2013年9月1日日曜日

米G1パーソナルエンスンH.、ロイヤルデルタが4馬身差逃げ切りでG1競走6勝目

8月25日に行われた米G1パーソナルエンスンH.(ダート9ハロン、3歳以上牝馬)は、昨年2着の1番人気ロイヤルデルタが2ハロン通過あたりで先頭に立つと危なげなく逃げ切って優勝し、G1連勝、G1競走6勝目を挙げました。

5月の米G1オグデンフィップスH.(ダート8.5ハロン)で1/2馬身差2着だったオーセンティシティーとさらに1馬身差3着だったセンタリングが2,3着に入っています。2走前に米G1アップルブロッサムH.(ダート8.5ハロン)を勝っていたオンファイアベイビーが3番人気4着。


ロイヤルデルタは父エンパイアメーカー、母デルタプリンセス(米G3を3勝)、母の父エーピーインディという血統。一昨年の米G1アラバマS.(ダート10ハロン)と米G1 BCレディースクラシック(以下ダート9ハロン)、昨年の米G1ベルデイム招待S.米G1 BCレディースクラシック、前走の米G1デラウェアH.(ダート10ハロン)などを勝ち、前走までで重賞9勝。

ただし昨年のこのレースは軽ハンデのラブアンドプライドを捕らえられず2着に敗れていました。

このあとは昨年と同じベルデイムS.からBCディスタフ(今年から元の名称に戻る)に向かうと。BCクラシックにも登録していますが、オーナーの希望はディスタフであると。勝てば史上初のディスタフ(レディースクラシック)3連覇。ちなみにルーカス師が85年から87年まで3頭で3連覇し、モット師が2010年のアンライヴァルドベルと昨年一昨年のロイヤルデルタで3連覇中で、今年も勝てば調教師としての連勝記録を更新です。


またベルデイムS.には、米G1ケンタッキーオークス(ダート10ハロン)、米G1 CCAオークス(ダート9ハロン)、米G1アラバマS.(ダート10ハロン、いずれも3歳牝馬)とG1を3連勝中のプリンセスオブシルマーが出走する可能性があります。プリンセスは3歳限定のコティリオンS.に向かう可能性もありますが、オーナーは「プレッチャー師に決定は任せるが、個人的にはベルデイムS.が良い」と述べているので、対戦の可能性は大きく、米牝馬ダート中距離路線の最強馬決定戦が見られるかもしれません。

なお、ロイヤルデルタの来年についてオーナーのレオン氏はBC後に決めると述べているだけで、今年で引退すると決まっているわけではないようです。

2013年パーソナルエンスンH.のレース映像。2番枠がロイヤルデルタ。



パーソナルエンスンハンディキャップ(Personal Ensign Handicap)
2013年8月25日、アメリカ・サラトガ競馬場、ダート9ハロン
3歳以上牝馬、G1、5頭、Fast、レース結果(PDF)、総賞金60万ドル124118114

馬名性齢
オッズ
騎手着差通算成績
主な成績
1ロイヤルデルタ
Royal Delta
5牝
1.55倍
M.スミス
56.2kg
1分48秒3420戦【12-4-1-3】
重賞10勝目
2オーセンティシティー
Authenticity
6牝
3.0倍
J.ヴェラスケス
53.5kg
4・1/210戦【4-4-1-1】
重賞2勝
3センタリング
Centring
5牝
15.5倍
J.カステリャーノ
51.7kg
1・3/412戦【2-4-2-4】
前走G1でロイヤルデルタの4着

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