エリザベス女王の所有馬がアスコットゴールドカップを勝つのはこれが初めてのことだそうです(キャメロン首相のツイート)。というか在位中の英国王の所有馬が勝つのは1807年の創設以来初めて、という意味ですね。1821年の勝ち馬 Banker は9年後の1830年に即位するウィリアム4世の所有馬で、1897年の Persimmon は4年後の1901年即位エドワード7世の所有馬だったという例はあるようです。
Ascot Gold Cup - Wikipedia, the free encyclopedia
Asked what it meant to train a Gold Cup winner for the Queen, the trainer said: 'It's a great honour and a tremendous thrill. We know how much she loves this game.'
女王など王室の皆さん大興奮の様子の写真たくさん。
エスティメイトは父モンズーン、母エバジヤ(愛G3で2着)、母の父ダルシャーンという血統。アガカーンスタッドの生産馬です。エリザベス女王とアガカーン殿下との間で所有馬の交換が行われ、そのときの1頭がエスティメイトだったとのこと。
エスティメイトの半姉エバディラ Ebadiyla は愛オークスと仏G1ロワイヤルオーク賞(3100m)の勝ち馬。また半兄エンゼリ Enzeli がアスコットゴールドカップ(20ハロン)の勝ち馬で長距離で素晴らしい成績の一族ですね。
昨年もロイヤルアスコットの英G3クイーンズヴァーズ(芝2マイル、3歳)を勝っています。また今年初戦だった前走の英G3サガロS.(芝2マイル)は1・3/4馬身差で勝っており、今回含め重賞3勝はいずれも牡馬相手かつ、アスコット競馬場での勝利です。
ちなみにクイーンズヴァーズ後にアスコット以外で出走した重賞2戦(14ハロンと14.5ハロン)は牝馬限定戦でどちらも3着に敗れていました。
2013年アスコットゴールドカップのレース映像。ゲート向かって左から4頭目、黒の帽子、赤の袖がエスティメイト。
アスコットゴールドカップ(Gold Cup)
2013年6月20日、イギリス・アスコット競馬場、芝20ハロン
4歳以上、G1、14頭、Good To Firm、レース結果、総賞金35万ポンド
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | エスティメイトEstimate | 4牝 4.5倍 | R.ムーア | 4分20秒62 | 7戦【4-0-2-1】 重賞3勝目 |
2 | シメノン Simenon | 6セン 6倍 | J.ムルタ | クビ | 30戦【6-3-5-16】 英G3で2着1回 |
3 | トップトリップ Top Trip | 4牡 8倍 | M.バルザローナ | 1 | 12戦【3-3-1-5】 仏G2勝ち |
0 件のコメント:
コメントを投稿