2011年7月3日日曜日

英G1エクリプスS.、ソーユーシンクが凱旋門賞馬ワークフォースを下す

7月2日に行われた英G1エクリプスステークスは、昨年の凱旋門賞馬ワークフォースが残り800m付近で先頭に立つも、すぐ後ろをマークするように追走していたソーユーシンクが残り1ハロンあたりで並び、最後は1/2馬身差し切って優勝しました。5馬身離れた3着に昨年の2着馬スリプトラが、さらに3・3/4馬身はなされた4着に今年初出走のスノーフェアリー(昨年のエリザベス女王杯優勝)が入っています。

早めに先頭に立ってそのまま押し切りそうだったワークフォースも、きっちり差しきったソーユーシンクも強い競馬でした。スノーフェアリーは約7ヶ月ぶりの今年初戦というのも響いたかちょっと伸びなかったです。

ワークフォースとソーユーシンクは次走、7月23日のキングジョージに出走する可能性があります。ただしワークフォースのスタウト調教師は昨年の馬場がワークフォースにとって速過ぎるものであったことに懸念を示しています。また、ソーユーシンクは同じオブラエイン厩舎のセントニコラスアベイだけが出走する可能性もあり、どちらも流動的です。

また、秋はワークフォースは凱旋門賞が最大目標です。ソーユーシンクは凱旋門賞、ブリーダーズカップのほかに、2連覇中の豪G1コックスプレート(10月22日)も検討されていましたが、その場合、凱旋門賞とBC出走は厳しそうですが、検疫上の理由でコックスプレートは無さそうだという報道もあります


ちなみにエクリプスS.では、ソーユーシンクの単勝に4万ポンド(約520万円)を賭けた人物がいたとのこと

エクリプスステークスのレース映像。道中2番手につけるピンクの帽子がワークフォース、道中3番手の紫の帽子がソーユーシンクです。レース動画予備(YouTube)


ソーユーシンク2着、6馬身差の3着にスリプトラが入ったプリンスオブウェールズS.
ワークフォースの今年初戦、前走の英G3ブリガディアジェラードS.
スノーフェアリーが優勝、スリプトラが4馬身差11着だった昨年のG1香港カップ
ソーユーシンクの欧州G1初勝利(タターソールズゴールドカップ)

エクリプスステークス(Coral-Eclipse Stakes)
2011年7月2日、イギリス・サンダウン競馬場、芝芝10ハロン7ヤード(約2018m)
3歳以上、G1、5頭、Good、レース結果
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ソーユーシンク
So You Think
5牡
1.67倍
J.ヘファーナン2分04秒7716戦【11-3-1-1】
豪G1を5勝、英愛G1を1勝ずつ
2ワークフォース
Workforce
4牡
2.75倍
R.ムーア1/27戦【4-2-0-1】
英ダービー、凱旋門賞
3スリプトラ
Sri Putra
5牡
34倍
N.キャラン520戦【5-4-2-9】
グレードレース3勝

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