2013年6月20日木曜日

英G1プリンスオブウェールズS.、アルカジームがG1競走2連勝

6月19日に行われたプリンスオブウェールズS.(芝10ハロン、4歳以上)は、4番手追走した2番人気のアルカジームが逃げ粘るムカドラムをゴール直前で半馬身交わして、前走の愛G1タターソールズゴールドカップ(芝10.5ハロン、4歳以上)に続き重賞4連勝、G1競走2連勝(2勝目)を挙げました。

昨年の英G1ナッソーS.(9ハロン192ヤード、3歳以上牝馬)勝ち馬で紅一点のザフューグが今年初出走で3着。タターソールズゴールドカップでアルカジームの2着だった昨年の英2冠馬キャメロットが1番人気でしたが4着で連敗。5月の仏G1イスパーン賞(芝1850m、4歳以上)勝ち馬マキシオスは6着。レッドカドーは9着でした。


アルカジームは父ドバウィ、母カジーム(未勝利)、母の父ダルシャーンという血統のイギリス産馬。

昨年5月の英G2ジョッキークラブS.(芝12ハロン)を4馬身差で勝って重賞初勝利を挙げたものの、故障のため2012年はその1戦だけ。前々走4月の復帰戦、英G3ゴードンリチャードS.を勝ち、前述どおり愛G1タターソールズゴールドカップでG1初勝利を挙げていました。

ムカドラムとは僅差でしたが、3着は3馬身以上離していますし、ほんとに強くなりました。タターソールズGCの直後は次走について7月6日の英G1エクリプスS.(芝10ハロン)と表明されていましたから、次走はそれになるかもしれません。

追記:
チャールトン調教師は「ほとんどの人と同じように凱旋門賞に出走させたいと思っている。それを目標にするなら次走はキングジョージになるかもしれない」とレース後に述べています
追記ここまで

ちなみにムカドラムは前走英G3ブリガディアジェラードS.(芝10ハロン)で昨年の英ダービー2着馬を1/2馬身下して重賞初勝利を挙げていました。といっても昨年のロイヤルアスコットの英G2ターセナリーS.(芝10ハロン)は5馬身差4着に敗れているので、このメンバーでここまで粘るとは驚き。キャメロットのペースメーカーが内枠で出遅れて後方のままだったのは助かったでしょうけどね。

キャメロットはアルカジームの直後にいたのに突き放され、すぐ後ろを追走していたザフューグにも交わされてまだ本調子に無いのでしょうか。

2013年プリンスオブウェールズS.のレース映像。9番枠、白と青の勝負服がアルカジーム。


プリンスオブウェールズステークス(Prince of Wales´s Stakes)
2013年6月19日、イギリス・アスコット競馬場、芝10ハロン
4歳以上、G1、11頭、Good to Firm、レース結果、総賞金50万ポンド

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1アルカジーム
Al Kazeem
5牡
3.75倍
J.ドイル2分03秒1311戦【6-4-0-1】
重賞3連勝
2ムカドラム
Mukhadram
4牡
15倍
P.ハナガンクビ7戦【3-2-0-2】
前走重賞初勝利
3ザヒューグ
The Fugue
4牝
7.5倍
W.ビュイック3・1/49戦【3-2-3-1】
英オークス3着
4キャメロット
Camelot
4牡
3.5倍
J.オブライエン1/210戦【6-2-0-2】
G1競走3勝

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