2011年8月28日日曜日

米G1キングスビショップS.、ケイレブスポッセがG1初勝利。ハナ差2着のアンクルモーは引退も?

8月27日に行われた米G1キングスビショップステークスは、G1ウッドメモリアルS.3着以来5ヶ月ぶりの復帰戦が注目されたアンクルモーが最後の直線でいったん抜け出しましたが、外から追い込んだゴール直前でケイレブスポッセがハナ差だけ差し切って優勝しました。

ケイレブスポッセは、前走のG2アムステルダムS.を4馬身差快勝してしました。これで重賞3勝目。G1は初勝利です。ベルモントS.で騎乗停止を食らったマラージ騎手が、そのときの被害騎手ヴェラスケスを差し切ったというのがオモシロイ。


アンクルモーはウッドメモリアルS.後に検査で肝臓に異常があることを示す数字が出て本命視されていたケンタッキーダービーなどを回避、今回が肝臓の感染症からの復帰戦で、しかも発走時に落鉄していたようです。このレース振りなら合格点でしょう。

ただしアンクルモーの次走は不明。オーナーは「つらい敗戦です。馬にとって正しい決断をしなければなりません。アンクルモーは私と友人、家族にとって特別な存在です。正しいことをする必要があります。このレースのあとでは何が正しいのか分かりません」「これが最後のレースになるとしても驚きはしません」と引退を匂わせる発言をしています。体調面でというより精神的に問題があるのではないかと疑っている(心配している)ようです。

2歳時は4戦して合計24馬身差、BCジュベナイルなど2歳G1を2勝。負けたのは明らかに体調に問題のあったウッドメモリアルと、それからの復帰戦である今回だけ。いま引退しても種牡馬としての価値はそれなりにあるでしょうが、それにしても結論を急ぎすぎているように感じるのですが・・・


2011年キングスビショップS.のレース映像。7番枠で4,5番手追走がアンクルモー、2番枠で最後方から競馬するのがケイレブスポッセです。


キングスビショップS.(Foxwoods King's Bishop Stakes)
2011年8月27日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート7ハロン
3歳、G1、8頭、レース結果レース動画予備
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ケイレブスポッセ
Caleb's Posse
3牡
6.9倍
R.マラージ1分21秒5914戦【7-2-1-4】
G3オハイオダービー1着
2アンクルモー
Uncle Mo
3牡
2.15倍
J.ヴェラスケスハナ6戦【4-1-1-0】
2歳G1を2勝
3ジャスティンフィリップ
Justin Phillip
3牡
35.25倍
R.ドミンゲス2・1/212戦【3-1-5-3】
ウッディースティーブンス
1着(G2)

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