4月のG1ゴールデンスリッパー(芝1200m)2着で、前走G2マニフォールドS.(芝1600m)を勝っていたモシーンが2着。3着にここ2走アトランティックジュエルの2,3着だったシャーニーローズ。前走のG1フライトS.(芝1600m)を含む近3走が重賞3戦連続2着だったハロウェルベルは3番人気4着。母父サンデーサイレンスのニーリングは7着でした。
2011年G1豪1000ギニーのレース映像。後方3番手を追走する、濃紺の勝負服・帽子がアトランティックジュエル。
アトランティックジュエルの5代血統表。モシーンも父ファストネットロック(その父デインヒル)であり、さらに2頭とも母がサートリストラム、ヌレイエフ、ブラッシンググルームを持つという共通点があります。
豪1000ギニー(Schweppes Thousand Guineas)
2011年10月12日、オーストラリア・コーフィールド競馬場、芝1600m
3歳牝馬、G1、11頭、レース結果
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | アトランティックジュエル Atlantic Jewel | 3牝 1.7倍 | M.ロッド | 1分35秒86 | 4戦【4-0-0-0】 重賞初勝利 |
2 | モシーン Mosheen | 3牝 4.8倍 | D.ニコリック | 3 | 7戦【2-2-2-1】 |
3 | シャーニーローズ Sharnee Rose | 3牝 21倍 | D.ダン | 2・1/4 | 5戦【0-3-2-0】 重賞初出走 |
アトランティックジュエルは豪1000ギニーのあとG2ウェイクフルS.(芝2000m、レース映像)を7馬身差圧勝しましたが、翌30日、背中に張りが見つかり11月3日のG1クラウンオークス(芝2500m)は自重することになりました。秋(北半球の春)の復帰を目指すようです。
そのクラウンオークスは、豪1000ギニー2着の次走のG1マイヤークラシック(芝160m)6着に終わっていたモシーンがスタートから積極的に先手を取って逃げると、最後の直線で後続を9馬身突き放す圧勝でG1初勝利を挙げました。ウェイクフルS.3着で新G1サイアーズプロデュースS.(1400m)3着、豪G1フライトS.3着のドウェジャークイーンが1番人気2着。
2011年G1クラウンオークスのレース映像。
モシーンの母の半兄に 2004年の香港ダービー(2400m)勝ち馬ラッキーオーナーズ。またモシーンの祖母の半弟がマイトアンドパワー(中長距離G1を7勝)という血統なので、もともと能力の高さを見せていましたが、距離延長で本領発揮したような楽勝でした。
クラウンオークス(Crown Oaks)
2011年11月3日、オーストラリア・フレミントン競馬場、芝2500m
3歳牝馬、G1、11頭、レース結果
着順 | 馬名 | 性齢 オッズ | 騎手 | 着差 | 通算成績 主な成績 |
1 | モシーン Mosheen | 3牝 5.0倍 | D.ニコリック | 2分39秒39 | 9戦【3-2-2-2】 G1初勝利 |
2 | ドウェジャークイーン Dowager Queen | 3牝 3.5倍 | H.ボウマン | 9馬身 | 17戦【4-3-6-4】 G1で3着2回 |
3 | ローマジアコンダ Roma Giaconda | 3牝 26倍 | S.アーノルド | 1.3馬身 | 6戦【1-2-1-2】 G1フライトS.10頭立て5着 |
0 件のコメント:
コメントを投稿