2010年9月12日日曜日

愛セントレジャー、ポップロックは最下位

現地時間9月11日にアイルランド・カラ競馬場で行われたG1アイリッシュセントレジャーに、日本からアイルランドに移籍したポップロックが出走しましたが、8頭立て最下位に終わりました。

愛セントレジャーのレース映像は At The Racesで見れます(英語サイト、無料ですが要登録)。
2010年愛セントレジャーのレース映像 - At The Races
ポップロックが勝ったアイルランド初戦のレース動画 - At The Races
YouTube だとこちら。(すぐ消されるかも)

アイリッシュセントレジャー Irish St. Leger
カラ競馬場・芝14ハロン(約2800m)、3歳以上G1

着差はひとつ前の馬との着差です。
着順馬名英語名(血統表)騎手斤量(kg)着差
1サンズフロンティアズSans Frontieresペリエ(62.1)3分10秒30
2プロファウンドビューティProfound Beautyスマレン(60.8)3/4
3フライングクロスFlying Crossムルタ(57.1)1・3/4
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8ポップロックPop Rockベリー(62.1)27

ポップロックは1着から約50馬身差離された最下位に終わりました。道中は先頭から6-10馬身ほど離れた最後方を追走、直線手前でベリー騎手が仕掛け始めてもポップロックは反応せず、直後にベリー騎手がポップロックの左後肢の状態をうかがう様子を見せて追うのを止めました。

追記
以上があったのは右前脚で、浅屈腱炎だそうです。(参考
追記ここまで


勝ったサンズフロンティアズは、7月に芝12ハロンのG2プリンセスオブウェールズS.を勝って重賞初優勝すると、前走8月のG3ジェフリーフリーアS.(芝・約2670m)も勝って、愛セントレジャー前までグループレース2連勝中でした。3走前のG2ハードウィックS.(芝12ハロン、4着)で初めて芝2000m以上のレースを使ってから快進撃で、とんとん拍子でG1のタイトルを手にしました。

さらに距離延長となったこの舞台で、父ガリレオ(その父サドラーズウェルズ)×母父シャーリーハイツの欧州クラシックディスタンスを中心におなじみの配合が花開いた感があります。2着のプロファウンドビューティも母母父にサドラーズウェルズ、3着フライングクロスも父サドラーズウェルズで、また馬場状態(Yielding To Soft)を考えると、ポップロックは故障がなくてもあまり向かなかっただろうなと思います。


サンズフロンティアズはこの後、オーストラリアに遠征して、G1メルボルンカップへ向かう模様。メルボルンカップは2006年にデルタブルースとポップロックの日本馬2頭が1,2着したレースです。

ポップロックの故障の状態は不明。ベリー騎手が追うのを止めたといっても、ゴール板までの数百メートルは普通に走っていますから、それほど重い怪我ではないと思うのですが。

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