2011年8月20日土曜日

ブラックホーク産駒ブラックアンドベントが豪グランドナショナルハードルを12馬身差圧勝。メルボルンカップ&中山大障害へ?

8月14日に行われたオーストラリア障害競走で最高賞金額を誇る「グランドナショナルハードル」をブラックアンドベント Black And Bent が12馬身差で圧勝しました。今後は11月の豪G1メルボルンカップ、12月のJ・G1中山大障害を目指すとのこと。

※グランドナショナルハードルはイギリスで行なわれるいわゆる「グランドナショナル」ではありません。

水色の帽子・勝負服がブラックアンドベント。
グランドナショナルハードルのレース映像 - BigPond Video


過去にメルボルンカップとグランドナショナルハードルを両方とも制覇したのは、オーストラリア競馬の殿堂入りしているマルア Malua 1頭のみのようで(それぞれ1884年、1888年に勝利)、123年ぶりのダブル制覇という偉業が期待されます。

ブラックアンドベントは、自身が09-10年度最優秀障害馬に選ばれており、また06-07年度、07-08年度と2シーズン連続でオーストラリアの最優秀障害馬に選ばれたサムアーベント Some Are Bentの半弟です。さらにスプリンターズステークスや安田記念を勝ったブラックホークの産駒であることもあり、日本からも応援したいですね(5代血統表)。


ブラックアンドベントの次走は8月28日の JJ Houlahan ハードルで、そのあとは R.M. Ansett Classic (2400m、10月1日)、または The Bart Cummings (2500m、10月2日)のどちらかの平地準重賞を使う予定です。

メルボルンカップはハンデキャップ競走で、トップハンデが57kgぐらい、最も軽い斤量は49kgと決められています。ブラックアンドベントは平地では上級条件での実績がほとんど無いため、上の2準重賞のどちらかを勝ってハンデを稼ぎ、自身の斤量が最低でも49kgラインを超えないとメルボルンカップには出られないかもしれない、という現状のようで必ず出走できるわけでは無いようです。

とりあえず準重賞の優勝を期待しましょう。

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