2011年5月16日月曜日

仏2000ギニーはティンホースがG1初勝利、ディープインパクト産駒バロッチは6着

2011年5月15日にロンシャン競馬場・芝1600mで行われたフランス3歳牡馬クラシック第1冠、G1プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)は、ティンホース Tin Horse が優勝、これがG1初勝利です。父ディープインパクトということで注目されたバロッチ Barocci(クリストフ・スミヨン騎乗)は6着(1着から4~4.5馬身差ぐらい)でした。

仏2000ギニーの出走馬全頭の紹介(当ブログ記事)と全着順(フランスギャロップ)


ティンホースは昨年モルニ賞およびジャンリュックラガルデール賞と2歳G1で2着2回、今年初戦だった前走のフォンテーヌブロー賞では僅差3着でした。

2着は前走のG3ジェベル賞など仏G3で2着2回のハバナスモーカー Havane Smoker、3着にはグレードレース初出走のベノマス Venomousと比較的人気薄の2頭が2,3着。G1ジャンリュックラガルデール賞でティンホースに2・1/2馬身差をつけて勝ったウートンバセット Wootton Bassett は今年初出走が原因なのか5着に、バロッチの前走フォンテーヌブロー賞の勝ち馬グラスウェジアン Glaswegian は8着でした。

4着に入った Temps Au Temps(フランス語だと「タンオタン」という感じに読むっぽい)はバロッチと同じレースに2走続けて出走しており、バロッチが勝った準重賞オムニウム2世賞では5着、バロッチ4着のフォンテーヌブロー賞では10着とバロッチが2戦連続で先着していただけに、この馬よりは前でゴールできると思っていたのですが、短クビ+短クビ差だけ先着を許してしまいました。


バロッチの次走は不明ですが、6月5日のジョッケクルブ賞(仏ダービー、2100m)、6月14日のセントジェームズパレスS.(1600m)、7月14日のパリ大賞典(2400m)に登録があります。レース振りから距離を伸ばした方が良さそうにも見えるし、バロッチの母バステットはG1メルボルンカップ(3200m)勝ち馬マイトアンドパワーの半妹でもあり、血統的にも2100mの距離も持つか、むしろ向くかもしれないので、ぜひ仏ダービーに向かってほしいです。(セントジェームズパレスS.でフランケルおよびグランプリボスとの対決も見てみたいですが)


以下パリスターフに掲載されているレース画像です。レース映像は見つかったら紹介します。(あったので追加しました)



Poule d'Essai des Poulains - Paris Turf

上から順に1-5着までの勝負服、バロッチは水色の勝負服、白い帽子にシャドウロール装着馬です。スタートで後手を踏んで後ろから2番手の競馬。前にいた馬が1,2,5着なので後ろから行き過ぎたのが敗因でしょう。














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