2011年6月22日水曜日

米G1スティーヴンフォスターH.、初ダートのプールプレイがG1初優勝

6月18日に行われた米G1スティーヴンフォスターハンデキャップは、28戦目にして初ダート戦だった最低人気(単勝37倍)のプールプレイが4コーナー大外を最後方で回ると、直線だけで10頭を交わして優勝しました。

2番手追走のミッションインパジブルは勝利目前でしたがゴール直前で差し切られ2着に、途中から3番手追走のアパートが3着でした。逃げた1番人気のリーガルランサムは最下位に終わっています。

スティーヴンフォスターH.のレース映像。8番枠発走の最後方追走がプールプレイ。


プールプレイはレースキャリアのほとんどをカナダ・ウッドバイン競馬場のポリトラックで走り、近3走は芝の重賞で2着1回4着2回、前走は米G2エルクホーンS.で10頭立て2着。唯一のG1出走だった昨年3月のサンタアニタH.(ポリトラック)も14頭立て10着でした。スティーヴンフォスターH.は09年10月の加G3ダーラムカップS.以来、重賞12走ぶりの勝利です。

メナ騎手「今回が私にとって最も大きな勝利かもしれません。今回が私にとって2回目のG1勝利ですが、チャーチルダウンズは私の本拠地であり、そこでこの大レースを勝てたのだから1勝目より特別に感じます。」

マーク・カッセ調教師「始まりはパームメドウズのダートコースで調教を行ったときのことでした。(息子の?)ノーマンが私に『彼はダートがすごく合ってるよ!』と伝えてきたのです。そのときはダートのレースを使いませんでしたが、戻ってきてから、そのことについてもう一度考えてみました。そしてオーナーのビル・ファリッシュに電話をし、芝のレースを使うのも良いが、ここで行なわれる総賞金500万ドルのレース(BCクラシック)のことを考えると、ダートで走れるかどうか試してみても良いのではないか、と話したのです」

カッセ調教師はスティーヴンフォスターの9ハロンはちょっと距離が足らず、BCクラシックの10ハロンがベストであると考えているとのこと。次走はもしダートであれば8月6日の G1ホイットニーH.になるとのこと。

スティーヴンフォスターH.(Stephen Foster Handicap)
2011年6月18日、アメリカ・チャーチルダウンズ競馬場、ダート9ハロン
3歳以上、G1、11頭、レース結果レース映像予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1プールプレイ
Pool Play
6牡
37.6倍
M.メナ1分50秒5228戦【6-6-5-11】
加G3ダーラムカップS.1着(8頭)
2ミッションインパジブル
Mission Impazible
4牡
8.4倍
J.カステリャーノクビ11戦【3-4-2-2】
米G2ルイジアナダービー1着(11頭)
3アパート
Apart
4牡
6.3倍
J.ルパルー1・1/413戦【5-3-2-3】
米G3ウィリアムドナルド
シェイファーS.
1着(6頭)

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