ニエル賞 Qatar Prix Niel
ロンシャン競馬場・芝2400m、3歳限定G2
現地時間9月12日午後3時15分、日本時間午後11時15分の発走
勝ったベカバッドは緑の(08年凱旋門賞馬ザルカヴァと同じ)勝負服。2着プラントゥールは道中2番手追走の白い帽子、青い勝負服。
着順 | 馬番 | 枠番 | 馬名 | 英語表記 | 騎手 | 着差 |
1 | 1 | 2 | ベカバッド | Behkabad | C.ルメール | 2分30秒80 |
2 | 3 | 6 | プランテュール | Planteur | A.クラストゥス | 頭差 |
3 | 5 | 7 | キッドナッピング | Kidnapping | C.スミヨン | 4馬身 |
4 | 7 | 3 | ヴィクトワールピサ | Victoire Pisa | 武豊 | 4馬身 |
5 | 2 | 5 | シャマルガン | Shamalgan | I.メンディザバル | 3馬身 |
6 | 6 | 4 | アプレヴー | Après Vous | M.ギュイヨン | 大差 |
7 | 4 | 1 | ヴィヴレリーブレ | Vivre Libre | S.ファルジャ | 6馬身 |
勝ったベカバッドは仏ダービー(芝2100m)4着のあと、G1パリ大賞典(ロンシャン競馬場・芝2400m)でプランテュールに3/4馬身差をつけて快勝していた。今回のニエル賞ではプラントゥールに頭差と、実力は接近しているが、それでも2度続けて本番・凱旋門賞と同じ舞台のロンシャン・芝2400mで連勝したのは大きい。プランテュールも仏ダービー3馬身差2着、パリ大賞典2着、ニエル賞2着と惜敗続きだが、やはり本番でも警戒が必要でしょう。
仏ダービーが2100mに距離短縮された2005年、パリ大賞典は2000mから2400mに延長され、2006年の勝ち馬レイルリンクは、続くニエル賞、凱旋門賞を連勝している。
ヴィクトワールピサは直線に入ってから、先に抜け出したプランテュールとベカバッドに楽な手ごたえでほぼ並び、そのまま突き抜けるようにも見えたが、いざ追われてからあまり伸びず、さらにはキッドナッピングにも4馬身離されて4着でのゴール。武豊騎手は「走り自体はよかったと思うが、最後は息切れした。レース間隔が空いていたのと、環境の違いで馬がのんびりしていたかな」とレース後に語っています。
凱旋門賞は過去10年で8頭の3歳牡馬が連対、うち6頭はニエル賞経由で、そのうちの5頭はニエル賞を勝って凱旋門賞に出走しています。残りの1頭であるバゴもニエル賞では1馬身差3着だったものの、その2走前に当時2000mだったパリ大賞典を優勝しており、ロンシャン中距離での実績は十分でした(ニエル賞の次走、凱旋門賞優勝)。ヴィクトワールピサにとってかなり不利な状況ですが、このデータを跳ね返して本番では優勝してくれるよう期待します。
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