2012年8月14日火曜日

武豊騎手、フランス準重賞で吉田照哉氏所有の最低人気馬に乗り3着。勝己氏のバラダセールが仏初戦7着

武豊騎手がシャーガーカップ後の12日と13日にフランスで騎乗しました。騎乗成績は次のとおり。

月日 競馬場 - 距離 騎乗馬 着順/頭数 人気
8/12 ドーヴィル 8R AW1900m 条件戦 Negramaro 9着/15頭 12番人気
8/13 クレールフォンテーヌ 1R 芝1800m 条件戦 Ultra Appeal 11着以下
18頭
10番人気
同上 同上 4R 芝1800m 準重賞 Gypsy Highway 3/9頭 9番人気

13日の2レースはどちらも吉田照哉氏の所有馬。また12日の Negramaro は川田騎手が7月4日にAW2400m戦で騎乗して7番人気5着しています。


13日の第4レースは準重賞の"Prix Luth Enchantée"。4歳以上牝馬限定で、2012年3月以降に準重賞1着または重賞2,3着のある馬は出走不可という条件のレースです。出走馬のうち1頭は昨年9月に、1頭は今年1月に準重賞を勝っています。

武豊騎手が騎乗したジプシーハイウェイ Gypsy Highway は好スタートから逃げると途中で勝ち馬の Nid d'Amour に先頭を譲りましたが2番手で最後の直線に向き3着に粘っています。

ジプシーハイウェイは吉田照哉氏の生産所有馬で2010年に仏2歳G3ミエスク賞2着しました。2011年は12月に1走のみ。今年はすでに3走しており、2走前の条件戦でルメール騎手が騎乗して1年半年振りの通算2勝目を挙げていましたが、上のクラスに上がった前走の芝1850m戦に再びルメール騎手で出走すると8着に終わっていました。人気がないのは当然、ただ「復活」しても不思議ではない成績で、騎乗できたタイミングも良かったでしょう。

ちなみにこのレースの1番人気馬は昨年のアルゼンチン3歳牝馬2冠バラダセールで、C.スミヨン騎手が騎乗し、G2 UAEダービー6着以来の出走で7着でした。他馬より1.5kg重い斤量で出走しており、これは2011年1月以降に重賞勝ちがあるため規定により2kg増、南半球産のため0.5kg減ということかなと思います。

昨年11月に亜G1セレクシオン大賞(ダート2000m)11馬身差圧勝すると12月に吉田勝己氏が購入しています。芝のデビュー戦で負けたあとダートで5戦し無敗の5勝。重賞3勝含めいずれも楽勝・圧勝だった名牝を芝がメインのフランスで走らせる理由が分からなくて、アメリカのダートでいいじゃないかと思うのですが、勝己氏一流の考えがあるのでしょうか。

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