2010年9月13日月曜日

ヴィクトワールピサは4着、ニエル賞のレース結果

ヴィクトワールピサが出走したニエル賞のレース結果とレース映像です。

ニエル賞 Qatar Prix Niel
ロンシャン競馬場・芝2400m、3歳限定G2
現地時間9月12日午後3時15分、日本時間午後11時15分の発走

勝ったベカバッドは緑の(08年凱旋門賞馬ザルカヴァと同じ)勝負服。2着プラントゥールは道中2番手追走の白い帽子、青い勝負服。



着順馬番枠番馬名英語表記騎手着差
112ベカバッドBehkabadC.ルメール2分30秒80
236プランテュールPlanteurA.クラストゥス頭差
357キッドナッピングKidnappingC.スミヨン4馬身
473ヴィクトワールピサVictoire Pisa武豊4馬身
525シャマルガンShamalganI.メンディザバル3馬身
664アプレヴーAprès VousM.ギュイヨン大差
741ヴィヴレリーブレVivre LibreS.ファルジャ6馬身


勝ったベカバッドは仏ダービー(芝2100m)4着のあと、G1パリ大賞典(ロンシャン競馬場・芝2400m)でプランテュールに3/4馬身差をつけて快勝していた。今回のニエル賞ではプラントゥールに頭差と、実力は接近しているが、それでも2度続けて本番・凱旋門賞と同じ舞台のロンシャン・芝2400mで連勝したのは大きい。プランテュールも仏ダービー3馬身差2着、パリ大賞典2着、ニエル賞2着と惜敗続きだが、やはり本番でも警戒が必要でしょう。

仏ダービーが2100mに距離短縮された2005年、パリ大賞典は2000mから2400mに延長され、2006年の勝ち馬レイルリンクは、続くニエル賞、凱旋門賞を連勝している。


ヴィクトワールピサは直線に入ってから、先に抜け出したプランテュールとベカバッドに楽な手ごたえでほぼ並び、そのまま突き抜けるようにも見えたが、いざ追われてからあまり伸びず、さらにはキッドナッピングにも4馬身離されて4着でのゴール。武豊騎手は「走り自体はよかったと思うが、最後は息切れした。レース間隔が空いていたのと、環境の違いで馬がのんびりしていたかな」とレース後に語っています


凱旋門賞は過去10年で8頭の3歳牡馬が連対、うち6頭はニエル賞経由で、そのうちの5頭はニエル賞を勝って凱旋門賞に出走しています。残りの1頭であるバゴもニエル賞では1馬身差3着だったものの、その2走前に当時2000mだったパリ大賞典を優勝しており、ロンシャン中距離での実績は十分でした(ニエル賞の次走、凱旋門賞優勝)。ヴィクトワールピサにとってかなり不利な状況ですが、このデータを跳ね返して本番では優勝してくれるよう期待します。

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