2010年9月10日金曜日

ヴィクトワールピサが走るニエル賞(ニエユ賞)の出走メンバー概略

日本の3歳牡馬ヴィクトワールピサが現地時間9月12日、フランス・ロンシャン競馬場で行われる3歳限定G2ニエル賞に出走します。ニエル賞は、10月3日に行われるG1凱旋門賞の前哨戦のひとつで、凱旋門賞と同コース・同距離で行われます。ヴィクトワールピサ以外の出走メンバーについて簡単に紹介します。

ベガバッド、プランテュール、ヴィクトワールピサの三つ巴ですね(ヴィクトが向こうの環境・馬場に適応できているなら)

凱旋門賞公式サイト(フランス語。英語選択可)
ニエル賞の出走表 - Paris Turf(フランス語)
ニエル賞の出走表 | Racing Post(英語)

ニエル賞 Qatar Prix Niel
ロンシャン競馬場・芝2400m
現地時間午後3時15分、日本時間午後11時15分の発走予定
ニエル賞・フォア賞はグリーンチャンネルで衛星生中継されます(JRAホームページ

ヴィクトワールピサ以外の成績はRacing Post などから。重賞(G1,G2,G3のグループレース)のみの成績です。馬名リンクは5代血統表へ移動します。
馬番枠番馬名G競走成績
41ヴィヴレリーブレ Vivre Libre2戦0勝
12ベカバッド Behkabad4戦3勝
73ヴィクトワールピサ Victoire Pisa
64アプレヴー Après Vous未出走
25シャマルガン Shamalgan6戦2着1回3着2回
36プランテュール Planteur3戦1勝2着2回
57キッドナッピング Kidnapping2戦3着1回


1番枠ヴィヴレリーブレはG1フランスダービー22頭立て最下位、G1パリ大賞9頭立て最下位とまったくふるわず。同馬主で6番枠プランテュールのペースメーカー。

2番枠ベカバッドは09年9月にマイルG3優勝、2010年5月に1800mのG3勝ち。フランスダービーこそ4着に敗れたが、G1パリ大賞(ロンシャン競馬場・芝2400m)に優勝しており、フランス3歳牡馬では凱旋門賞最有力。パリ大賞は重馬場での勝利だったから、良馬場でも好走できるか見極めたい。

3番ヴィクトワールピサはG1皐月賞優勝、G1日本ダービー3着。

4番枠アプレヴーは、7月29日仏・クレールフォンテーヌ競馬場の芝2400mを5馬身差で勝ったばかりの1戦1勝馬。馬主マイケル・テイバー、調教師アンドレ・ファーブル。

5番枠シャマルガンは、フランス2000ギニー3着、仏ダービー11着。前走7月の3歳G2ユージーンアダム賞(芝2000m)はクビ差2着。ただしこのメンバーではすこし厳しいか。

6番枠プランテュールは、4月にノアイユ賞勝ち。このとき2着のリワイルディングは3着に5馬身差をつけており、のちにG1英ダービー3着、G2グレートヴォルティジュールS.4馬身差快勝している。プランテュールはノアイユ賞後、フランスダービー3馬身差2着、パリ大賞ではベカバッドに3/4馬身差に迫る2着と好走している。

7番枠キッドナッピングは、過去6戦はイタリアのレースに出走。09年に2歳G3グイドベラルデリ賞(芝1800m)3着、2010年にG2イタリアダービー6着。かなり馬場の悪かった伊ダービーは除くと、過去3戦はいずれも準重賞(リステッド)に出走して、芝2000mを 2馬身差1着、芝2000mを 2・1/4馬身差1着、芝2400mを 3・1/2馬身差1着している。

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