感じです。ヘンリー・セシル調教師はこのレース最多の6勝目。「レース前から楽勝できると思っていました。彼は私が見てきた中でおそらく最高の競走馬です」と述べています。短期の休養を挟んだあと、9月の英G1クイーンエリザベス2世S.を1走だけ使う予定です。オーナーのカリド・アブドゥラ殿下は「セシル調教師がそうしたいなら来年も現役として走らせます」と述べ、セシル調教師も来年も現役を続ける可能性があると延べ、その場合は10ハロンへの挑戦も考えているとのこと。

英2000ギニーは無敗のフランケルが楽勝(レース映像あり)
セントジェームズパレスS.、フランケルが優勝、グランプリボスは8着(レース映像あり)

サセックスステークス(Qipco Sussex Stakes)
2011年7月27日、イギリス・グッドウッド競馬場、芝1マイル
3歳以上、G1、4頭、Good、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1フランケル
Frankel
3牡
1.61倍
T.クウィリー1分37秒478戦【8-0-0-0】
G1競走4勝目
2キャンフォードクリフス
Canford Cliffs
4牡
2.75倍
R.ヒューズ511戦【7-2-2-0】
G1を5勝
3リオデラプラタ
Rio De La Plata
6牡
23倍
F.デットーリ2・1/223戦【8-4-4-7】
G1を3勝

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