日本から遠征したグランプリボス(ミルコ・デムーロ騎乗)は、序盤はフランケルを馬群に閉じ込める形で、離して逃げるペースメイカーのリルーテッドを見る2番手を追走。600m付近でフランケルを前に行かすと、そのあとは徐々にポジションを落としていくだけで、7着から13馬身、1着から20馬身以上離された8着(9頭立て)に終わっています。
2着に最後方待機のゾファニー。3着に独2000ギニー勝ち馬エクセレブレイション。
英G1セントジェームズパレスステークスのレース映像(YouTube)。
セントジェームズパレスS.(St James's Palace Stakes)
2011年6月14日、イギリス・アスコット競馬場、芝1マイル
3歳牡馬、G1、9頭、Good To Soft、レース結果、レース映像予備
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な勝ち鞍 |
1 | フランケル Frankel | 3牡 1.33倍 | T.クウィリー | 1分39秒24 | 7戦【7-0-0-0】 英G1デューハーストS.(6頭) |
2 | ゾファニー Zoffany | 3牡 21倍 | R.ムーア | 3/4 | 8戦【5-1-1-1】 愛G1フェニックスS.(7頭) |
3 | エクセレブレイション Excelebration | 3牡 11倍 | A.カービー | 1・1/2 | 5戦【3-1-0-1】 独2000ギニー(11頭) |
4 | ニーブラス Neebras | 3牡 51倍 | L.デットーリ | 頭 | 6戦【2-2-1-1】 英G2ジュライステークス(5頭) |
5 | ドリームアヘッド Dream Ahead | 3牡 15倍 | W.ビュイック | 3・1/4 | 4戦【3-0-0-1】 英G1ミドルパークS.(8頭) |
6 | ドバウィゴールド Dubawi Gold | 3牡 13倍 | R.ヒューズ | 8 | 11戦【4-3-0-4】 英愛2000ギニー2着 |
7 | ウートンバセット Wootton Bassett | 3牡 13倍 | P.ハナガン | ハナ | 6戦【5-0-0-1】 仏G1ジャンリュックラガルデール賞 (9頭) |
8 | グランプリボス Grand Prix Boss | 3牡 17倍 | M.デムーロ | 13 | 8戦【4-0-1-3】 NHKマイルカップ(18頭) |
9 | リルーティッド Rerouted | 3牡 67倍 | M.ヒルズ | 15 | 8戦【2-1-2-3】 英G3タタソールS(7頭) |
道中、グランプリボスのすぐ近くを走っていたドバウィゴールド(英愛2000ギニーで連続2着)が6着に敗れ、一方2着に入ったゾファニーと4着のニーブラスは後方からほぼ直線だけの競馬。3着エクセレブレイションもグランプリボスとドバウィゴールドから1、2馬身ほど後ろを追走しており、結局、英2000ギニーと同じように前にいた馬がフランケルの怪ペースにつぶされ、後ろの馬に有利な展開になったと言えなくもない。
勝ちタイムは 1分39秒24。この1時間前に行われた古馬マイルG1クイーンアンS.が 1分38秒38だから、日本に比べればずいぶん時計がかかる馬場(アスコットにしては速いが)だったのもグランプリボスには合わなかったでしょう。
フランケルの次走は10ハロンの英インターナショナルS.(ヨーク競馬場、芝10f88y、約2092m)、またはマイルのサセックスS.のどちらかですが、ヘンリー・セシル調教師は「まだどちらに行くと明言はできない」としています。
ロイヤルアスコット1日目の重賞
英G1クイーンアンステークス、キャンフォードクリフスが優勝、ゴルディコヴァは2着
英G1キングススタンドS.、地元プロヒビットが海外勢を抑えて優勝
英G2コヴェントリーS.、パワーが制覇
過去記事
フランケルが6馬身差圧勝、ドバウィゴールドが2着の英2000ギニー
ゾファニーは前走の愛G3バリコラスS.で重賞連勝中だった4歳牝馬ビウィッチドの2着
ウートンバセットが5着の仏2000ギニー
G2独2000ギニーはエクセレブレーションが7馬身差圧勝
ドバウィゴールドが2着の愛2000ギニー
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