2011年6月15日水曜日

セントジェームズパレスS.、フランケルが優勝、グランプリボスは8着(レース映像あり)

6月14日に行われた3歳牡馬マイルG1セントジェームズパレスステークスは、英2000ギニー勝ち馬フランケルが早め先頭に立つと、最後は脚が上がってましたが、ゾファニーらの追撃を何とか抑えきって優勝、7戦7勝、G1は3勝目です。

日本から遠征したグランプリボス(ミルコ・デムーロ騎乗)は、序盤はフランケルを馬群に閉じ込める形で、離して逃げるペースメイカーのリルーテッドを見る2番手を追走。600m付近でフランケルを前に行かすと、そのあとは徐々にポジションを落としていくだけで、7着から13馬身、1着から20馬身以上離された8着(9頭立て)に終わっています。

2着に最後方待機のゾファニー。3着に独2000ギニー勝ち馬エクセレブレイション。

英G1セントジェームズパレスステークスのレース映像(YouTube)。


セントジェームズパレスS.(St James's Palace Stakes)
2011年6月14日、イギリス・アスコット競馬場、芝1マイル
3歳牡馬、G1、9頭、Good To Soft、レース結果レース映像予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な勝ち鞍
1フランケル
Frankel
3牡
1.33倍
T.クウィリー1分39秒247戦【7-0-0-0】
英G1デューハーストS.(6頭)
2ゾファニー
Zoffany
3牡
21倍
R.ムーア3/48戦【5-1-1-1】
愛G1フェニックスS.(7頭)
3エクセレブレイション
Excelebration
3牡
11倍
A.カービー1・1/25戦【3-1-0-1】
独2000ギニー(11頭)
4ニーブラス
Neebras
3牡
51倍
L.デットーリ6戦【2-2-1-1】
英G2ジュライステークス(5頭)
5ドリームアヘッド
Dream Ahead
3牡
15倍
W.ビュイック3・1/44戦【3-0-0-1】
英G1ミドルパークS.(8頭)
6ドバウィゴールド
Dubawi Gold
3牡
13倍
R.ヒューズ811戦【4-3-0-4】
英愛2000ギニー2着
7ウートンバセット
Wootton Bassett
3牡
13倍
P.ハナガンハナ6戦【5-0-0-1】
仏G1ジャンリュックラガルデール賞
(9頭)
8グランプリボス
Grand Prix Boss
3牡
17倍
M.デムーロ138戦【4-0-1-3】
NHKマイルカップ(18頭)
9リルーティッド
Rerouted
3牡
67倍
M.ヒルズ158戦【2-1-2-3】
英G3タタソールS(7頭)


道中、グランプリボスのすぐ近くを走っていたドバウィゴールド(英愛2000ギニーで連続2着)が6着に敗れ、一方2着に入ったゾファニーと4着のニーブラスは後方からほぼ直線だけの競馬。3着エクセレブレイションもグランプリボスとドバウィゴールドから1、2馬身ほど後ろを追走しており、結局、英2000ギニーと同じように前にいた馬がフランケルの怪ペースにつぶされ、後ろの馬に有利な展開になったと言えなくもない。

勝ちタイムは 1分39秒24。この1時間前に行われた古馬マイルG1クイーンアンS.が 1分38秒38だから、日本に比べればずいぶん時計がかかる馬場(アスコットにしては速いが)だったのもグランプリボスには合わなかったでしょう。

フランケルの次走は10ハロンの英インターナショナルS.(ヨーク競馬場、芝10f88y、約2092m)、またはマイルのサセックスS.のどちらかですが、ヘンリー・セシル調教師は「まだどちらに行くと明言はできない」としています。


ロイヤルアスコット1日目の重賞
英G1クイーンアンステークス、キャンフォードクリフスが優勝、ゴルディコヴァは2着
英G1キングススタンドS.、地元プロヒビットが海外勢を抑えて優勝
英G2コヴェントリーS.、パワーが制覇

過去記事
フランケルが6馬身差圧勝、ドバウィゴールドが2着の英2000ギニー
ゾファニーは前走の愛G3バリコラスS.で重賞連勝中だった4歳牝馬ビウィッチドの2着
ウートンバセットが5着の仏2000ギニー
G2独2000ギニーはエクセレブレーションが7馬身差圧勝
ドバウィゴールドが2着の愛2000ギニー

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