2012年8月28日火曜日

米G1パーソナルエンスンS.、軽斤量ラブアンドプライドがロイヤルデルタらを退けG1初勝利

8月26日に行われた米G1パーソナルエンスンS.(ダート9ハロン、3歳以上牝馬)は先頭にほぼ並ぶ2番手を先行したラブアンドプライドが最後の直線で抜け出すと、昨年の最優秀3歳牝馬ロイヤルデルタの追い上げを1/2馬身差凌いで優勝し、G1初勝利を挙げました。

5月の米G1オグデンフィップスS.1着以来の出走だったG1競走3勝馬イッツトリッキーはスタート直後に大きく躓いたものの何とか落馬せず、道中すぐに押し上げてロイヤルデルタの直後にポジションを取り、最終コーナー出口で最内を突いて見せ場を作りましたがロイヤルデルタに交わされて3着。


ラブアンドプライドは父エーピーインディ、母イルドフランス(G1サンタアニタオークス3着)、母の父ストームキャットという血統。2走前の米G3オービアS.(ダート9ハロン)を逃げ切って重賞初勝利。前走の米G2デラウェアH.(ダート10ハロン)も逃げましたが勝ったロイヤルデルタより約4kg軽い斤量で約10馬身差の4着に敗れていました。

今回はロイヤルデルタより約4.5kg(イッツトリッキーより4kg)とさらに軽い斤量でした。それよりも、コースが違うので単純に比較は出来ませんが、デラウェアH.より4ハロン通過地点で2秒、6ハロン通過地点で1.5秒近く遅いラップで進めたので最後まで粘り通せたのでしょう。

ラブアンドプライドのプレッチャー調教師は「これまでの彼女の最善のレースは逃げ馬を見る位置で競馬をしたときでした。今回はそうした位置につけることが出来ました」と述べています。それからうまく訳せないですが、考えがあってブリンカーを外したのも良かっただろうと。またロイヤルデルタのスミス騎手は「もう一度このレースに乗るなら前走のようにもう少し早く仕掛けたでしょう」と述べています。次走は不明。

2012年パーソナルエンスンS.のレース映像。


パーソナルエンスンハンディキャップ(Personal Ensign Handicap
2012年8月26日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート9ハロン
3歳以上牝馬、G1、6頭、レース結果(PDF)、総賞金60万ドル

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ラブアンドプライド
Love and Pride
4牝
11倍
J.ヴェラスケス
51.7kg
1分49秒2215戦【6-2-4-3】
重賞2勝目
2ロイヤルデルタ
Royal Delta
4牝
1.75倍
M.スミス
56.2kg
1/213戦【7-3-1-2】
G1BCレディースクラシック1着
3イッツトリッキー
It's Tricky
4牝
3.25倍
E.カストロ
55.8kg
113戦【8-3-1-1】
G1競走3勝

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