2012年5月7日月曜日

香港G1チャンピオンズマイルはエクステンションが2連覇。2,3着馬は安田記念に?

5月6日に行なわれた国際G1香港チャンピオンズマイル(芝1600m)は、内ラチ沿い3番手を先行したエクステンションが、残り1ハロンで前の馬の外に導かれると残り100mでぐっとと伸びて、昨年に続きこのレース2連覇を達成しました。ニュージーランドのリーディング騎手でまだ20歳ながら最多勝利記録も持つ J.マクドナルド騎手は香港G1初勝利。

2番手先行した昨年のG1香港スプリント勝ち馬ラッキーナインは3着。3番人気グロリアスデイズが外から追い込み2着に、2番人気アンビシャスドラゴンは内を突きましたが4着まで。

昨年のG1香港マイル2着馬で、前走ドバイデューティーフリーでは2着に4馬身差、5着エクステンションに5・3/4馬身差をつけて勝った英国馬シティースケープが1番人気に支持されましたが10着に敗れています。

昨年の香港マイル勝ち馬エイブルワンは逃げて5着。豪マイルG1勝ち馬キングスローズは1着から5・1/2馬身差の11着(ブラックキャビアのムーディー調教師が管理し、キャビアともにロイヤルアスコット遠征が計画されていますが、これだけ負けるとどうするんでしょう)。

各馬の区間ラップは次のリンク先で見れます。馬場差を考えても、今回が一番緩いペースだったでしょうか。チャンピオンズマイルは2年とも後傾ラップ、香港マイルは前傾ラップであるのがはっきりと分かります。

2011年チャンピオンズマイル
2011年香港マイル
2012年チャンピオンズマイル

レーシングポストによると、香港のマイル戦(チャンピオンズマイル、香港マイルの2戦のことでしょう)で外国馬が勝ったのは、2005年に日本のハットトリックが香港マイルを制したのが最後で、それ以降は香港馬が勝ち続けていると。


また安田記念に選出されている2着グロリアスデイズ、3着ラッキーナインの2頭は、レース後も安田記念に出走する可能性があると述べられています。

ラッキーナインは昨年スプリンターズS.などに来日してすでにおなじみ。前走のドバイゴールデンシャヒーンは3着。グロリアスデイズは2走前にローカルG1クイーンズシルヴァージュビリーカップ(芝1400m)でラッキーナインとアタマ差2着。前走のローカルG2チェアマンズトロフィー(芝1600m)はチャンピオンズマイル8着のアドミレーションから1/4馬身差2着に敗れていました。

2012年チャンピオンズマイルのレース映像。6番がエクステンション。


チャンピオンズマイル(BMW Champions Mile)
2012年5月6日、香港・シャティン競馬場、芝1600m
3歳以上、G1、14頭、Good、レース結果、総賞金1200万香港ドル
着順馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1エクステンション
Xtension
5牡
18.8倍
J.マクドナルド1分35秒2322戦【4-7-3-8】
G1香港マイル3着
2グロリアスデイズ
Glorious Days
4セン
6.6倍
F.コーツィー1/28戦【5-3-0-0】
重賞3戦連続2着
3ラッキーナイン
Lucky Nine
5セン
12倍
B.プレブル124戦【8-7-4-5】
香LG1クラシックマイル1着
香港スプリント1着

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